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ウルトラ募集

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吠えろ!ファンダンゴ!!
#65 さらば!初代ファンダンゴの壁



  「おい!ツルイチ、久しぶりやのお!」
「うわぁ!兄ちゃん、どないしたん?」
「アホ!お前に会いに来たんやんけ!」
実に10年ぶり位の再会であった。 兄ちゃんとは母方の親戚で、今は大阪の門真で親父さんの後を継いで銭湯を営んでいる。確か、俺より5歳位年上やったように覚えている。 俺は、物心ついた頃から二十歳位までの間に、その兄ちゃんから様々な事を教わった記憶がある。よく、いじめられたのも確かだが、無理矢理タバコを教えてくれたり、 強引に酒を飲ましてくれたり、今から考えると信じられない様な女の子の口説き方を教えてくれたのも兄ちゃんだった。
そう言えば、俺がキャンディーズが好きな頃、 当時希薄であったパンクやニューウェーブのカセットテープを「これ、ええやろ!カッコええやろ!」と恐喝まがいに聞かせてくれたのも兄ちゃんだった。 そんな、俺の恩師のような兄ちゃんが、わざわざファンダンゴまで足を運んでくれたのだ。短い時間であったが、ファンダンゴのバーカウンターで酒を飲みながら、 俺等は昔話も交えながら色んな話をする事が出来た。
「無茶苦茶、活気があって、ええ所やのお」
「でも兄ちゃんの銭湯も相変わらず活気あるやろ」
「今はそうでもないでぇ。尼崎のオッチャンとこも、寝屋川のオッチャンとこも廃業したしなぁ。俺んとこは、まだ大丈夫やけど、この先どうなるか分からんぞ」
その言葉を聞いて、俺はショックだった。昔、あれほど薪割りや開店前の掃除や番台の仕事をサボって、オッチャンにガミガミ言われながらも、 しっかりと銭湯を継いだ二代目のセリフにしては安っぽすぎる。それを言ってしまえば、俺が兄ちゃんに学んだ事が水の泡になってしまうではないのか。 そして、良き日本の文化がまた一つ無くなってしまうのではないのか。

第2次世界対戦中、俺の母親家族は食うのに困り、故郷石川県を捨てて大阪にやって来た。 当時、銭湯は大忙しで、働き者の石川県人は必ずといっていいくらいに銭湯の下働きに就いたらしい。そんな母親家族も例に漏れず、銭湯を手伝っていたと聞く。 それから、何とか一軒の銭湯を任せられ、家族9人で必死に切り盛りできるようになった頃、母のお父ちゃんが薪を炊いている時、突然薪が爆発して亡くなったのだという。 一家の大黒柱を失ってしまった訳だ。母親のおかあちゃん、いわゆる俺の祖母はそれからというもの、必死の思いで7人の子供を育てた。 昭和30年代後半になると、そんな俺の母方の兄弟も成人し、母を除いて全員が関西各地で銭湯を営んでいくことになる。 「あんた、銭湯の仕事ってホンマに大変やで」これは、母が今だに俺に言う言葉である。現在、科学は進歩し、設備も良くなり、 銭湯の仕事も昔に比べて楽にはなったものの、その分廃業に追い込まれる銭湯も増えているという。誠に残念である。この殺伐とした現代社会に今一番大切なものは、 地域の人々が自然にコミュニケーションできる銭湯のような場所であると思うのだが。閉鎖的な個々の社会が尊重されていくであろうこれから先の未来に、 残していかなくてはならないものはたくさんあると思う。コミュニケートという観点から言えば、銭湯もライブハウスも同じであるから、尚かつ寂しい。

ここで突然ですが、重大発表をさせてもらおう。俺達ファンダンゴは、殺伐とした現代社会を何とかする為に生きていかなくてはならない。 俺達の使命である。ファンダンゴは生きていく為に外壁改装の工事をすることとなりました。よって、3/1〜3/31までの1ヶ月間休業させていただきます。 17年間ファンダンゴの看板としてガンバッテくれた壁画ともお別れとなります。寂しいですが、これからのファンダンゴを創っていくのに 必要不可欠なことなので分かって下さい。尚、4/1からは更にパワーアップした感じで、強引に皆さんにコミュニケートしていきますので期待しておいて下さい。

最後に、兄ちゃんの話に戻るが、帰り際に「お前、風呂行ったりしてんかぁ」と聞いてきたので、「当たり前やん!しょっちゅう行ってるわ」と答えたら、 「なぁ!銭湯って最高やろぉ、久しぶりにウチにも浸かりに来いや!」と自慢げに言ってくれたので、何だかホッとした。
(写真/さらば!初代ファンダンゴの壁 文/加藤鶴一)

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