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バンド募集

20th本

ウルトラ募集

at FUKUSHIMA
『支援物資を届けてきました!/福島県南相馬市にて』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#145 NO NUKES!



3月11日に想像を絶するような巨大地震が東北地方を襲った。地震は地面を揺らすだけでなく、前代未聞の 大津波を引き起こし、町中を一気に飲み込んだ。しかし、それだけじゃ物足りず、福島県の原子力発電所を 全て破壊してしまった。東北大震災によって、たくさんの命が奪われ、たくさんの心が奪われ、たくさんの 物が奪われた。そして、それは今も続いている。僕は1995年の阪神大震災を経験して、あんなに悲惨な状況 を見たのは初めてだったが、今回の震災はあれを遥かに上回る被害である事は間違いない。特に天災とは 絶対に言えない福島原発の問題に関しては、今だに出口が見つかっていない。被害は拡大していくばっかり である。それなのに政府は原発を止めようとしない。誠に不思議な話である。

先日、宮城~福島に行って来た。やっぱり被災地の状況を、この目で肌で感じたかったからだ。映像を通して 見るのと、肌で感じるのとでは全く感じる濃度が違う。震災から半年が経ち、ここ大阪では既に震災への 意識が遠のいていってるようにも感じていたし、それは自分自身にも言える事だとも思っていた。僕たち 東北遠征組(大阪4バンド+有志)総勢15人の目的は、初日に仙台フライングスタジオでライブイベントを 行い、2日目に福島県南相馬市まで支援物資を届けて、その足で帰るという内容である。ようやく仙台に 到着した僕らは、フライングスタジオの店長さんに震災から現在までの状況を聞かせてもらった。その話を 聞いて、僕らは車で震災の傷跡を見て回る事にした。仙台市街は一見普通に機能している繁華街のように 映っていたが、よく見てみると街のあちこちで大規模な立て替え工事や補修工事が行われている。市街から 海の方へ近づいてみると、徐々に景色が灰色に変わってきた。原っぱには至る所にガレキが積み上げられ、 潰れた車が散乱し、家屋の一階部分が無くなっている。更に海に近づくと、そこら一帯には何も見当たらず、 あるものと言えば窓ガラスの無くなった小学校らしきものとボロボロになったガソリンスタンド、そして 道路が続いているだけだった。最初は状況が掴めなかったが、車から降りて周りを見渡してみると、そこには 家屋の基礎部分だけが残っていた。後々聞いてみると、そこは新興住宅街だったらしい。全てが津波に 流されていたのだ。僕らは絶句した。

前日のイベントも無事終了し、僕らは福島県南相馬市に向かった。目的地は福島原発から22km地点にある 託児所「KID'S CLUB」である。この託児所は各地から物資を受け入れて、国や市から支援のない在宅避難者の 方々の為に動いているチームである。道中にある何件かの大手スーパーに立ち寄り、2台の車に積めるだけの 支援物資を買い込んで、僕らの車は地面に車の腹を擦りながら南相馬に向かった。そして、車は南相馬の町に 入った。辺り一面のどかな景色が続いている。畑には農作物が実り、田んぼでは収穫前の稲穂が風になびき、 きれいな水が川を流れ、山々は緑に光っている。しかし、この一見何事もない自然豊かな風景全てが、 原発事故によって台無しにされている事実を考えていると、何とも言えぬ感情が僕を襲ってきた。仙台での 光景もショックはショックだったが、復興の為に走り回っているトラックや復興の為に動いている人達を 見て、同じ方向に向かって動き出しているというプラスのパワーを感じられる事が出来た。しかし、南相馬の 光景は、のどかな風景とは裏腹に何かドンヨリと曇ったようなグレーな感じしかしなかった。かなりの方々が 避難されている事もあって、人の数も少なく、全く活気というものを感じ取る事が出来なかった。僕らは 複雑な思いで車を走らせている。そして、目的地にようやく辿り着いた僕らは、積めるだけ積んだ支援物資を 降ろして、託児所の方から色んな話を聞いた。「国や市は細かいところまで全く目を届かせません。困って いる方はまだまだたくさんいらっしゃいます。だから私たちはここを離れる訳にはいかないのです。」 朗らかな感じで話してくれたその言葉が印象的だった。無事に物資を届けて、大阪に向かおうと車を走らせた 時、僕らはまたもや衝撃的な光景を見てしまった。黄色い柵で道路を寸断して、4、5人の警察官がマスクを して赤い棒を振っている。「何かあったんですか?」「原発20キロ地点になりますので、ここから先は 立ち入り禁止です。」僕は再び何とも言えぬ気分になって、空を見上げた。そこには灰色の雲が大空一面に 浮かんでいた。

