大阪のライブバー ファンダンゴ 音楽 ロック ギターのロゴ fandango pick-up live link english language link
cap gif. file link to Fandango schedule page cap gif. file link to Fandango information page cap gif. file link to Fandango links page link to fandnago GOODS page cap gif. file
cap gif. file link to Fandango pcik-up live page cap gif. file link to Fandango index page cap gif. file link to Fandango live report archives cap gif. file

バンド募集

ウルトラ募集

kyoto
『縁切り神社で全国的に有名な京都・四条にある安井金比羅宮の紅葉。
ここの境内には、悪縁を切り離したい旨が怨念のように書かれた絵馬が
無数に掛けられていて、それを読んでいると面白い半面、
嫌な気持ちになってくる。でも、風情ある神社です。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#171 歩けども、歩けども



先日、友達のバンドが京都でイベントをするというので、久しぶりに京都へ遊びに行く事に決めた。 京都行きのメンバーはもうすぐ47歳を迎える僕と平成元年生まれのフレッシュカップル2組の 計5名である。端から見れば、カップル2組のダブルデートに親父が無理矢理くっついて 来ている感じになるのだろうか。
しかし、僕は見た目こそオッサンだが、 精神年齢だけは若いので、そんな事などこれっぽっちも気にならない。 心の中では誰よりも京都行きを楽しみにしていたんだと思う。11月下旬の京都といえば 紅葉である。京都行きの前日なんて、京都の事しか考えてなかったと言っても過言ではない。 みんなでレンタサイクルを借りて、京都中を探索する事を夢見ていた。紅葉狩り、お寺巡り、 錦市場、鴨川、路地探索、夢は広がるばかりである。僕は京都の古い街並を颯爽と自転車で 駆け抜けていく自分の姿を想像しては、ニヤついたりしていた。
僕は古き良き物を大切に 守り抜いてきた京都という街の空気が大好きだ。そう言えば、昔先輩から 「加藤君は京都に住めばいいのに。ええ家紹介するで。」と言われた事もあったなあ。

京都行き当日、京都はあいにくの雨だった。あてに出来ない天気予報なんか、 僕のこの熱い想いでどうにかなると思っていたが、結局僕の念力なんて通じる訳もなく、 僕の京都は空から大量の涙を流していたのだった。
この雨ではレンタサイクルは無理だ。 夢にまで見たレンタサイクルが、木っ端微塵に消えてしまった。しかし、そんな事で ヘコタレている暇などない。僕たちは気を取り直して、僕たちの給水ポイントである コンビニの前で、まずは乾杯と決め込んだ。まずはビール片手に錦市場を歩いた。 ここはアーケードのある商店街なので、いくら雨が降っていても関係がない。 市場は活気で満ち溢れていた。その活気に心を躍らされた感じで、僕らは興奮して 美味しそうな物を片っ端から買い食いした。サバ寿司、串カツ、刺身に漬け物。 これじゃあビールもすぐに無くなるはずである。僕らは第2給水ポイントに向かい、 そこで次の目的地を決める事にした。
やっぱり紅葉でしょ。この雨の中で歩ける範囲は 決まってしまうので、手っ取り早く八坂神社から清水寺までゆっくりと歩いて行く事にした。 各自お酒を片手にワイワイガヤガヤしながら、八坂神社で紅葉を楽しみ、縁切りで 有名な神社で一服し、高台寺を通って清水寺まで向かった。どこを歩いていても観光客で 賑わっており、その賑わいが更に僕の気持ちを楽しくさせるのだった。降り続けている雨が 気にならない位に楽しかったが、ただ一つだけ気になる事があった。それは僕の靴である。 穴の空いた僕の靴底から雨水が入ってきていて、足がビチョビチョになっていたのだ。 実際、足元こそ少しだけ気持ち悪かったが、程よい酔いと京都の街並が僕からそれを 忘れさせてくれるのだった。すっかり辺りが暗くなって、もうすぐライブが始まると言うので、 僕らは第5給水ポイントに立ち寄ってから、夕闇の京都をライブハウスへと向かった。 ライブは楽しかったし、ライブハウスで飲むお酒も美味かったし、京都の知り合いにも会えたし、 今回京都に来て本当に良かった。
まだ帰りたくはなかったが、電車の時間が来たので、 楽しい思いを胸に、一行は電車に乗って大阪に向かったのだった。

