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今、原付免許取得の為の勉強をしている。
原付免許を取得した暁には、 スーパーカブを手に入れる事も決めている。
このバイクは 新聞配達や郵便配達で使われているので、
毎日のようにその活躍は見ているのだが、 それとは逆に街の片隅で
置き去りにされているものを最近よく見かける。
僕が確認してるものだけでも5台はある。
乗らないのなら、譲ってくれたらいいのに。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#197 原付免許



幼少の頃から自動車免許を取るまで、実家には車も単車も無かったので、 僕は物心ついた頃からそういう乗り物に憧れているところがあった。 父親は若い頃に車を乗り回していたが、色々な罪を重ねて、免許も車も手放したという 話を親戚から聞いた事があるぐらいで、僕は両親が車どころか自転車を運転してるのも 見た事がなかった。だから、僕の家が初めて所有した乗り物は、僕の自転車だった。 小学4年生の頃、毎日のように母親の顔を見ては駄々をこねて、ようやく買ってもらった 自転車だったので、それはそれは嬉しかったのを覚えている。大きくなっても乗れるようにと、 親が気を利かせてくれて、タイヤのインチが小学生が乗るには大きめの自転車だったので、 友達連中にも一目置かれて、ヒーロー気分に浸っていたが、それも束の間で終わった。
何故なら、僕がチヤホヤされているのを恨めしく思っていた弟が、今度は僕以上に 母親に駄々をこねて、そのひと月後には色は少し違えど僕のと全く同じ自転車が 家に届いたからだった。それからは、僕に代わって弟が近所のヒーローになった。 しばらくは、そんな弟を疎ましく思っていたが、自転車にはそんな思いを 吹き飛ばす力があった。次第に打ち解けていった僕らは、それまでは頑なに 拒んでいた母親からの買い物の命令も、我先にと自転車に飛び乗っては近所の スーパーまで全力でペダルを漕いで走るようになった。
自転車に乗り出すと 行動範囲が広がるもので、それまで近所の原っぱや池で遊んでいたのが、 自転車を持っている連中と一緒に隣町やそのまた隣町まで足を伸ばして 遊ぶ事が多くなった。そんな僕らの姿が羨ましかったのか、ある日突然 父親が自分の自転車を買って帰って来て、家族全員を驚かせた事があった。 しかし、みんなの予想通りほんのちょっと乗っただけですぐに飽きて、 それからしばらくは埃を被った状態で駐輪場にはあったのだが、
気がつけばいつの間にか綺麗に消えてしまっていた。

中学生になった頃には、ほとんどの友達が自転車を持つようになっていた。 どこに行くにも自転車、何をするにも自転車、僕らにとって自転車は当たり前の 存在になっていた。そんな時、学校の帰り道の児童公園で友達数人と喋っていたら、 向こうの方から単車の爆音が聞こえて来た。パーン、パパパーン。 それが徐々にこっちに近づいて来る。
「ヤンキーや。あんまり見るなよ。」僕らは滑り台の陰に隠れて、 単車が走って来る方向を覗き見していた。パーン、パパーン。 「西田先輩や!」単車に乗ったヤンキーは、同じ中学校の西田先輩だった。 僕らは安心して、単車で走って来る西田先輩に手を振った。
「センパーイ!」「おう、久しぶりやんけ。お前ら、ちゃんと勉強しせなアカンど。ほんならな。」 西田先輩は自慢のリーゼントを風になびかせながら、その一言を発しただけで、 また爆音と共に走り去った。僕はその時、単車もカッコええなあと思った。 それからしばらく経った頃、親戚で同い年のキーヤンから連絡があった。
「鶴ちゃん、単車乗りに来えへんか?」話を聞くと、近所の山の中に単車を3台 隠していると言う。僕はあの西田先輩の風になびくリーゼントを思い出して、すぐに行く!と答えた。 自転車を2時間走らせて、ようやくキーヤンの家に着いた時はもう夜になっていた。 「キーヤン、単車どこに隠してるん?」「ハゲ山の麓の草むらや。」「その単車どないしたん?」 「先輩に貰てん。」僕らは自転車を二人乗りしてハゲ山に向かった。 ハゲ山に着くと、自転車を止めて、真っ暗な草が生い茂った道を懐中電灯の灯りだけを頼りに歩いた。 「ここや。」キーヤンが指差した方向を見ると、雨よけのダンボールが 被せられた単車が3台並んでいた。「鶴ちゃん、単車乗った事あるんか?」 「そんなん乗った事ないわ。」「そうか、ほんなら、その赤いスクーターにしよか。 それやったら、アクセルだけやから、鶴ちゃんでも乗れるわ。」
僕は心臓が破裂しそうなぐらいドキドキしていた。

