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ウルトラ募集

with KUROSAKI

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吠えろ!ファンダンゴ!!
#77 真冬のドライブで得たもの



  今冬、軽くではあるが大阪に初めて雪が積もった真夜中2時頃の話である。地元の先輩であり、 ファンダンゴでも昔からお世話になっているバンドのR先輩から、突然電話が入った。
「今、メンバーのS君と一緒におるねんけどラーメン食いに行けへん?」僕も軽く十三で飲んで 帰宅するところだったので、調子よく「行きましょか」と答えた。ようやく待ち合わせ場所に着いて、 R先輩の機材車に乗り込ませてもらうと、助手席でカーステレオから流れる音楽に合わせてシャウトしている R先輩の姿があった。僕はそんなR先輩のいつ何時でも勉強熱心な一面に心を打たれながら「どこのラーメン行きます?」 と訪ねてみた。「俺らもミナミで飲んできた帰りで色々探しながらここに辿り着いた訳や。T店はパンチに欠けるし、 チェーン店Yはしょっちゅう食べてるし、S店はあっさりしすぎやろ。何処か旨いとこないかなあ?」 「じゃあ、とりあえず走りながら探してみましょか」僕らは免許を取り立ての若者のごとく、真冬の暗闇へと車を走らせた。
行くあてのないドライブの始まりである。「そういえば、あの辺りにラーメン屋ありましたよねえ」と言えば、 「じゃあS君、次の信号をUターンでヨロシク」などと指示があり、「そういえば、あそこにもあったなあ」と言えば、 S君は再び強引な車線変更やUターンをしなくてはならない。僕とR先輩は運転しないから言いたい放題なので、とても始末が悪い。 かと思えば、ラーメン屋探しなど忘れてしまい、カーステレオから流れる曲に合わせてエアーギター大会やシャウト大会が始まってしまう。 運転のS君は大変であるが、自分も負けじとハンドルをドラムセット代わりにしてエアードラムを叩いている。 僕にとっては新鮮なドライブだ。自然と話も弾んでしまう。走り出して小1時間、すっかりラーメンの事を忘れかけたその瞬間、 「アカン、この状態はやばい。みんな、今からラーメンの事だけを考えようや」とR先輩から一言でた。さすがはR先輩、 いつでも物事に流されることのないしっかりした精神の持ち主である。僕は頭の中をラーメンに切り替えた。それから数分後、 つい先程ラーメン宣言をしたR先輩が「おっ、かすうどんや!ここ旨いらしいでえ」と叫んだ。かすうどんは南大阪の名物で、 ホルモンを油で揚げた具がメインのうどんである。まあ、ラーメンもうどんも種類は違えど、麺類は麺類。僕とS君は快く 「行きましょう」と答えた。R先輩が勢いよく助手席から飛び出したまでは良かったのだが、主人が言うには時間切れの閉店であった。
僕達は何時になったらラーメンに辿り着けるのだろうか。午前3時、この時間じゃ開いてる店も限られてくる。 「しゃあない。チェーン店Yしかないやろ。S君ヨロシク!」R先輩の決断でY店で食べることになった。待望のラーメンである。 「ラーメンとライス大を下さい!」勢いよく注文したR先輩だが、店員さんから返ってきた言葉は「すいませ〜ん。ライス売切れなんですが」 だった。R先輩は「ほんなら、小便しながら外で注文考えますわ」と吐き捨てて、出口に向かった。 僕らはR先輩の後を追いかけて「ライスがそんなに重要なんですか?」と問うてみた。すると 「Y店はライスがメインで、ラーメンはサブメニューなんやで」と意味ありげな言葉が返ってきた。 「こうなったら、ちょっと遠いけどチェーン店Yのあそこやったら、ライス残ってるんちゃうか!行ってみよ!」いつの間にか、 ラーメンではなく、ライスを探すドライブへと主旨が変わったのである。R先輩はこだわりの男である。僕はそんなR先輩を尊敬している。
僕らを乗せた車は、あっさり目的であるチェーン店Yに到着した。自動ドアが開いた瞬間にR先輩は「ライス残ってますか?」 と店員さんに訪ねた。「ライス有りますよ!」店員さんは薄笑いを浮かべながら自慢げに答えた。僕らはライスとラーメンを各自注文した。 僕の心はライスが届くまでの間、ドキドキしまくっていた。R先輩に聞いても「ライスが来てからのお楽しみや」 と言うだけである。その時「お待たせしました〜」と声がした。何の変てつも無いライスとラーメン、 そして入れ放題のネギがテーブルに並んでいる。R先輩はいきなりレンゲでライスの中央部分に穴を掘り、 その穴にネギを山程乗せて、その上から醤油差しに入ったラーメンダレを適量かけて、物凄い勢いでネギライスを食べだした。
「これが答や。自分らもやってみぃ。旨いぞ」R先輩はその日一番の笑顔で僕らにアドバイスをくれたので、 僕もネギライスを作って食べてみた。無茶苦茶に旨かった。「このネギライス旨いですねぇ」と言うと、 「これはネギライスちゃうで、俺の名前を取ってR丼ぶりや」と答えてくれた。さすがはアイデアマンである。 それから僕らは見事な目的達成に満足して、再びエアーギターなど弾きながら、朝方の国道をぶっ飛ばして帰った。 その後、寝床で「R丼ぶり」の味を思い出しながら、R先輩の素晴らしさを噛み締め眠った。翌朝、目を覚ますとネギが2切れ、 何故か枕元に転がっていた。
(写真/25周年を迎える"HUCK FINN"店長の黒崎氏と。 文/加藤鶴一)

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