大阪のライブバー ファンダンゴ 音楽 ロック ギターのロゴ fandango pick-up live link english language link
cap gif. file link to Fandango schedule page cap gif. file link to Fandango information page cap gif. file link to Fandango links page link to fandnago GOODS page cap gif. file
cap gif. file link to Fandango pcik-up live page cap gif. file link to Fandango index page cap gif. file link to Fandango live report archives cap gif. file

ウルトラ募集

at DOUTONBORI

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい。


吠えろ!ファンダンゴ!!
#90 サンポリング



  冬らしい気象を今だに感じる事が出来ずに、ここ大阪は春を迎えようとしている。 今日も大阪はポカポカな陽気に包まれている。たまには、冬の凍えるような寒さを堪能してみたい とも思ったりするが、今日は違う。今日は仕事もなく、予定もない、全くの自由な1日だからである。 要するに、休日だ。こんな素敵な日に、雪が降ったり、雨が降ったり、風が強かったり、 寒かったりしては困る。だって、僕の大好きなサンポリングに出かけられないじゃないか。 ここで説明しておこう。サンポリングとは、散歩とサイクリングが融合された単語なのである。 なんて、自然に人に優しい言葉なのだろうか。言葉の響きも最高だ。 こんな天気の良い日に1日中、家で寝たきりになってしまうのは、情けない。 朝起きて、すぐに天候のチェックを済ました僕は、颯爽と自慢のママチャリに飛び乗って サンポリングに出かけたのだった。
ただ、サンポリングには危険が伴うこともある。車や信号の多い大嫌いな幹線道路を避けて通り、 町の細い道を縦横無尽に進むのだ。路地から路地へ、路地から路地へと。 「こんなに古い建物がまだ大阪にのこっているのか。こんな所に井戸があるで。 この長家は昭和初期やなあ。」とか、色々と想像を膨らませ、ジロジロ観察しながら進むのである。 その為、たまには不審な動きもしているのだろう。ある時は警察官から職務質問されたり、 ある時はタバコ屋のオヤジから自販機荒らしの疑いをかけられたりもする。 そういう危険性を踏まえた上で、今回のサンポリングのテーマは 「20年前に僕が住んでいた場所の現状を探る」に決めた。

まるで春のような陽気を背中に受けて、僕はゆっくりと走っている。
路地から路地へ、 町から町へ。通り1本隔てるたびに、町の景色が変わって行くのが面白い。 正午前、商店街は買い物客で溢れかえり、公園では子供らがはしゃぎ、 路地裏では年輩のおばさんが井戸端会議だ。この時間がこの町で最高に活気がある時間帯なのか。 かつて僕の地元であったこの町は、雰囲気的こそ当時とあまり変わってはいなかったが、 少し寂しく思えた点がいくつかあった。当時住んでいたアパートの隣にそびえていた 大きな屋敷が潰されていたのと、近所の銭湯が駐車場になっていたのと、 お世話になった安価な中華料理屋が廃業していた点である。非常に残念だ。 特に中華屋が残念だ。
「ラーメン250円、天津飯280円、ランチで480円」
そんな数々のメニューを、サンポリングしながら思い出してみた。なんて好意的な値段なのだ。 そして美味しかった。最高じゃないか。あんなに素晴らしい中華屋が消滅してしまうなんて。 理不尽だ。いきなり僕のお腹がグッーと鳴り響いた。もう昼過ぎだ。ランチタイムだ。 通りを見渡してみると、スーツ姿の人々がネクタイを緩めながら、飯屋の暖簾をくぐっている。 僕の口は明らかに中華料理の口になってしまっている。こうなると、サンポリングも何も なくなってしまっている。
僕はあの思い出の中華屋に近い雰囲気を持った店を探し、 チャリを走らせる。僕のママチャリが急ブレーキをかけたのは、それから20分後だった。 古臭い店構えに赤暖簾、そこには「中華料理"日の出食堂"」とある。
中華料理なのに日の出食堂。 素晴らしい。ラーメンも今どき300円だ。
これしかない。

店内では信じられない程の大音量でラジオ大阪が流れている。店員は二人。 恐らく親子で、ホールが母親、コックが息子であろう。僕はメニューの中でも一番高価な 中華ランチを注文した。死んだ魚の目をした母親は声も出さずに首を縦にふった。 そして、キッチンに行き、いかにも不潔そうな息子とヒソヒソ話している。 昼飯時だというのに、他の客は一人、天津麺を食べている。まあまあ美味しそうに食べている。 すると客が入って来た。
「おばちゃん、前の現場やけどミソラーメン3つ出来る?」
母親はやはり何も言わずに首を縦に動かした。「できるんかい!」という客の問いかけにようやく 「へい!」と言った。これで大丈夫かと思ったところに、僕のランチが届けられた。 モヤシ炒め、卵焼き、肉団子3個、白菜が1枚に大盛りの御飯。これがランチの内容である。
食べて美味しければ納得もいくが、これが不味い。モヤシ炒めは臭いし、卵焼きは気絶する程に塩辛い、 肉団子はパサパサ。こんなに不味いものを出す店が今でもあったのか。それが正直な感想であった。 僕の横でランチを食べているオヤジを観察してみたが、何の疑問も感じずに食べている。 僕の舌が狂っているのだろうか。それでも案外、お客がパラパラ訪れるのにもビックリした。 更にビックリした事は、お金を払って帰る時の「ありがとうございました!!」 という親子の叫び声である。本当に調子の良い店である。
店の外に出ると、 半分くらい食べ残したラーメン鉢が3つ並んでいた。それが少し気になったが、 こんな店も無くなってしまっては寂しいと感じた。
これやから、サンポリングは止められへんな。
(写真/大阪道頓堀にて 文/加藤鶴一)

DVD

2/2 live report 2/3 live report 2/14 live report 2/16 live report

スケジュール インフォ pick-up リンクス E-mail

Return to Top of page↑

Copyright(C) 1999-2007 Live-Bar Fandango. All rights reserved.
1-17-27 Juso-Honmachi
Yodogawa-ku
Osaka, Japan
call: 06-6308-1621
fax: 06-6301-1322
email: fandango@fandango-go.com