大阪のライブバー ファンダンゴ 音楽 ロック ギターのロゴ fandango pick-up live link english language link
cap gif. file link to Fandango schedule page cap gif. file link to Fandango information page cap gif. file link to Fandango links page link to fandnago GOODS page cap gif. file
cap gif. file link to Fandango pcik-up live page cap gif. file link to Fandango index page cap gif. file link to Fandango live report archives cap gif. file

バンド募集

20th本

ウルトラ募集

JUSO PARK
十三公園の石のベンチ。天気と気分がいい日は、
ここに座って80円の缶チューハイを飲んだりする。
春になると桜に囲まれながら、
昼寝も出来る。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#138 レコードプレイヤー



先週は大雪が降ったばかりだというのに、今週に入ってからの大阪は打って変わって、 ここ数日間春のような穏やかな気候に包まれている。そういえば早いもので、 暦はもう2月から3月に代わろうとしている。そんな心地よい気候のせいも少しは あるかもしれないが、ここ数日の僕はすこぶる気分が良い。ちょっと前までは 心身共にあまり調子が優れなかったのだが、全て吹き飛んでしまった。 そのせいで昨日なんて、あまりにもにも天気が良くて、あまりにも気分が良くて、 そのままファンダンゴに行くのがもったいないので、十三公園にわざわざ寄り道までして、 80円の缶チューハイを2本も空けてしまった。木漏れ日に包まれた十三公園、 すこぶる気持ちよかったね。まだまだ飲みたかった気もするが、 ここ最近は非常に気分が良いもので、この気分が持続する程度で大人しく引き上げたね。 そもそも、何でこんなに気分が良いかと言うと、それにはここ最近の 小春日和以外の要因がある。実は、僕の家で10年間動かずに眠っていた レコードプレイヤーが、先日ようやく息を吹き返したのです。 要するに、我が家で再びアナログレコードが聞けるようになったのです。 だからダラダラ飲んでいる暇もないのです。

ある年の冬、僕の家にたくさんの友達を呼んで、酒を酌み交わしたり、 鍋を突いたりの、いわゆる大宴会を開催していた。そんな大宴会も、 最初は大人数で飲めや歌えでワイワイ騒がしくするも、 次第に一人減り二人減りして、終盤にもなってくると数人でボソボソと 寂しく語りだすようになり、ついに最後には二、三人となり、 その頃にはすっかり話す事もなくなってくるものである。 そんな時の場を繋ぐのに必ず登場するのが音楽である。あの時の僕らも そんな感じだった。宴会も最終局面を迎え、最後に残った友達と二人で 仲良くレコードを聴きながら、チビチビと焼酎を煽っていた。 すると、どちらともなく「何か寂しいなあ。」「もっと盛り上がるレコード聴こうや。」 などと言い出し、盛り上がる為には何が効果的かを話し合った結果、 結局ターンテーブルに載ったのは、ラモーンズやセックスピストルズであった。 それが間違いの始まりだった。深夜という事もあり、一曲目二曲目はステレオの ボリュームも最小限まで絞って、尚かつ修学旅行の夜のようなヒソヒソ話で こじんまりと盛り上がってはいたものの、A面が終わりレコードを裏返して B面がスタートした頃には、知らぬ間にボリュームも上がっており、 挙げ句の果てには肩を組んでの大合唱。その後は、逆立ちをしたり、 相撲を取ったり、モッシュをしたりで、最後はレコードプレイヤーめがけての ダイブで宴会の幕を閉じた始末であった。翌朝、まだまだ酔った感じで目を覚まし、 恐る恐る部屋中を見渡してみた。そこには酒ビン、食べさしの菓子袋、 よくわからない紙くず、何枚ものレコードジャケットが、乱雑に転がっている。 そしてその中央に、無惨で残念な状態のレコードプレイヤーが、 悲しそうな顔をして横たわっていたのだった。プレイヤーは完全に壊れていた。 それから何度か修理にチャレンジはしてみたものの、結局うまく動き出す事はなく、 最後にはすっかりあきらめて、最初から無かったものと思い込んで押し入れに仕舞い込んだ。

