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ランブルフィッシュ/ほろほろ鳥/怒髪天 DJ:BONG(FLOWER OF LIFE)
夏の終わりの十三に大きな花火が打ち上げられた。実に素晴らしきイベントであったと思う。祝!ランブルフィッシュ再復活!奇跡の復活劇と言っても過言ではないであろう。この復活劇に集まったメンツは全て彼等の15年以上前からの旧友である。
"BONG"のDJが会場を盛上げている最中、まず最初にステージに登場したのが"怒髪天"である。今回は事情がありシークレットゲストという形での参加となったが、そんな事は何のその、最初から最後まで一切手を抜くことのないステージングはやっぱり圧巻である。自分達の生きざまをそのまま鏡に映したかのような曲は、嘘が無い分ストレートに心に突き刺さる。正に男の中の男。こんなバンドがもっともっと世の中に受け入れられるべきだと心から思った。そんな事さえ感じさせる、あっと言う間の素晴らしいステージであった。
"BONG"のごきげんなDJが会場を和ませている最中、次に登場したのは"ほろほろ鳥"である。久しぶりとなるファンダンゴのステージで何を感じさせてくれるのか。演奏が始まるや否や、そんな気持ちは吹っ飛ばされた。独特で心地よいメロディーに上手くはめ込められた言葉の機関銃。あらゆる喜怒哀楽を歌にして客席にぶち込む。彼等特有のスタイルは崩れる事なく、ファンダンゴのステージにあった。唄と一言で言う事は簡単だが、これだけ唄という言葉が似合い、それを大切にしているバンドは他には無いのではないのか。そんな事さえ感じさせる、あっと言う間の素晴らしいステージであった。
"BONG"の強烈なDJが客席をあおっている最中、遂に登場した"ランブルフィッシュ"。強烈な音の塊が場内を駆け巡る。更に、その音の塊に輪をかけるように被さる佐治朝吉の歌。場内の空気が一変した。パッと音を出しただけで、全ての空気を変えてしまう。やはり凄い力を持ったバンドだ。全身全霊を込めて言葉の一つ一つを吐き出すボーカル、それに引けを取る事のないバックの演奏。ステージ上は勝負である。どちらが負けてもステージは成立しない。こんな本来基本的であろう事を思い出させてくれたステージであった。時には激しく誘導し、時には優しく手を差し伸べてくれ、昔のように"ランブルフィッシュ"は何時の間にか、僕らを至福の浜辺へと導いてくれていた。あっと言う間の一日が"BONG"の奏でる優しいDJと共に過ぎて行った。
このイベントは15年ぶりの同窓会的ライブだったのか?いや、そんな安物のイベントではなかった。たまたま15年の月日が経っただけで、強烈な3つの個性が必然的にぶつかりあった、素晴らしきロックなイベントであった事に間違いはない。これがロックであり、ライブというものであるのではなかったのか。全力で何事にも立ち向かっている人間の美しさを、目の当たりに感じる事の出来た、意味の有る一日であった。今後の各バンドの活動と「還ってきたヨッパライ vol.2」に乞う御期待あれ!
*ランブルフィッシュCD「LIVE AT FANDANGO 1990.12.14」ファンダンゴにて絶賛発売中!! |