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バンド募集

20th本

ウルトラ募集


FANDANGO NIGHT 2009~OKINAWA TOUR

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吠えろ!ファンダンゴ!!
#117 床屋先輩



例えば街角で、テレビ局やら新聞社にインタビューを受けるとする。「あなたの 趣味は何ですか?」と。俺は必ずこう答えるね。「え?、風呂屋に行く事で す!」と。それ程の風呂屋好きである。これを趣味と言って良いのか悪いのかは 分からないが、趣味は音楽を聞く事だとか、趣味は絵を描く事だとか、言ってい るのと同じレベルなので、それは良しとしよう。
仕事柄失格かも知れないが、現 在の音楽シーンやライブハウス事情について語るよりも、風呂屋の事について熱 く語りたいぐらいである。さて、風呂は風呂でも家の風呂ではない。俺が言って いるのは、銭湯やスーパー銭湯の事だ。ここ数年は、週1回休みの日に風呂屋へ 行く為に、残りの6日間を必死に働いている気にさえなっている。だって仕方が 無い、あれ程に気持ちの良いものが存在する事自体が罪なのだから。そんな感じ で、1年に1回は風呂屋話をここで書いているような気がするが、その辺は了承 願いたい。

今日も自転車を全力で走らせて20分位の所にあるスーパー銭湯に行って来た。 世間は豚インフルエンザに踊らされて元気が全く無かったが、それとは裏腹に銭 湯は活気に満ち溢れていたね。俺を始めとする「楽しみに来た感」たっぷりの人 間が既に自分のライブを楽しんでいる。俺はまずメインの風呂に浸かりながら、 そんな彼等一人一人の容姿や動きをじっくりと観察し、彼等にあだ名を付けてあ げるのだ。まずそこから、銭湯の楽しみが始まるのである。まあ、ここをライブ 会場と例えるならば、そのあだ名はバンド名という事になる。
今日の主要な出演 バンドは、電気風呂とマッサージ風呂をよぼよぼと往復している「坂田利夫」、 露天風呂に体半分浸かりながら同僚に永遠と説教をしている、ねじり鉢巻を巻い た「渡哲也」、色んな浴槽を偉そうに歩き回り、その態度も太々しいかなり巨漢 な「マツムラ」、ちょこっと浴槽に浸かってはすぐに露天の椅子に座っては青空 を眩しく見上げている「御隠居」と、まあ今日はこういった感じか。まあまあの メンツやな等と思いながら、体も温まったので、少し露天に出て御隠居を観察し ながら、体を冷やしてサウナでたっぷり汗を流そうかと思っていると、俺の前に 長い髪の毛を後ろで束ねたオッサンが現れた。
このオッサンは、俺がここに来る といつも居るオッサンで、以前から気になっている存在であり、その風貌と細か い仕草、そして月曜日に必ず現れるという事から「床屋」と名付けたオッサン だった。この床屋は俺と風呂の楽しみ方が似ていて、憎めないが、何となく鼻に 付く存在なのだ。俺自身、初めて遭遇した時から意識しているし、床屋も俺の事 をいつもチラチラ見ているような気がして仕方ない。そんな俺のライバルである 床屋が、今日もこのライブハウスに出てたのか。よ〜し、相手に申し分無しや。 今日は床屋を打ちのめす為に、俺は最高のライブをする事に決めた。
まずファーストステージはサウナや。俺はサウナ前にある水風呂に足だけ浸け て、床屋が来るのを待っていると、俺を横目に口笛を吹きながらサウナに入り よった。それに続いて、俺もサウナにインや。ここからが勝負の始まりだ。備え 付けのテレビには「笑っていいとも!」が映し出されている。さあ、汗が吹き出 して来たぞ。でも、ま〜だまだ。床屋も額から汗が落ちて来てる。ちょっと苦し そうな顔をしてるけど、奴はここからが強い。そんな事は俺が一番よく知ってる ぜ。よ〜し、次のコマーシャルまで我慢や。ちらっと、床屋を見ると、体をモジ モジさせとる。よし、この勝負貰ったで。しかし、コマーシャルが終わっても床 屋は動かない。くそっ、完全に俺に勝負を挑んでるな。負けたくない。負けたく ない。でも、俺は既にタモリの言葉さえも理解出来ない程の限界に達していた。 あかん。あかん。無理や。
屈辱だが、俺は床屋の横を通り抜け、水風呂にダイブ した。お〜、何という爽快感。気持ちえ〜。一気に体が引き締まったで。このま ま、この水風呂の中で息絶えても、後悔なんかせえへん。勝負に負けた?そんな もん、どうでもええ。気持ちえ〜。そう思った瞬間、ドッボ〜ンと誰かが俺のプー ルに飛び込んだ。それは床屋だった。何だか勝ち誇った感じで、カバのように水 を浴びとる。
くっそ〜、腹立つ。しかし、仕方がない。ファーストステージは俺 の負けとしよう。でも、ええ勝負やったやないか。まだまだ、これからや!それ からも、あらゆるステージで俺達は戦った。極限の精神力を武器に。塩サウナで は体が真っ白になる位に塩を擦り付けながら、マッサージ風呂では背中や腹が 真っ赤になる位まで、露天風呂では二人気絶しそうな顔をしながら、青空に伸び て行く飛行機雲を眺めたね。ステージとステージの合間は、水風呂で二人見つめ 合った事もあったな。
さすがは床屋、俺よりも良い顔をして楽しんでいたよ。多 分、君は俺より少し年上だけあって、風呂の楽しみ方を心得てるなあ。来週から は、床屋先輩と呼ばせてもらうよ。
おっと、もう夕方5時か。あれから5時間も経ったのか。今日も楽しみ過ぎた な。すっかり今日の勝負に満足してしまった俺が、脱衣所で少し大きめのトラン クスを跨いだ瞬間、遠くでボクサーパンツに足を掛けている男と目が合った。ま さしく、それは床屋先輩だった。彼がこっちを見て微笑んでいるように見えた が、それはどういう意味なのだろうか?
いや、そんな事はどうでもええ!5時間 も6時間も何してるんや!ええ大人が!
先輩、早よ帰りましょうや!!
(文:加藤鶴一)

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