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20th本

ウルトラ募集

with Brother
初めてのパーマ

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吠えろ!ファンダンゴ!!
#103 初めてのパーマ



春の陽気に誘われるがまま、僕はただひたすらにブラブラと町を徘徊する。買い物でもなく、ウォーキングでもなく、 ただ春の訪れを、この五感で感じる為だけに、誘われるままに歩くのである。近所のドブ川ではボラの大集団が デモ行進をし、コタツから抜け出した猫は恋人探しに夢中になり、犬は日当たりの良いアスファルトで涎を垂れ 流しながら死んだように眠り、僕のマンションの至る所で鳩はクールに卵を温めている。花の香り、葉っぱの香り、 土の香り、水の香り、排気ガスの香り。町中が春の訪れを祝うかのように、ガヤガヤとしている。まるで、 お祭り騒ぎだ!!公園では、卒業式帰りの中学生がクラスメイトを集めて宴会をしている。やんちゃな男の子は、 カッコイイ変型の制服や特攻服に身を包み、最高のテンションで盛り上がっている。周りの女の子はそれに対して、 キャーキャーと過剰な反応で返している。真面目そうな子はブランコに揺られながら、4月から始まる新生活の事を 語っているのだろうか。3年間楽しかったね。皆と別れるのは辛いよね。これからも友達でいようね。 そんな感じが特攻服からも、ミニスカートからも、ブランコからも感じられる。実に羨ましい光景だ。 綺麗じゃないか。可愛いじゃないか。これが春なんだよ。

僕は高校を卒業した春、一大決心をしていたんだ。
「卒業したらパーマをあてる!」理由はいくつかあった。 高校自体が髪型に厳しかった事、僕の髪の毛が直毛で極太だった事、でも一番の理由は好きな女の子に アピールしたかったからである。僕はパーマをあてている親友に、ある程度リサーチしていた。
「パーマあてる時って、散髪屋に何て言うたらええん?」
「俺は今風のパーマって言うてるで。 まあ、アイドルの写真わざわざ持って行く奴もおるけどな。」
僕はどっちか迷ったが、今風のパーマでいく事に 決めた。さて目的地は行きつけの散髪屋である「理容イズミ」だ。ここのオッチャンには以前「兄ちゃん、 俺と一緒にスポーツ刈りのコンテストに出場してくれへんか?」とスカウトされた仲でもある。そんな僕の 直毛具合を気に入ってくれていたオッチャンには悪い気がしたが、僕は思いきって「今風のパーマ あてたいんやけど!」と勢い良く迫ってみた。オッチャンは一瞬唖然とした顔をしたものの、 冷静に「兄ちゃんみたいな髪質でパーマは止めといた方がええと思うけどなあ」と答えよった。 しかし、ここで引き下がれない。僕の長年の夢だったパーマ。決心はかなり堅かったんだ。 その気持ちが通じたのか、オッチャンは「かなり、きついめにあてなアカンけどなあ・・」と言いながらも、 セットを運んで来て、作業を始めた。僕は初めて匂うパーマ液の香りに頭がクラクラとしながらも、 生まれ変わるであろう自分の容姿に期待を膨らませながら、完成の時を待った。 「はい、お疲れさん!かなり、きついめにあてたから、今はこんな感じやけど、時間経ったら今風になるからな!」 自信満々のオッチャンの言葉に納得するしかなく、理容イズミを後にした。 すぐに、近所の公衆便所の鏡で自分の姿を再確認した。これはパンチパーマじゃないのか・・・。

それからしばらく、人目を避けるような生活を送っていたのだが、そんな僕を励ますつもりだったのか、 母親がいきなり「あんた、マッチーみたいな髪型やなあ」と言ってきた。「それを言うならマッチ(近藤雅彦)やろ!」 と突っ込みながらも、母親の優しさに触れたのだった。それからの僕のヘアーはパンチパーマから、 オバハンパーマを通り越して、「つのだ☆ひろ」や「子門真人」をも通り過ぎて、最後にはファンカデリックの一員に まで成長してしまった。そんな僕を憐れんでか、パーマの親友が「お前、俺の行ってる美容室を紹介したんで」と 言ってくれたので、2回目のパーマに挑戦する決意をした。何よりも「美容室」という新鮮な言葉の響きに惹かれた のだ。憧れの美容室。「次は成功間違いなしや!」しかし、期待は裏切られた。結局、初めてのパーマと同じレール を走る事になった。オバハンパーマを通り越し「ジェームスブラウン」や「ジョー山中」を通過して、 またもやファンカデリックの一員となってしまったのだった。更に、僕の味方だと思い込んでいた母親までもが 「もう、みっともないから止めとき!」と言う始末であった。

そんなこんなで、当時、好きだった女の子からも「何、そのパーマ、絶対ストレートの方がええって!」などと指摘を 受ける始末であった。そんな事、僕も分かっていたんだ。ただ、もっと僕を見て欲しかったんだ。結局、 そんな恋も実ることはなく、春はどこかへ行ってしまっていた。春とは嬉しくもあり、寂しい季節だ。特に、 ポカポカとして余りにも天気の良すぎた春の日の夕暮れは、何だかとっても寂しい気持ちになるなあ。 それがいいのかもな。ただ、何かを始めるには良い季節ですな。思いきって3回目のパーマに挑戦するの もええかもな。                 
(写真&文/加藤鶴一)

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