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『7月26日未明、大阪狭山市の府道で、堺市の新聞販売店従業員、阪田さんが運転する軽トラックが民家に衝突した。阪田さんは頭を打ち、 病院に搬送されたが間もなく死亡した。』 先日、何の前触れもなく、突然にこの世を去ってしまった、僕の親友の死亡記事である。 「アホ〜、アホ〜、アホのサカタ〜。アホ〜、アホ〜、アホのサカタ。」僕が小学5年生の頃、絶大な人気を誇っていたコメディアン 坂田利夫の有名なキャッチコピーというかネタである。当時の僕達は、阪田がアホの坂田と名字が一緒だという単純な理由だけで、 そのセリフを必要以上に繰り返し、彼を虐めていた。阪田が泣きながら必死になって、僕らを追いかけ回していたのを、よく覚えている。 中学2年生になると、阪田は横浜銀蠅に影響を受けて、白いツナギの上にライダースの皮ジャンを羽織って、偉そうに近所の公園なんかをウロウロしていた。 僕が彼と本当に親しくなったのは、その頃である。ほとんど天涯孤独であった彼は、当時から一人暮らしをしていて、それに付け込んでか、 彼の家には年令や性別を問わず色々な人間が出入りしていたのだった。僕も例に漏れず、連日連夜のように入り浸ることとなった。 何故なら、そこには、それまで経験したことのなかった刺激的なものが、ゴロゴロと転がっていたからだ。あれから、何年通い続けたのだろうか。 ほんの数年であったが、僕にとっては、人生における大切な時間の大半を、阪田の家で阪田と過ごしたような気がする。 実際、あそこで、たくさんの人間に出会い、たくさんの経験をし、たくさんのロックを身に付けた。 あの若き多感な時期に、彼に出会わなければ、今の自分が無かったと言っても過言ではない。逆に考えてみると、もし彼に出会っていなければ、 今頃はどっかの大社長になって、世の中をブイブイ言わせていたかも知れない。今、僕がこのファンダンゴで不細工に吠えているのも、 あいつのせいであると言えよう。人はいつか死ぬ。それは仕方がないことだ。だからこそ、一瞬一瞬をどれだけ精一杯生きていけるかが全てであると思う。 7月26日の夜、僕は思った。阪田とともに経験し楽しんだ精神部分でのロックというものを、これからも更により多くの人達と楽しむことが出来れば、 それでええんじゃないかと。そこで、来る10月に大々的に開催させていただく「ファンダンゴ18周年記念イベント」を、 阪田はじめ今までお世話になった人々やこれから出会えるであろう人々と一緒に楽しむことが出来れば最高だと思う。 少し先の話になりますが、軽く宣伝させて下さい。現時点での出演決定バンドは、HAWAIIAN6、キャプテンストライダム、ワタナベイビー、 lostage、ミルクティース、the原爆オナニーズ、GARLIC BOYS、RAZORS EDGE、KING BROTHERS、髭、スクービードゥー、セカイイチ、 アナログフィッシュ、Bacon、IDOL PUNCH、赤犬、No Reglet Life、ダブルオー・テレサ、ザ50回転ズ、片山ブレイカーズ&ザ★ロケンローパーティ、 曽我部恵一バンド、THE NEATBEATS、Limited Express(has gone?)、VERMILION SANDS、R.O.M、DANSE MACABRE、RAPES、他となっています。 この後も続々決定するので、ホームページ、フライヤー、情報誌をチェックして下さい。更に、Tシャツ、パーカー、トートバック等 「ファンダンゴ18周年記念グッズ」も10月1日から発売しますので、色々な面で楽しみにしておいて下さい。 そろそろ、夏も終わりが近づいてきた。夏の終わりを俺達と楽しもうじゃないか!今月も強烈なラインナップが集結!是非とも、 ファンダンゴに足を運んで下さい。そして、ビールでも飲もうぜ! 今、ふっと、僕は阪田と夏の終わりの明け方に飲んだ、ほろ苦いビールの味を思い出した。 |
| (写真/2005年夏の終りに 文/加藤鶴一) |
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