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SAKAI YODOGAWA
『一枚は僕の家の近所で、もう一枚は淀川の堤防沿いで。
冬の色を写真に収めようとすると、いつも物悲しく写ってしまう。
マンションの色も、川の色 も、道路の色も、空の色も。
もう今年も終わろうとしているのだ。』

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吠えろ!ファンダンゴ!!
#183 年男



年を重ねれば重ねる程、自分の年齢が分からなくなる。分からなくなるのではなくて、 忘れてしまうと言う方が正解なのかも知れない。元々僕はどうでもいい事は忘れてしまう タイプの人間なので、そうなってしまうのだろう。
「加藤さんって、いくつですか?」と今年も数えきれないぐらい聞かれた。
頭の調子がいい時は、 すぐに47歳と答える事が出来るのだが、大概の場合はそこで答えに詰まってしまう。
「え〜と、え〜と、え〜と、ちょっと待ってな。あっ、47歳や。」
5秒間程考えて、ようやく答が出る始末である。ようやく自分の歳を答えたのはいいのだが、 その自分が発した自分の歳に対して、心の中でビックリしてしまう時がある。 自分自身がそんなええ歳であった事を忘れてしまっていた時である。
先日はこんな事があった。 友達数人でワイワイ飲んでいた時、「加藤さんって、
あの先輩の一つ下ですよねえ?」と質問されて、 「そうやで。」と答えた。
すると、「そしたら今年は年男ですやん。」と返してきた。 僕は今年の正月からその時まで、そんな事に一切触れる事がなかったので、年男という言葉に 全くピンとこなくて、「ちゃう、ちゃう。まだまだやで。」と答えたのだった。
「え〜、計算おかしいですやん。」「何でやねん。まだやって。」
そんな会話を繰り返して、 その場はそれで終わった。だが、飲み会が終わった帰り道、一人で歩いていると、 何かあの年男の件が気になって気になって仕方なくなってきて、相当酔っぱらってはいたが、 もう一度じっくり考えてみる事にした。
以前にも同じような会話をした事を 思い出したのもあるが、もう一度夜道を歩きながら、自分の歳を考えてみた。
「今年は2014年やろ。俺が産まれたのが1966年。2014引く1966は、 47やんか。ほら、来年が年男やんか。それにしても、来年でもう48か。
こんな事してる場合やないな。早よ帰ろ。」
その日はそれで解決したと思い込んで、すっかり満足した気分になって、
家に辿り着くとすぐに眠ってしまった。

それからしばらく経った頃に、同窓会のお知らせが往復はがきで届いた。
僕らの高校は バリバリの男子校で、高校2年と3年はクラス替えもなく、担任の先生も一緒だった。 その時の同窓会のお知らせだった。以前にも、何度かその時の同窓会のお知らせは届いていたのだが、 今さらあの時のクラスメイトに会ってもなあという気持ちが先行して、毎回返事も返さずに やり過ごしていた記憶があった。
今回もそんな感じでやり過ごそうと思っていたが、 ビックリした事に同窓会の幹事であるあの頃のクラスメイトから、僕の携帯電話に直接メールが届いた。
「加藤君、お元気にされてますか?次回の同窓会には是非とも参加頂きたい。
同窓会用の掲示板も作ったので、是非とも御拝見下さい。色々とお忙しいとは思いますが、 同窓会の件はまた必ず返信下さい。」との内容だった。
当時は乱暴な言葉しか喋れなかった男が、 会っていなかった30年もの間に
こんな丁寧な言葉を覚えたのかと感心しつつ、 今までは往復はがきだけの誘いだったのに、今回はどこでどうやって調べたのか、 僕の携帯電話に直接メールで連絡してきたので、何か特別な事でもあったのかなあとも思ったりして、 とりあえず僕は同窓会の掲示板を見てみた。
そこには、「クラスメイトの皆様、お元気でしょうか?今年は僕ら年男の歳になります。 このせっかく機会にみんなで会って、久しぶりにあの青春時代の思い出や現在の事を 語り合えたら嬉しいです。」と書かれていた。
ここでまた、年男というキーワードが出てきた。これは何か変だと思い、 また自分の歳の事を考えてみた。そうか僕は来月の誕生日で47ではなくて 48になるのだった。僕はその時初めて、自分が年男であった事を知ったのだった。
今年は年男か。もっと早くに気付いていたら、もっと調子に乗れたかもなあ。
もう今年も終わりやんか。そんな事をぼんやりと考えながら、同窓会の掲示板を全部見た。 一番最後の欄に、「11/16 同窓会 *出席者*欠席者*返信未着者
*転移先不明者*連絡先不明者」 というリストがあった。僕の名前は返信未着者の欄に載っていた。 それを見た時、またいい加減に事を済まそうとしている自分が、何だか恥ずかしい気持ちになって、 僕は今回初めて返信用のはがきに「残念ながら、今回は仕事で出席で来ません。」とだけ 記入してポストに投函した。

