大阪のライブバー ファンダンゴ 音楽 ロック ギターのロゴ fandango pick-up live link english language link
cap gif. file link to Fandango schedule page cap gif. file link to Fandango information page cap gif. file link to Fandango links page link to fandnago GOODS page cap gif. file
cap gif. file link to Fandango pcik-up live page cap gif. file link to Fandango index page cap gif. file link to Fandango live report archives cap gif. file

20th本

ウルトラ募集

KOUYASAN
大雨の奥の院参道入り口にて

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい。


吠えろ!ファンダンゴ!!
#108 真夏の小旅行



「物の始まりが一ならば、国の始まりは大和の国、島の始まりは淡路の島、泥棒の始まりが石川の五右衛問な ら、助平の始まりが小平の義雄ときたもんだ!寄ってらっしゃい、見てらっしゃい!ケッコー毛だらけ猫灰だらけ、 お尻の回りはクソだらけ!黒い黒いは何見て分かる、色が黒くて貰い手無けりゃ、山の鳥は後家ばかり、 色が黒くて食いつきたいが、あたしゃ入れ歯で歯が立たないときやがった!どう?まかった数字がこれだけだい! 一声千円と言いたいが、八百、六百、ダメか?ようし!腹切ったつもりで五百でいいや!おい!持ってけ泥棒!!」 テレビの画面で寅さんが珍しく精を出して働いている。独特のテンポ良いリズムに、面白可笑しく言葉を乗せて、 客を引き付け、商品を売る。これは啖呵売(タンカバイ)と言われる、テキヤの商売の一つである。特にバナナ売りが 有名だが、僕の知る限りでは衣類に食品や流行りものの商品まで、何でも売っていたように覚えている。 僕が最後に見たのは、10年程前の今宮戎参道での包丁売りだった。最近、生で見れていないのが残念で仕方ない。

今年は、寅さんの「男はつらいよ」シリーズが40周年記念という事もあって、各地で地味に盛り上がっている。 僕もその一人で、知り合いの寅さんファンが集まって、寅さんについて徹夜で討論する「寅さん座談会」に参加表明を してしまっている。それで最近、昔のビデオを引っぱり出しては「男はつらいよ」を鑑賞しては、夜な夜な一人で 喜怒哀楽に浸っているのである。寅さんには憧れているが、寅さんには成りきれない自分は、永遠に寅さんの 大ファンなんだろうとも思う。冬は南の街で商売をして、桜の開花とともに北上して行き、夏は涼しい街で過ごし、 冬が近づくにつれ南下する。一見、自由気ままな感じはするが、一人で商売をしながら全国を渡り歩く訳なので、 想像を絶する程に過酷なはずである。これを考えると、一年中全国津々浦々をツアーで回っているミュージシャンと いうのは凄いなあと思う。そんな今日この頃である。

先日「高野山を楽しむ会」の有志6名で高野山に行って来た。南海難波駅に集合した僕達は、酒という名のガソリンを ぶらさげて、電車に飛び乗った。ビールを飲み干し、日本酒に切り替わった頃に、電車は山間部を走り出す。 右や左に大きくカーブしながら、ゆっくりとギィギィ音を奏でて進んでいる。景色は山山山、谷谷谷、そして清流が たまに顔を出し、遥か向こうには綺麗な段々畑が青く光っている。僕達は未だ見ぬ高野山を手元の資料で探りながら、 ワイワイガヤガヤと語っている。終点の極楽橋という厳つい名前の駅に到着する頃には、酔いも回って良い感じになっていた。 ここからケーブルカーに乗って、高野山駅に向かう事になっているのだが、そのケーブルカーを見た途端に目眩が走った。 酔いも回った。余りの急角度と頼り無い車両、そしてこの大人数を乗せて、これで大丈夫なのか?これでは、まるで ジェットコースターだ。僕は飛行機とジェットコースターだけは絶対乗らないように決めていたんだ。神様にお祈り しながら乗ったケーブルカーは時速10キロくらいのスピードで、ようやく高野山駅へと辿り着いた。オー、ジーザス、 サンキュー!いや、ここは世界遺産の高野山だ。仏様に感謝するべきなのか。

僕達は1200年の歴史がある世界遺産の高野山を精一杯に堪能していた。「この御堂は何年ものですよ」 「あっちの奴はもっと古いで」「この仏像はたまに十三の商店街歩いてるで」「この庭は絶妙やなあ」 「この資料館にある文化遺産の価値は70兆円やねんて」など、口々に勝手な事を言いながら楽しんでいる。 そんな高野山は僕達にとっても親切で、至る場所に灰皿はあるし酒も売っている。近頃の都会とは大違いで、 大人に優しい一大テーマパークである。あれだけ重要文化財があるのに感心したね。「よっしゃ!ええ時間になったし、 そろそろ奥の院を攻めましょか!」奥の院とは、終点に高野山を創った弘法大師がおり、そこまでの約2キロの参道の 両サイドに皇室、公家、大名、有名人など計20万以上の墓が立ち並び、戦国大名に関しては6割以上がここに 眠っていると言われている凄い場所である。僕達は最初からここを最終地点と決めていたのである。 言い換えるとメインイベントだ。「最後にガソリン入れときましょか!」酒屋に入って缶チューハイをゲットして、 参道の入り口でタバコを一服。それから喜び勇んで参道を進み始めた。「おっ、鶴田浩二や」「石田光成や」 「グリコの社長やで」などと楽しんでいる時に、空がゴロゴロと言い出した。そして、辺りは瞬く間に暗くなり、 ポツポツと雨が降り出した。「大丈夫!大丈夫!」そう言いながら、進んではみるものの、雨はひどくなるどころか、 雷雨になってしまった。僕達は樹齢何百年クラスの大木にしがみつきながら、雨が止むのを待ってはみたものの、 止む気配もなく。結局、全身がビチョビチョになり、仕方がないので雷雨の中を引き返す事にした。 遊び半分で神聖な場所に立ち入った為、バチが当たったのかも知れない。僕達は大きな課題を残して、 やむなく高野山を去る事となったのだ。恐るべし高野山、恐るべし奥の院。帰り道、達せられなかった悔しい 思いと水分を十分に吸い込んだ衣服と重い足を引きずって、電車に乗り込んだ。ビショ濡れの衣服に 電車のクーラーは辛すぎる。寒い。寒い。その辺にあるパンフレットや雑誌を身体に巻き付けたところで、 全く暖かくはならない。真夏にこんな寒い思いをしたのは初めてだ。最後は皆の唇が、プールに入り過ぎた 小学生並みに青くなっていたのが印象的な、真夏の小旅行だった。そして下界はというと、雨など降った形跡もなく、 いつも通りの生暖かい風が吹いているだけだった。寅さん、旅ってこんなもんですよね。     
(写真:瀧井豊治/文:加藤鶴一)

DVD

8/7 live report 8/14 live report 8/15 live report 8/23 live report

スケジュール インフォ pick-up リンクス E-mail

Return to Top of page↑

Copyright(C) 1999-2008 Live-Bar Fandango. All rights reserved.
1-17-27 Juso-Honmachi
Yodogawa-ku
Osaka, Japan
call: 06-6308-1621
fax: 050-5531-8402
email: fandango@fandango-go.com