大阪へ向かう帰り道。後部座席で目を閉じてウトウトしていた僕の頭に、20年前の記憶が蘇ってきた。 ちょうど20年前の1991年8月、僕は青森県の六ヶ所村にいた。当時ランブルフィッシュというバンドの ローディーをしていた僕は、彼等と一緒にあるイベントへ参加する為に六ヶ所村に来ていた。イベントの 名前は「NO NUKES いのちの祭り'91」である。六ヶ所村に建設予定であった「六ヶ所原発再処理工場」に 反対するという趣旨のイベントだった。建設予定地が見渡せる丘の上の原っぱにステージを組み、そこを拠点 として3日間に渡って繰り広げられるフェスティバルである。全国各地から人が集まり、テントを張り、 自炊をして、3日間を過ごすのだ。ステージでは朝から暗くなるまで反原発をテーマに音楽やトークやダンス が繰り広げられ、その周辺では大人も子供も走り回り、常にシャボン玉が宙を舞っていた。僕は酒を飲んでは ぶっ倒れ、意識は常にどこかに飛ばされてしまっていた。夜は夜で、焚き火が焚かれ、その火を見ながら、 歌を歌い、酒を酌み交わし、熱い討論が繰り返されていた。僕らもそんな空気に混じって、完全なヒッピー 気取りで一日中遊び呆けていた。そんな濃厚な3日間を過ごし、僕は何を得たのだろうか。僕の頭に残った ものは反原発ではなくて、単なる疲労だけだったのかも知れない。当時若かった僕らは原発の事よりも、 遊ぶ事の方が遥かに大事だったのだ。

偶然にもあれからちょうど20年。僕は原発の事について、ようやく考なければならない事になってしまった。 生まれてこの方、目で見て、鼻で匂い、肌で感じて、それに対して答を出してきたのだけれど、そうじゃない ところに本当の怖さが隠されていたのだ。今だに僕は、あの一見のどかな南相馬市の夕暮れの景色を忘れ られないでいる。本当に小さな事かも知れないが、一人一人の意識が変わる事で、日本は今よりもいい国に 変わるかも知れない。いや、そう信じて生きていくしかない。

「小さな事からコツコツと!」という事で、ファンダンゴ場内に募金箱を設置しております。そして毎月、 チャリティーライブ「ONE WORD FOR ONE WORLD」を開催しております(今月は10/17)。 奮ってご参加下さい。 (本文中の支援物資は、皆様から預かった義援金を物資に代えたものです。詳細はHPまで。)


*東日本大震災義援金に関して*
A)6/20,7/25に開催したチャリティーイベント
(ONE WORD FOR ONE WORLD)の入場料全額と
ファンダンゴ常設募金箱(7/27精算分)を
合計した金額 ¥ 100,035。

B)同様に、ONE WORD FOR ONE WORLDに
参加しているライブハウス"HOKAGE""ROCKETS"の
チャリティー売上金合計 ¥ 110,848。

C)有志の皆様からお預かりした支援物資。
(A,Bの現金に関しては、車に積めるだけ
現地で支援物資に代えました。)
それらを、8/30に福島県南相馬市の託児所
「KID'S CLUB」さんに支援物資を
直接届けさせていただきました。

(内訳)
水:2L×318本
米:150kg
レトルト:500食
野菜:ダンボール4箱
お菓子:ダンボール2箱
残金: ¥ 86,572
*尚、残金に関しましては、今回の支援物資直送に
あたって色々と教えていただいたSLANG/KO氏の
主催するNBC作戦本舗に支援金として
振り込ませていただきました。
まだまだ現地では、余儀なく不自由な
暮らしを強いられている方々が
たくさん居られます。
これからも御協力の程、
宜しくお願いいたします。


『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』

(文:加藤鶴一)

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