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ウルトラ募集

with KATAYAMA

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吠えろ!ファンダンゴ!!
#89 さよなら大阪



  突然、何の脈絡もなしに突拍子もない夢を見る事がある。夢を見るという事は、その夢につながる何らかの理由や原因がある場合がほとんどだが、 そんなものは無関係で、好きでもないのに無理矢理見せられた映画のような感じの夢がそれである。 この物語は、ある夜、久しぶりに実家に帰って、蟹にすき焼き、数の子に明太子、刺身類に激旨焼酎等、 信じられない程の高級食材を胃が破裂しそうな位に飲食しまくった後、ようやく辿り着いた我が家の寝床で、目を閉じながら見た映画のような夢の話である。

  時代はハッキリとしていない。過去なのか、未来なのか、現在なのかも分からない。 僕達の暮らしている大阪国は既に7割以上が壊滅しているにも関わらず、今だにそこら辺で火の手があがっている。 現時点でも、爆弾が飛び交い、車は至る所で爆発している。誰がこの国を攻撃し、何を起こそうとしているのか、 全く検討もつかない状態である。全てのメディアが閉ざされている為、何一つの情報も入ってこない。 行政機関に至っては全てお手上げ状態であるが、不思議な事に警察だけが動いている。 この壊滅しかけた大阪から逃げようとする人間を捕まえては、何らかの処罰を与えているのだ。 その処罰がどういうものなのかは分からないが、捕まってしまえば最後、殺されても仕方がない。 そんな状況の中、僕らは十三に構えた基地の中で息を潜めている。

「この大阪から逃げ出さなければならない」僕らは何人かの同志と30名程の子供を連れて、この大阪国から脱出する決意をした。 警察に捕まれば殺されるかもしれないが、こんな悲惨な状況下で戦い生きて行くよりは、逃げた方がましだ。一種の賭けである。 「決行は明晩の夜10時だ」その時間に淀川区のA小学校に集合ということになった。翌日、A小学校の給食室に50名程の人が集まった。 夜10時、出発の時が来た。監視用のヘリコプターが縦横無尽に飛び回っている。僕達は警察に見つからぬように、 息を潜めてゆっくりと闇夜の道を歩き出した。すっかり形を変えてしまった大阪の街を横目に、昔の街道沿いを北へ北へとひっそりと歩き続ける。 照明も信号もない道路は真っ暗である。月の明かりだけが頼りであった。 一晩歩き続けた僕達は、朝方に目的地であるB小学校に辿り着いた。
「まさか、ここまで来れたのは奇跡だ」僕達は少しの酒を飲み、 B小学校の体育館で仮眠を取ることにした。目を覚ましたら夜8時だった。出発は夜10時、まだまだ時間がある。 僕達は今晩歩くルートの再確認と役割分担を明確に話し合いながら、出発時間を待った。 出発時間が来ると、それぞれ荷物のチェックをして、再び闇夜の道をゆっくりと北へ歩き始めた。 相変わらず、崩壊してしまったビルや焼け落ちてしまった家々が散々と並ぶアスファルトの道を一歩一歩踏み締めて歩いている。 ふと思い出したように、通り過ぎて来た大阪国の中心街を振り返ると、今だに真っ赤に燃え上がっている。
「これから僕達はどうなるのだろうか」そんな事も思いながら、どれだけの距離を歩いたのだろうか。 明け方、四方を山々に囲まれた田園地帯の一本道を2列になって歩いていた。もう、ここまで来たら大丈夫だろう。 監視用のヘリコプターも飛んではいない。何と言う平和な景色なんだ。朝焼けで真っ赤に染まる山々、清々しい空気、 川のせせらぎ、鳥の元気な泣き声。行動を共にしている子供達もキャッキャッと騒いでいる。 こんな良き日本の大阪の風景が残っているのだ。まだ捨てたもんじゃない。しかし、僕達はここでゆっくりとする訳にはいかないのだ。 まだ見ぬ新天地に向けて歩かなければならない。僕達は更に北へ北へと歩き続けた。

最終目的地であった大きな川沿いのCホテルに到着したのは、朝8時位だっただろうか。
「ここまで来れば、絶対に大丈夫だ」あとは手配している船に乗って、今晩にでもこの荒れ果てた大阪国から脱出するだけだ。 全員体調も優れている、食料も十分だ。あたかも大成功に見えたこの脱出計画の成功を目前にした僕達は有頂天になっていた。 「明日の朝には自由で平和な新天地で新しい生活を始めれるのだ」僕達はこれでもかという位の祝杯をあげ、眠りにつこうとした。 その瞬間、Cホテルにピストルの音と共に怒号が鳴り響いた。「警察や!観念して床に伏せろ!逮捕する!」 その瞬間、何十人もの警察官が僕達を包囲しているのが分かった。僕のこめかみにもピストルが当てられている。

そこでドキドキしながら目が覚めた。何故、このような夢を見たのか。今だに分からない。 確かに、今日の大阪も十三も昨日のままである。僕達の生活も変わってはいない。ただ、僕達の目に見えない所で、 何らかが少しずつ変わり続けているのかも知れない。もしかして、この夢が正夢になる時がやってくるのだろうか。
(写真/文 加藤鶴一)

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