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「ローリングストーンズがやって来る!場所は大阪ドーム、日程は2003年の3月20日と21日、料金は13200円。」 去年の年末に何かの雑誌でそのニュースを知った。実際の話、その時俺はそのニュースに何も感じなかったし、そんな事どうでもよかったのだった。 「ストーンズ行くん?」と誰に聞かれても「絶対に行けへん」と答えていたのも確かである。青春時代のアイドルであり、 ストーンズ関連のレコードや本やグッズを腐る程持っている大ストーンズファンの俺が、今回のツアーに何の興味も持たなかったのには理由があったのだ。 あれはストーンズ初来日の時の話である。俺等ストーンズファン4人で東京ドームまでストーンズを見に行くことになった。 ライブが始まるまでは、若気の至りもあり興奮興奮大興奮で他人の迷惑も考えずにギャーギャー騒いでいたのだが、客電が消えて「出て来るでぇ」 と誰かが言ったその瞬間、ストーンズがステージに現われた。背筋がゾ−ッとして倒れそうになった。 でも、俺の目に飛び込んで来たストーンズは鼻クソ位に小さくて、どれがミックでどれがキースかも分からない、そして音のタイムラグのひどさに、 曲が進むにつれて冷めていく自分を感じた。案の定、ライブ終了後の感想は「面白くない」だった。期待しすぎた俺がアホやったんや。 「もう2度とドームのコンサートへは行けへん」その時にそう心に誓ったのだ。 何故、そんな俺が今回の大阪ドームに行く事になったのか。 ある打ち上げの席でイグニッションレコードの真野君に「ストーンズ行くんやろ!」と誘われた。俺は悪夢の東京ドーム事件の話を真野君に説明して断ったのだが、 実は真野君も全く同じ経験をしていたのだった。真野君は俺に言った「アリーナで見たら絶対面白いって、それに面白いメンツ揃えてるがな」 俺は真野君の言葉を信じることにした。我らストーンズ部隊は、イグニッションの真野君、レイザ−ズエッジのケンちゃん、 フューチャ−ズの池田兄とヨーペー君、そして俺の5人で結成された。世界で1、2を争うロックバカばかりである。前もって、 俺達はストーンズを最高に楽しむために入念な打ち合わせを重ねた。ケンチャンと2人、徹夜でストーンズについて語り合う ローリングストーンズナイトも開催したし、俺としては準備万端で3月20日当日を迎えた。 待ち合わせは、JR大正駅に3時。俺等は気分を盛り上げる為に、駅前の王将にてギョーザとビールで前祝いをした。 5時半、ツアーグッズをゆっくりと吟味する為に、ほろ酔い気分で少し早めにドームへ向かう。ギンギンの夕日に包まれたドームまでの道のりは、 既にストーンズフリークで溢れていた。気分は最高潮である。グッズコーナーでは、まるで中学生が初めてコンサートに行った時のように 「あれがカッコええ、これがええ」とか言いながら、全員ガンガン金を使った。俺は素晴らしいツアーTシャツを手に入れた。 そして、いざ会場へ。更に興奮は高ぶる。俺等の席はアリーナの62列目である。席につくと再びビールで乾杯だ。 ほんで会場全体を見渡しながら「あれは何や!これは何や!1曲目は何か!」とまた盛り上がる。常に盛り上がりっぱなしである。 そんな時、俺等は目の前にあるサブステージを見つけてしまった。 ファンダンゴ位のそのサブステ ージから俺等までは、距離にして5メートルもない。「おっ!スーゲー!」もう、ギンギンのギンギラギンである。 その横で飲み過ぎたヨーペーが眠っていたりするのだが、それも全然ありである。さあ、客電が落ちて我らがストーンズの登場である。 背筋がゾクッとして頭がクラッとして、今にも気絶しそうになりながら「ウオッ〜オ〜」と大声で良く分からない声援を送っていた。 このまま、ライブの実況中継をしたいのだが、ここで止めておこう。というか、興奮しすぎてあまり詳しく覚えていない。 ただ、最高に楽しかった事と俺の目の前のサブステージでストーンズが俺の為に3曲演奏してくれた事と池田兄の頭上をキースのピックが飛んで行った事だけは、 ハッキリと覚えている。 ライブ終了後、大興奮のまま、夜明けまで俺等のストーンズについて語り合ったのは言うまでもない。 日頃考えているアホらしい事を全て吹き飛ばしてくれるような素晴らしいコンサートだった。そして、何事も楽しむ為には、 楽しみたいという純粋な気持ちが一番大切であることを再確認できたことを嬉しく思う。 皆さん!ファンダンゴに来る時は 「絶対に楽しむ」そういう気持ちでいつでも来て下さい。俺は、そんな君たちがファンダンゴに来てくれるのを、何時でも待っている。 最後に、俺をこのコンサートに誘ってくれた真野君、俺の気持ちを最大限にまで持ち上げてくれたケンチャン、池田兄、ヨーペー、 そしてローリングストーンズに多大な感謝の気持ちを送ります。 |
| (写真/俺のチケット 文/TSURU1"ROLLING"KTO) |
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