あの一件以来、家であまり音楽を聴かなくなった。たまにCDを聴いたりはしてみても、 何だか深くのめり込めないのである。しかし、レコードプレイヤーに対する未練は 年々積み重なってくるもので、その現れなのか何度も何度もレコードプレイヤーに 針を落とす夢を見てきたものである。ある時なんて、ジョンレノンが僕の夢枕に 立って呟いた事もあった。「今ある困難な状況を捨てて得た自由なんて、 そんなものは本物の自由なんかじゃないんだ。君はレコードプレイヤーを 直す事から始めなさい。」ある時はボブディランが夢枕で呟いた。 「出来る事はしなくちゃならない。しなきゃならない事をするだけだ。 そして、僕のレコードを聴きなさい。」そんな重要なアドバイスも聞き流しつつ、 レコードプレイヤーのない10年を過ごしてきたのだが、ここ最近頻繁に この手の夢を見るようになっていた。そしてつい先日の事、 またレコードプレイヤーに針を落とす夢で目覚めたのだが、それが余りにもリアルだったので、 これは天からのお告げだと思い込み、早速押し入れから眠っていたプレイヤーを 引っぱり出してきた。そして、その取り扱い説明書を見ながら奮闘してみると、 これが不思議な事でわずか20分で復活の兆しが見えた。あとはレコード針である。 天気が良かったので、日本橋の電気屋街まで出かけ、シマ電気の店員さんに あれこれと質問して、ようやくレコード針を手に入れたのだった。家に帰って早速、 ドキドキしながらレコード針を装着してみた。キラキラ光るこの針の先から 何が飛び出してくるのだろうか。そんな期待と不安の中、プイレイヤーの スイッチをオンにして、ターンテーブルを回す。回るは回る。クルクル回る。 レコードはセックスピストルズ。さあ、これからは最終段階。 あの夢にまで出てきた、針を落とす瞬間である。微妙に震える指先を 落ち着かせながらライドオン!「ジャジャジャーン!ジャジャジャーン! ドカドカ!ドカドカ!」微かなノイズと共に大きな音がスピーカーから流れ出した。 僕の愛するプレイヤーが息を吹き返した瞬間である。

それからというもの、毎日毎日レコードばっかり聴いている。 あれだけ惰性で見ていたテレビも見なくなり、その代わりにレコードジャケットや 歌詞カードを見ながら、レコードを聴いている。うっすら埃の溜まった レコード棚から1枚1枚レコードを取り出してはジャケットを眺め、 その時の感覚で聴きたいレコードをターンテーブルに載せるのだ。 こんなブルジョアで貴族的な生活があったのか。レコードのある生活。 これからはレコードの時代がやってくるという事を確信しつつ、 今もレコードを聴いている。このレコードの趣き深さよ。アナログ時代の先人達は、 この一枚のレコードを通して、何を表現していたのだろうか、 何を訴えかけているのだろうか。そんな事を考えながら聴いていると尚面白い。 たった片面23分である。両面でも46分である。数字で見ると短い時間ではあるが、 そこに詰められた内容の濃さは、時間の感覚さえ忘れさせてしまう。 それ位に、一つ一つの作品がしっかり作られているような気がする。 レコードは重いし、大きいし、持ち運びにも不便だ。そんなものは当たり前である。 こんなに内容の詰まった作品が、軽い訳なんてないし、小さい訳もないし、 簡単に持ち運べる訳もない。その位に価値のあるものなのだ。それだけ意味のあるものなのだ。 あまりの嬉しさに少し喋りすぎたみたいだが、要するにアナログレコードが 家で聴けるようになって楽しいだけなのです。天気予報では明日も 暖かいみたいなので、レコードを買いに行く事にしよう 。明日のテーマは、ジャケ買いやな。
(文:加藤鶴一)

2/6 live report 2/7 live report 2/11 live report 2/22 live report

スケジュール インフォ pick-up リンクス E-mail

Return to Top of page↑

Copyright(C) 1999-2050 Live-Bar Fandango. All rights reserved.
1-17-27 Juso-Honmachi
Yodogawa-ku
Osaka, Japan
call: 06-6308-1621
fax: 050-5531-8402
email: fandango@fandango-go.com