あれから、何故か同窓会の事が気になって、日々更新されていく掲示板を度々見ていた。 僕の名前は既に*欠席者の欄に移動していたが、ずっと気になっていたのが*転移先不明者と *連絡先不明者である。
同窓会のメンバーには教えた事がないであろう僕の携帯のアドレスを 収集してしまう捜査能力がありながらも、未だ不明者がいるという事はどういう事だろうか。
転移先不明と連絡先不明で合計7人。死んでたら、死亡と書くだろうし、死んでないという事は どこでどんな目に遭っているのだろうか。まあ、そんな事を僕が心配しても仕方がないので、 良い方向で想像するしかあるまい。
一昨日、同窓会が一週間前に終わっている事に気付いて、 久しぶりに掲示板を覗いてみた。そこには、同窓会が無事に終了したという報告と共に、 楽しそうな同窓会の写真が何枚か貼付けてあった。卒業してから30年も経っているので、 パッと見ただけでは誰が誰だか分からないが、じっくり見ているうちにだんだん 分かってくるものである。これが田尻やな。あの頃はあんなに尖ってたのに、 普通の丸いおっさんになってるがな。笑うで。隣が平井で、確か柔道部やったなあ。 田中は相変わらずで、どっからどう見てもヤクザやないか。その手前が高見やな。 こいつはそこら辺の女子校に友達おって、色んな奴がこいつに女の子紹介してもろてたなあ。 あっ、マモルや。こいつは全く変わってないがな。ビビるわ。向こうのテーブルの 端っこがケンさんで、相変わらず目つき悪いなあ。喧嘩は一番強かったもんなあ。 ケンさんの隣が鈴本や。こいつは家が近かったからよう遊んだなあ。高3の夏休み前には 既に車乗ってて、よう皆でその車に乗って遊びに行ったなあ。 卒業前には、俺と二人でクラスのほとんどの奴の家を車で回ったなあ。 そして、ド真ん中が今井先生や。あの頃40前やったから、もう70ぐらいか。 相変わらず怖い顔してるなあ。よう殴られたし、よう生徒指導室の前に一日中立 たされたなあ。
そんなに悪い事してないのに。そんな風に思い出しながら、 一枚一枚写真を見ていると、何だか僕もその同窓会の場にみんなと一緒に居たような 気分になってきた。たった2年間の短い付き合いだったのに、よくぞここまで 覚えているものだ。
あの頃の2年は今の2年と違って、一生忘れられないぐらいの 大切なものが
ギッシリ詰まった2年間だったのだろう。
そう考えると、あの青春時代を 共に過ごした人間と会って話すという事は凄く面白い事じゃないのかと思えてきて、 無性にみんなと喋りたくなってきた。
僕は次の同窓会には何があっても絶対に出席する事を決めた。

さて、世間はもう12月である。また、こないだ始まったところだと思い込んでいた 1年が幕を閉じようとしている。
街中の木々は冬色に色づき、道路は枯れ葉で溢れ、 淀川には鴨が群れをなしている。そして、我が家ではコタツで鍋の毎日である。 僕は自分が年男だという事を知ってしまった以上、この2014年の残された 数少ない日々で、
何とか、今年は良い年だったと言って締めれるように、 全力で生きようと思う。
(文:加藤鶴一)


*東日本大震災義援金に関して*
12/8,9に、ファンダンゴ村上率いる
復興支援チームが被災地に向かう予定です。
その詳細に関しては、また改めて報告を
させていただきますので、引き続きのご支援を
宜しくお願いいたします!!



*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
0/1(水)にションベン横丁の中筋が見事に開通しました。
火災現場である中筋の線路側は更地のままですが、
176号線側はポツポツと店舗が復 活しております。
現在の細かい状況に関しては、以下のリンクにて確認下さい。
ファンダンゴでは、引き続き復興支援Tシャツの販売と並行して、
募金と署名も集めておりますので、
引き続きの御協力を宜しくお願いいたします!!


『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

『ションベン横丁復活支援Tシャツに関して』






『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』

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