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ウルトラ募集

TURUICHI

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
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吠えろ!ファンダンゴ!!
#79 スプリングハズカム 



  春や。春や。春がやってきたでえ。なんて良い天気なんだろう。いつもはおどろおどろしい匂いを放っているこの十三の町並みが、 何故か今日はさわやかにさえ感じる。キラキラと輝いている。こんな清々しい気持ち気持ちをどのように表現すれば良いのだろう。 例えば、金剛山や阪急32番街のような高くて見晴しの良い所で「ウオッー」と叫びたい。そんな気分である。耳を澄ませば、 あちこちから「コンコンコン、ウィーン、ガンガン」と土木建築系の音が聞こえる。大きく息を吸い込めば、微かに土や木の匂いがする。 十三公園の桜に関しては「待ってました!」と言わんばかりに、つぼみを豪快に膨らませている。何て素晴らしい朝なんだ。 午前10時、僕はそんな清々しい気持ちを背負いながら、アスベストに覆われたファンダンゴの事務所でこの原稿を書いている。 普段の午前10時であれば、半分眠ったまま自宅で「痛快エブリデイ」か「ナルトモ」を眺めているのだが、 今日に限っては、あるバンドの前売チケット発売があったので、わざわざ早朝からこんな空気の悪い部屋にいるのである。 外はキラッキラッ輝いているというのに。

実は二日酔いである。昨晩、あるバンドの打ち上げで午前3時までキャーキャー騒いでいた。そろそろ御開きという時間になって、僕は考えた。 この時間に自宅まで帰るとなると、時間的に4時過ぎ、金銭的に4000円。それに明日は10時からチケットの販売があるから、 9時には自宅を出発しなくてはならない。そうなると、睡眠時間は4時間。まるでナポレオンである。ぼくはナポレオンではない。 一番確実なのは、ファンダンゴに泊まる作戦である。しかし、今の僕には寒く暗くジメジメした状況下で、一人ダンボールのベッドで眠るという 大道芸は持ち合わせていない。さあ、どうするか。そんな時、僕の目の前でギンギラギンに輝いている派手なネオンが、大きなアクションで僕を 呼んでいるのに気付いた。カプセルホテル「シャン」だ。そう、ファンダンゴから歩いて10秒の所にある、我ら庶民の味方カプセルホテル「シャン」さんだ。 サウナ、大浴場、パジャマ、歯ブラシ、タオルに朝飯、何から何まで込み込みの3000円ポッキリである。ここに泊まれば睡眠時間は6時間。 そしてチェックアウトが10時なので、必然的に10時のチケット発売には間に合うことになる。「よっ!太っ腹!」僕は迷わずチェックインした。
「ウワ〜、ウオ〜、あー気っ持ちえー」誰も居ない大浴場で叫んでみた。酔いも回って大名気分である。何だか、このまま眠るのがもったい無い気さえした。 しかし、男の朝は早い。僕はそんな気持ちに後ろ髪を引かれながらも眠ることに決めた。「グオ〜、グオ〜、ゴ〜」辺りはイビキの大合唱だ。 「おー、おー、眠っとるな。ぐっすり眠れよ、男たち」僕は十三で行き倒れてしまった男たちに、心の底からエールを贈った。 それにしてもうるさい。この状況で眠ることが出来るのだろうか。そんな心配は無用であった。ぐっすり眠っていたのだろう。
気がつけば掃除のおばさんがダミ声で、僕に語りかけていた。
「お兄ちゃん、ごめんね。そんなに怒らんといて」
「おはようございます。僕、怒ってました?」
「なんや、寝惚けてはったんやね。私が"時間ですよっ"て、声かけたら、"時間ですよって何やねん"って言うて、 その後しばらく"ごはんですよ"って大声で何回も言うてはったから」
「あー、すんませんでした」
最近、酔っぱらうと寝言が酷くて困っている。 例えば、一晩中大声で声が枯れるまで誰かに説教していたり、夢の中で作詞作曲したであろう「ステーキの歌」を何度も歌った挙げ句、 そんな自分の歌に感動して拍手をしていたり、先日も「俺は学生証や!」と何度も連呼する学生証宣言事件を起こしたばかりである。 そんなことはさておき、僕には男の仕事であるチケット発売という重要な任務がある為、少し迷惑をかけてしまったカプセルホテル「シャン」を後にした。
まだ昨日の酒が残っている僕は、気持ちを引き締める為、冷たい水で顔を洗い、顔面にビンタをして、チケットと釣り銭を準備し、チケットの販売場所に向かった。 「おー、おー、こんな朝早くから並んでくれているじゃないか」僕は感謝の気持ちを込めて「おっはようございます。お待たせしました!」 と爽やかな笑顔で発した。「2枚下さい」「はい、ありがとうございます。これチケットになります」お客さんに渡しかけたチケットをよく見ると、 年末ジャンボ宝くじのハズレ券だった。思わず笑ってしまったが、笑っているのは僕だけだった。男にはいろいろとあるものなのだ。 そんな僕の背中を春の太陽が照らしてくれていた。春やなあ。
(写真/文 加藤鶴一)

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