電車が大阪に着いて、楽しかった旅もこれで終わりなのかと思うと急に寂しくなり、 僕はみんなに提案した。
「もう一杯だけ飲んで帰ろ!最後に乾杯してから帰ろ!」
僕の悪い癖である。もうすぐ47歳になるオッサンと半分位の歳の若きカップル2組は、 近くの立ち飲み屋で最後の乾杯をしてから帰る事になった。僕らは楽しかった京都での 出来事を話しながら、終電間近まで飲んだ。
「いやあ、楽しかった。そろそろ帰ろう。また明日元気に会おうぜ。家に帰るまでが 今日の京都ツアーやからな。気を付けて帰りや。アバヨ!」
本当に楽しかった京都ツアーは、 僕の見事なお別れの挨拶で解散となった。みんなと別れた僕は意気揚々と電車に飛び乗った。 僕の家までは電車の乗り換えが1回あるものの、ほんの30分で到着するので、 気持ち的にも余裕だった。アルコールがいい感じに回っている。 僕は上機嫌で電車のシートに腰掛けて、辺りを見渡してみた。 楽しそうに話をしているOLさん、居眠りしているサラリーマン、必死に携帯をいじっている 隣のおばさん。心なしか今日の車内はいつものようなヒリヒリした感じがなく、 誰の顔も石油ストーブのようにホッコリしたいい顔をしていた。外の景色に目を移すと、 雨上がりの夜空には奇麗な三日月が浮かんでいる。
そんな感じでキョロキョロしていたら、 あっと言う間に乗換駅に到着した。
多少酔ってはいるものの、僕はトイレを済ませてから、 確かな足取りで乗り換え電車に乗り込んだ。次は晴れてる日を選んで、 今日のメンバーで京都に行けたらいいなあ。電車のつり革をしっかり握りながら、 そう思ったとこまでは覚えているのだが、そこから先は何一つ覚えていない。
「お客さん!お客さん!ええ加減に起きて下さい!」
激しく体を揺さぶられて、僕は目を覚ました。目の前には、駅員さんが2人立っている。
「ここはどこですか?」
「終点ですよ。早く靴を履いて、車内から出て下さい。」
よっぽどビショビショになった足が気持ち悪かったのだろうか、無意識のうちに裸足になって 眠っていた事になる。
僕は「すいませんでした。」と一言だけ言って、電車を降りた。

駅を出ると、そこには真っ暗な一本道しかない。ここから家まで約30キロ。
何度も寝過ごして、この駅には何度も来ているので、到底歩いて帰れる距離でない事だけは知っている。 何度もここに来ているので、ここからの帰り方も知っている。とりあえず、僕はここから歩いて 2時間位の所にある24時間営業のハンバーガー屋を目指す事にした。
暗く、寒く、辛い夜道を、僕は懲りもせずにまた歩いている。これで最後にしたい。 そう思いながら僕は歩き続けた。もうすぐ47歳やのに・・。
そう思いながら僕は歩き続けた。 ほんまに寂しい道やなあ。そう思いながら僕は歩き続けた。一人歩いていると、 寝過ごしてしまった辛い夜の数々が脳裏に蘇ってきた。暴走族にカラまれた夜。 拾った自転車に乗っていて、警察に連れて行かれた夜。タクシーに乗ったはいいが、 お金が無い事に気づき、運転手にそれを告げた途端、電灯もない山道にで降ろされた夜。 道ばたで気を失っていた夜。いくつもの辛い夜が僕の上を通り過ぎていったなあ。
ようやくハンバーガー屋に到着して、僕はホットコーヒーを注文した。 その店の心地よい温もりを感じながら、いつの間にか眠ってしまった僕の体を、 誰かが激しく揺さぶるのを感じた。
「お客さん、起きて下さいよ!ここは寝るとこと違いますよ!」
目を覚ますと、嫌な顔をした店員さんがそそくさと立ち去っていった。 ここでもゆっくり眠らせてはくれないみたいだ。夜明けまでは、まだもう少しあったが、 僕はこの店を出る事にした。余りにも足の裏が痛かったので、靴下を脱いで見てみると、 足の裏の皮が両方ともめくれていた。それでも、僕は歩くしかないのである。 しばらく歩いていると、夜がゆっくりと明けてきた。歩けども、歩けども、
どこにもたどりつけない夜が、明けた瞬間だった。

(文:加藤鶴一)


*東日本大震災義援金に関して*
ファンダンゴ物資直送チームがファンダンゴ常設募金箱と
EASY GRIPが託してくれたチャリティーグッズの売上を
物資に代えて、 11/5〜11/6の2日間で被災地へ
届けて来ました。以下にて詳細を報告させて頂きます。
募金をして頂いた方、物資を持って来て頂いた方、
色々と協力して頂いた方、本当にありがとうございました。
今後とも、宜しくお願い致します!!

A)■募金額合計■
90,327円 (FANDNGO常設募金箱&EASY GRIPが
託してくれたチャリティー グッズの売上&
前回の東北ボランティアでの残金)

B)■物資購入費用合計■
58,281円

■残金■
A) - B)=計30,246円

*この残金に関しましては、
今回同様で次回の支援物資購入に使わせて頂きます。
以下が各地での物資の内訳になります。

【福島県南相馬・よつば保育園】
きたあかり(じゃがいも)×10kg
すくなかぼちゃ×4本
黒枝豆×3kg
ニンニク×2kg
安納芋×10kg
サトイモ×5kg
コカブ×5kg
西条柿×5kg
(上記の数字はだいたいの重さで表記しています。)
計21,000円

【宮城県気仙沼・双葉保育園】
クリスマス用オーナメント×26個
クリスタルテープ×3個
両面テープ×8個
木工用ボンド×24個
のり (3本入り)×8個
軽い紙粘土 13個
色画用紙×5冊
油性マジック8色×5セット
セロファン紙5色6枚入× 9セット
カラーテープ 15個
計18,801円

【岩手県大船渡市・大船渡中学校】
公式試合用バスケットボール×2個
計18,480円






『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』

11/4 live report 11/6 live report 11/17 live report 11/23 live report

スケジュール インフォ pick-up リンクス E-mail

Return to Top of page↑

Copyright(C) 1999-2050 Live-Bar Fandango. All rights reserved.
1-17-27 Juso-Honmachi
Yodogawa-ku
Osaka, Japan
call: 06-6308-1621
fax: 06-6301-2511
email: fandango@fandango-go.com