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20th本

ウルトラ募集

with poster
大感謝祭

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
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吠えろ!ファンダンゴ!!
#104 LOST IN THE SUPERMARKET



時間は待ってはくれない。そして、止まる事も知らない。ついさっきまで、あちこちで咲き乱れていた桜の花も、 いつの間にか散ってしまっている。桜はその素敵な花を咲かせる1年の中の1週間という短いステージを成功させる為に、 残りの時間をリハーサルの時間に費やしているのだ。パッと光って、パッと消えてしまうのだ。なんて潔いのだ。 美しいじゃないか。そんな桜の花ビラが散ってしまうのを見て、僕はいつも寂しい気持ちになる。 時に、僕は風に揺られて派手に散っている桜の花ビラを眺めながら、自分の人生に当てはめたりしながら、 物思いにふけることがある。この十三の片隅で20年近く過ごしているのだが、このままで良いのだろうか。いままで、 パッと光った事があったのだろうか。そして、潔く散ってしまえるのだろうか。そんな人生というものに、 一抹の不安を感じている時に、このフェスティバルへの参加を決めたのだった。 今年の桜が散る前に、何とか自分の脳裏にその美しさを焼きつけておきたい。その一心で町中を駆け巡っていた。 僕は携帯のカメラを片手に、自信を持って自慢気に咲いている桜、パラパラと花ビラを散らしながら、 この年の最後を未練がましく感じている桜、花見客を相手に熱演している桜などを激写している時に、 1枚の薄っぺらい両面刷りのフライヤーを手に入れた。そのフライヤーには3日後に開催されるフェスティバルの 詳細が事細かに掲載されていた。今まで、色んなフェスに参加した事はあったが、こんな感じのフェスは 経験してないなあと思いながら、少しでも人生経験になればという一心で、そのフェスへの参加をその場で 即決した。僕はそのフライヤーを大切にズボンの後ろポケットへしまった。それが事の発端だった。

フェスティバルの当日、町は何とか冷静さを保っていた。そう思ったのも束の間、会場に近付くに連れて、 その熱気が空気から伝わって来た。会場周辺まで来ると、自転車に子供を3人乗せた主婦、早足で会場に急ぐ老夫婦、 エコバッグをヒラヒラさせながら歩いている新婚さん、タバコを吹かしながら不機嫌そうに歩いている オジサン連中などがワンサカ集まって来ている。駐車場に続く道路には車の行列だ。
僕はその熱気に圧倒されながらも、足を運んだ意味があったと確信した。
このフェスティバルの名前は 『イトーヨーカドー、春の大感謝祭』だ。みんなの目当てのステージは何なんだろうか?僕の目当ては、 あの有名な「6Pチーズ100円」、大御所「赤たまご(ミックスサイズ)98円」、ルーキー「新キャベツ98円」、 お馴染み「ハナマルキ風味1番198円」、そして「キューリ1本20円」等である。オープン/スタートの9時まで、 あと少し時間があるのだが、入り口周辺は大変な人だかりである。あちこちで「早よ開け!押すな!先入りすな!」 などのクレームが飛び交っている。セキュリティーもてんてこ舞いだ。
ピッ、ピッ、ピー!時計の針が9時を指した瞬間、各入場門からダッシュで大勢の人間が地下食料品売り場に直行する。 僕の予想の範囲を遥かに超えた盛り上がりだ。カッコをつけて、ゆっくり地下に向かっていた僕は、 鬼の形相をしたオバハンに背中を突かれ「もお!どいてえやあ!」などと暴言を吐かれ、それに対して、 「すいません。通して下さいやろ。」と言い返す暇もなく、オバハンはライブ会場に消えてしまっていた。
凄まじいフェスに参加してしまった。これが最初の感想である。
その凄さはライブ会場に到着した瞬間に分かるのだった。
オープンして3分も経っていないのに「限定300点の6Pチーズの販売は終了しました!」という場内アナウンスが 鳴り響いたのだ。その瞬間、場内には無念のどよめきが響いた。それを切っ掛けに、更にオーディエンスが盛り上がった。 やばい!限定300のチーズが売り切れたら、限定500の玉子はどうなるんだ!
これはうっかりしていられない。 僕も玉子のステージに急いだ。
玉子ステージも散々たるものだった。
ショッピングカートをスケボーのように操るオバハン。
店員から無理矢理にでも玉子を奪おうとしてダイブしてるオッサン。
「あんたら、恥ずかしくないんか!ちゃんと並べや!」と叫んでいるオバハン。
場内のあらゆる所で喧嘩や将棋倒しが 起こっている。
挙げ句の果てにはには、人の買い物カゴからチーズを盗んだオッサンや買い物カゴそのものを 盗まれた人まで現われた。限定1人1品の商品も多い為、入り口からレジを中心にモッシュピットが出来上がってるし、 これだけ盛り上がっているイベントを体験したのは始めてかも知れない。 しかし、これだけ動員もあって盛り上がっているフェスだが、何かが足りない。それは笑顔だ。 みんながみんな、必死な顔をして商品を手に入れようとしているのだ。色々と勉強にはなったが、 僕は途中で冷めてしまって、結局は何も買わずに帰ってしまった。その反面、人間がより良い環境で生きていく為、 必死に戦っている姿を感じる事が出来たと思う。やはり、これも美しい姿なのか。 ただ、僕個人としては、ゆっくりと寝転びながら、桜の花ビラが散っていくのを見ている方が幸せだと感じた。

もしも、皆さんの家の近所でこのようなフェスティバルが開催される事があるのならば、 一度は参加してみるべきだと思います。しかし、その時はオープン前に足を運んで下さい。
(写真&文/加藤鶴一)

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