二人単車を押して、何とか草むらから公道に出た。
「そこの運動場でちょっと練習してから乗ろか。」 運動場に着いたのはいいが、僕が乗る予定の赤いスクーターのエンジンがどうしてもかからない。 キーヤンはエンジンをかけるのを諦めて、僕にちょっと待つように言うと、 赤いスクーターを押して、真っ暗な草むらへと消えて行った。キーヤンはすぐに 戻って来たかと思うと、次は黄色い単車を押していた。
「このゴリラ、鶴ちゃん、運転出来るかなあ?クラッチ付いてるからなあ。 まあ、俺もすぐ乗れたし、練習したら乗れるわ。」その黄色い単車は、 変速付きのゴリラという単車だった。エンジンキーを回すと、すぐにエンジンがかかって、 ボーボボッボーと超低音の厳ついエンジン音が真っ暗な運動場に響き出した。 アクセルをちょっと回すと、ババッーンと爆竹のような音がハゲ山にこだました。 それだけで僕はビビッていたのだが、キーヤンは「鶴ちゃん~、ええ音鳴るやろ~、この単車~」と、 本当に嬉しそうな顔をして、何度もアクセルを吹かしながら、僕を見た。僕は頷くしかなかった。
「よっしゃ、走ってみよか。左手でクラッチ握って、左足のつま先をチョンと やると一速に入るから、入ったらクラッチをゆっくり戻すのと同時に、 アクセルをゆっくり回すんや。そしたら走り出すから、次はエンジンが唸ってきたら、 さっきと同じ感じでクラッチを握って・・・」
僕は最初からキーヤンが何を 言ってるのか全く理解出来てなかったが、分かったふりをして頷いていた。 まず、キーヤンが手本を見せてくれた。バーン、ババーン、バーン。 黄色いゴリラは、誰もいない運動場を砂煙を上げながら大爆音で走り出した。 その走ってる姿が本当にカッコ良くて、頭の中で自分があれを運転してる 姿を思い浮かべては興奮していた。
「よっしゃ、こんな感じや。 次、鶴ちゃん、乗ってみい。」僕は見よう見まねで、クラッチを握って、 ギアを入れて、アクセルを回してと、やってはみるものの、 すぐにエンストしてしまうのだった。
「ほんまにヘタクソやなあ。」 何十回も失敗して、やっと走り出したと思ったら、 次は二速に入れるところで転けた。「アクセル戻して、クラッチ握って、 ギア入れるだけやがな!」分かってるつもりでも、頭と体がうまく連動出来ずに、 何十回も転けた。キーヤンはイライラしてた。そんなキーヤンを見てると、 更にカラ回りして転けた。「もう、やめよ。今度スクーター手に入ったら、 乗せたるから!スクーターやったら、アホでも乗れるわ。」
僕は悔しさと恥ずかしさを胸一杯に噛み締めながら、 寂しい夜道を自転車で2時間かけて家まで帰ったのだった。

高校生になったら、大概の友達は原付免許を取りに行って、単車に乗り出した。 でも、僕はあのゴリラの事件がトラウマになっていて、単車に興味がないふりを していた。本当はみんながツーリングに出かけたりしてるのが羨ましかったのだが、 僕は意地でも原付の免許を取りに行かなかった。その反動でか、 18歳になってすぐに車の免許を取って、車も手に入れた。しかし、これも父親譲りなのか、 色々とあって30代半ばで免許も車も失ってしまった。それからは、 ずっと自転車生活である。雨の日も風の日も自転車だ。小回りは利くし、 交通ルールも緩い。片道3時間ぐらいならば遠出も出来る。頑張れば、 たくさんの荷物も積める。もう一生涯、自転車さえあれば生きていける。 もう僕の頭の中には、車や単車という概念は存在していなかった。 しかし、つい先日、地元の先輩であるラリーさんと飲んでた時、 ラリーさんがポロッと言った。「鶴ちゃん、原付の免許取りに行かへん?」 「えっ、原付ですか?」僕は一瞬自分の耳を疑ったが、 その次の瞬間単車に乗ってる自分の姿が頭にパッと浮かんで来ると、 何だか夢が広がっていくような感覚に落ち入った。僕はすぐに答えた。 「行きましょ!」そこから話は盛り上がって、買う単車まで決まった。 HONDAのゴリラではなく、スーパーカブである。スーパーカブは変速機はあるが、 クラッチがないので、僕にとってはうってつけの単車である。
もう既に、ラリーさんとはツーリングに行く約束もしている。その前に免許である。 僕らは情報を交換しながら、今必死で原付免許取得の為の猛勉強をしている。 来たる2月8日に、齢50のラリーさんと齢49の僕は、光明池運転免許試験所にて、 原付免許試験を受けに行く事が決まっている。 当日は、たくさんの高校生たちに混じって、おっさん2人が必死の形相で 試験を受けていると思うが、僕らが若人に負けるはずがない。 何故なら、僕ら二人とも夢が広がってるからだ。 この試験の結果については、次号で発表させて頂くつもりである。
(文:加藤鶴一)


※常設している東日本大震災復興募金箱寄付金に関して※
FANDANGOでは引き続きバーカウンターにて、
東日本大震災復興支援募金箱を設置してますので、
無理の無い範囲でご協力の程、宜しくお願い致します!!

*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
ションベン横丁復興支援募金と署名が6月末で打ち切りになりましたので、
FANDANGO受付の募金箱は7月1日より、
東日本大震災復興支援募金箱に戻させて頂きます。
尚、復興支援Tシャツに関しましては、
現在の在庫のみの販売となりますので、
ご希望の方はお早めにご購入頂けたらと思います。
復興支援Tシャツと復興状況に関しては、以下のリンクにて確認下さい。
引き続きの御協力を宜しくお願いいたします!!



『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売 中!!』
『十三トミータ ウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』






『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』

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