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2000年、夏の終わりの十三にジョナサンがやって来た。彼は普段着のまま寿司を食いながら
商店街を徘徊し、その先々で襲い掛かって来るファンのサイン攻めにも笑顔で答えるなど、以前
ファンダンゴに来てくれた時のジョナサンと何ら変わっていない素顔の彼が再び僕の前に現れた。
初めてジョナサンを見たのは、思い起こせば10年程前になるだろうか、心斎橋のミューズホー
ルに来るという情報を聞き付けた我々ファンダンゴは急遽その日の営業を取り止めスタッフ全員
でミューズホールに乗り込んだのだった。ギターケースを片手にステージに立ったジョナサンは
ギターケースからゆっくりギターを取り出して歌い出した。まるで、僕の部屋にジョナサンが遊
びに来て目の前で歌ってくれている様な錯覚に陥りそうな位の小音ロックワールドに会場全員が
狂気したのだった。本当に素晴らしかった。終演後、我々は主催者である現SMASH WESTの南部
氏に抗議した。「何故、ファンダンゴでやってくれなかったのか?」と。その想いを受け取って
くれ97年には僕達の夢であったファンダンゴ公演が実現し、そして、今回再びファンダンゴの
ステージに立ったのであった。何度見ても最高だった。もう、そこにはベルベッツもモダンラバ
ーズもニューヨークも何もない。ただ、ステージで純粋に歌いまくるジョナサンがいるだけだ。
激しいアンコールが続く中、彼は口笛を吹きながら車に揺られて十三を後にしたのだった。
ジョナサン・リッチマン万歳!!!
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