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吠えろ!ファンダンゴ!!
#58 帰って来たぞ!



  俺は帰って来た。俺のホームグラウンドに帰って来た。120日間の長旅を終え、大和川を越え、淀川を渡って、やっとの想いでファンダンゴに辿り着いた。 阪急電車も変わっていなかった、十三の町並みもほとんど変わってはいなかった、ファンダンゴの壁もステージもそのままだった。スタッフも笑顔で迎えてくれた。 だが、何かが違うのだ。それじゃあ、何が違うのか言ってみろ、と言われても答は出ない。ただ、俺の心臓はバクバクと唸っているし、 後頭部はズキズキと波打っているし、体はブルブルと小刻みに震えている。俺は興奮しているのか、それともビビッているのか、一体どうしてしまったんだろうか。 俺はしっかりと歩けているのか、しっかりと話せているのか、しっかりと存在しているのか。どうなのか。そこには、自問自答を繰り返しながら、 ファンダンゴのバーカウンターでビールを飲んでいる自分がいた。

俺のこの120日は何であったのだろうか。たかが120日。されど120日。一言で旅と言えても、一言で表現できるものではない。 それは、2泊3日の旅でも、5年の旅でも一緒である。ごく身近な社会から逃避して、全く別の社会に触れる事で何かを得る。それが旅である。そう、俺は思っている。 だから、俺がこの120日間で得たものを、どれだけ表現していけるのか。それが、これからの俺の仕事であり義務ではないのか。それなのに、 悠長にファンダンゴのバーカウンターで自問自答しているのは、ちょっと違う。俺は少し焦りすぎていたようだ。まずは、旅の疲れを落としてから、 ゆっくりと社会復帰すればよい。そうすれば、あのバクバクもズキズキもブルブルも少しは和らぐであろう。何事も急ぎ過ぎは良くないのだから。
早速、俺は旅の疲れを落とす為に行きつけの銭湯に飛び込んだ。ここも全然変わっていなかった。大風呂、露天風呂、ジェット風呂、電気風呂、サウナに水風呂。 人が少なかったせいもあって、体中を精一杯伸ばし、たまには声も上げたりして、気分は絶好調であった。それこそ、旅の疲れどころか、 この世の嫌な事全てが体中から抜けて行く感じすらした。「やっぱ、これやなぁ」俺は感動していた。さあ、そろそろ締めである。大人の銭湯は必ずと言っていい程、 最後は熱いサウナと冷たい水風呂で締めくくる。決して広いとは言えないサウナでも、一人で入っていると広々と感じるものである。 俺はポタポタと流れ落ちる汗を見送りながら、これからの事などをボンヤリと考えたりしていた。さあ、そろそろ限界と思った、その瞬間であった。 バタンとサウナの戸が勢い良く空いた。嫌な予感はしたのだが、一足遅かった。何と入って来たのは、体格の良いほぼ全身入れ墨の4人組であった。 困ったものである。すっかり、出口をふさがれている。頭がクラクラして、もう限界だ。こんな所で倒れるのは嫌だ。それならば勇気を出して、 水風呂に飛び込めばいいのではないのか。しかし、これはどう考えても、ここから脱出できる雰囲気ではない。彼等の話が盛り上がり過ぎているのだ。 こんな時に「スイマセン、通して下さい」なんて言って、彼等の話の腰を折ってしまうと、話の腰どころか俺の腰が折られてしまう。男は我慢である。 ついに「あ〜、熱っ!熱いわい!」兄貴分が叫び出した。よし、これで解放される。そう、思ったのもつかの間、また話が盛上がりだした。
「兄貴、サンフラワーって、煙突3本と4本やったら、どっちが高級か知ってまっか」
「そらあ、お前、3本の方やろ」
「ちゃいまんねん、4本でっせ」 「嘘つけぇ、証拠あるんかぁ」
「いやぁ、こないだ九州行った時、旅行会社の人間が言うてましてん。煙突4本の方はプールも付いとるし、部屋も豪華らしいでっせ」
「ほんまかいっ」
「兄貴、これからフェリーで九州行くんやったら、煙突4本のサンフラワーで行きなはれや」
すると、その兄貴分が俺に向かって、こう言った。 「そやて、兄ちゃん!」俺は最後の声を振り絞って、こう答えた。「今度、乗ってみます」と。その俺の答を聞こうともせずに、 4人組は大声で笑いながら水風呂に飛び込んだのだった。俺は薄れて行く記憶の中で、ボンヤリと彼等の派手な入れ墨を眺めながら、 再び自問自答を繰り返しているのだった。何が正しいのか、何が間違えなのか、俺は存在しているのか、サンフラワーの煙突は4本の方が高級なのか。 俺の旅はまだまだ続きそうです。
(写真& 文/ TSURU1 KTO)

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