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20th本

ウルトラ募集

NABE
恐るべき豆乳鍋!!

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい。


吠えろ!ファンダンゴ!!
#100 鍋の向こうに見えたもの



  「冬は鍋に限る。」この季節になると決まって耳にする言葉であるが、世間一般の方々は、この言葉の本当の 意味を考えたことがあるのだろうか。よく考えてみれば簡単なことだが、「冬は鍋に限る」イコール「冬は鍋 以外食べない」という意味ではないのか。そこで、世間の人々が軽い気持ちで発してしまう、この単純な言葉 の奥底に潜んでいる深い意味を検証する為に、僕はある決意をした。世間の代表として、毎日鍋を食べるの だ!あの決意の瞬間から2ヶ月が過ぎようとしているが、この2ヶ月間一度も鍋を洗わず、具を継ぎ足し継ぎ 足し、たまには味を変えながらも、毎日鍋を食べている。こうなったら記録に挑戦だ。もう後戻りは出来な い。来年の春まで鍋を洗う事なく、鍋を食い続けてやる。例えるならば、老舗の鰻屋のタレみたいな感じであ ろうか。例え火事があっても地震が起きても、この鍋だけは持って逃げるのだ。

そんな鍋中心の生活を送っている僕の朝は、鍋に入れる具材の調達から始まる。まずは駅前のエース新鮮館ま で走る。時間にして10時30分、この時間になると賞味期限切れ寸前の野菜が店の片隅のワゴンに並ぶの だ。普段は100円から300円する商品がなんと30円から70円で手にはいるのだ。僕は数人のオバハン らと野菜争奪合戦を繰り広げる。エノキ、シイタケ、白菜、キャベツ、小松菜、ほうれん草、もやしにオクラ。 俺の鍋は何でもありだ。毎日、気分で具材を決める。野菜を手に入れるとエース新鮮館に用はない。エー スを後にして、イトーヨーカドーの地下食料品売り場に急ぐ。最近、新しく参入した肉屋が目当てだ。この肉 屋は11時くらいに、賞味期限切れ間近の商品に50%OFFシールをバシバシ貼っていく。何て魅力的なシー ルなんだろうか。僕は数人のオバハンに負けぬよう肉争奪合戦を繰り広げる。やっぱり鍋には鳥か豚やな。牛 は灰汁が出過ぎるので面倒臭い。朝のヨーカドーはこの肉屋以外はパンチがないので、これにて失礼。この時 点で納得のいく具材を納得のいく価格で手に入れる事が出来ていれば家路をたどるのだが、納得のいく買い物 が出来ていない場合はマルナカまで足を伸ばす。それでもダメな場合は最後の手段としてスーパー玉出だ。た だスーパー玉出まで行ってしまうと所要時間が2時間を超えかねないので、それはよっぽどの場合のみだ。朝 の貴重なこれだけの時間を買い物に費やすのはどんなものかと落ち込むこともあるが、それだけ鍋に情熱を注 ぎ込んでいる自分に感動したりもする。さて家に帰ると早速ガスコンロのスイッチをひねる。いわゆる点火で ある。そして、鍋が温まるまでに、その日ゲットした食材全てを男らしく切り刻み、煮えたぎる土鍋に投入す るのだ。あとはガムシャラに食べるだけである。そんな毎日を2ヶ月間続けていると、エース新鮮館では80 円以上使った事がないのに「おはようございます。今日もありがとうございます。」と親切に対応してくれ、 ヨーカドーではどこかの板前と勘違いされ「毎度!兄ちゃん、毎日精出るなあ。どこの店におるん?」と聞か れたりする。最近は自分でもそんな気分になってきて、カッコをつけて野菜などを吟味している自分に気付く ことがある。鍋が俺を変えていく。鍋が俺を支配する。鍋が大好きだ。何らかの理由で家に帰れなかった時なんかは、 鍋の事が心配でたまらなく胸が痛くなる。オー!鍋よ!お前は何て奴なんだ。いつも俺を困らせる。

この2ヶ月間の鍋生活で気付いた事がある。最初、水炊きから始まった鍋が、寄せ鍋、洋風鍋、豆乳鍋、粕 汁、味噌鍋、キムチ鍋というように味を変えているのだが、不思議な事に食べ続けているうちにまた水炊きに 戻る事が可能なのである。もちろん鍋は洗っていない。あとは、何を入れても成立するのだ。いわゆる、来る もの拒まず、去るもの追わずの世界である。何て神秘的な料理なんだろうか。僕はとんでもない世界に足を踏 み入れてしまったのかも知れない。それを考えると「冬は鍋に限る」なんて言えやしない。そんな安っぽく鍋 という言葉を使わないでほしいものだ。鍋はこの宇宙の象徴なんだ。人生に迷った者どもは、鍋に訪ねてみる べきだ。
大丈夫だよ、ベイビー。きっと答えは見つかるはずさ。

正午前、鍋から湧き出る湯気に囲まれながら、一人部屋の中で鍋をつついている。鍋の中で過激なモッシュを 繰り返している白菜の芯を眺めていると、ファンダンゴの20年間も永遠に続く鍋のようなものだなあと思っ た。この20年間にあらゆる具材が美味しい出汁を醸し出し、その度ごとに味が変わり、また新たな鍋に生ま れ変わる。具が無くなれば足せば良い。酷く不味い灰汁が出れば取り除けば良い。味が薄くなれば、何らかの 味付けをすれば良いのだ。僕らはみんなでワイワイ言いながら、永遠に終わる事のないファンダンゴという名 の鍋をつついているのかも知れない。そんな事を考えながら、ぼんやりと鍋を見つめていると、鍋の向こうで 手を振っているファンダンゴの受け付け嬢の245さんが見えたような気がした。
さあ、明日の鍋は何にしようか。            
(写真&文/加藤鶴一)

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