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『先月号に引き続き、僕的原付免許取得への道になります。
単車が写ってる方の写真は、筆記試験後に行われた実技講習の時のもの。
写真中央のゼッケン16番が僕である。
ファンダンゴ/村上が決死の潜入で隠し撮りした貴重な写真だ。
もう1枚の写真は、なぜか悪名高い免許ゼミナール
「サクセス光明池校」受付にて、文中のL先輩ことラリー氏と。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
199 原付免許 その3



昨年末、地元の先輩であるLさんと飲んでいた時、何故か原付免許の話で強烈に盛り上がった。 そこまでなら、飲みの席でよくある事だが、話はそこで留まらずに2人で原付免許を 取りに行く約束を交わしていた。回りの人たちは半信半疑で僕らの事を傍観していたようだが、 そのままビックリするぐらいトントン拍子に事が進んで、ついに原付試験当日を 迎えたのだった。僕とL先輩はここに来るまで、原付試験に落ちるという 人生最大の汚点を背負う事の無いように、日々血の滲むような努力をしてきた。 ネットで、図書館で借りた15年前の原付問題集で、本屋での立ち読みで、 悪名高い免許取得の為の講習所サクセスで、僕らは本試験直前まで原付試験合格の為に 頑張ってきたのだった。
僕が49歳、L先輩が50歳、人生の後半戦を戦っている2人の男の新たなる挑戦である。

光明池運転免許試験所の目の前にあるサクセスでの講義を終えた僕たちは、試験の手続きをする為に 試験所に向かっていた。もう、やる事は全てやった。思い残す事はない。 そんなどこかスッキリした気持ちで試験所に入ると、入り口に係員がいて、僕らを急かすように言った。 「車?原付?」僕が「原付です。」と答えると、「2番窓口で証紙買うて、5番窓口や!」と偉そうに言う。 その機械的な言動に僕の情熱が打ち消されないよう、僕は冷静沈着に行動しようと心に誓った。 何とか受験の為の全ての手続きを済ませて、僕らは学科試験を受ける為に、指定された教室に入った。 受験番号が書かれた席に着いて、回りを見渡してみた。 受験生は60人程いたが、その中で明らかに年長がL先輩でその次が僕だった。 あとは高校生から20歳ぐらいまでのイケイケな若者だったが、その中に一人だけ僕らと 同年代の男性が混じっているのを見つけた。僕とL先輩はその同年代かと思われる男性に 「叔父さん」というあだ名を付けて、彼をライバルに見立てる事で、自分達の試験に対する意識を煽った。 試験開始時間になると、教室に強面の教官が入って来て、試験に関する注意事項を述べ出した。 教官は油断している若者を見つけては、キツく注意する。
「おい!そこの白いセーター、寝るんやったら、今すぐ帰ってええで!」
確かに、大切な試験を目の前にして、眠るなんて、もってのほかだ。
「こら!そこの黒ジャンパー、さっきからなんべん注意したら分かるんや! 机の上には、鉛筆と消しゴム以外は置くな!」
実にそうだ。黒ジャンパーは全く教官の話を聞いていなかった。
反抗期の若者はそういう感じかも知れないが、僕みたいな中年がここで怒られては、 これまでの人生を全て否定されるようなものである。
僕は背筋を伸ばして、一言一言しっかりと教官の話に耳を傾けた。 僕の一つ前に座っているL先輩も背筋を伸ばしているのが分かった。

「それでは試験を始めます。」教官の一声で試験が始まった。試験時間は30分。 50問中45問正解で合格である。僕は世間で噂の引っ掛け問題に騙されないように、 問題をしっかりと読んで、一問一問正確にマークシートを塗りつぶした。 ただ難儀だったのは、老眼のせいであの小さなマークシートの枠が はっきり見えない事だった。
試験前の教官の説明に、マークシートは丁寧に塗りつぶすように という項目があったので、僕は問題を一問解く度に、メガネを外して、 マークシートを塗りつぶし、またメガネをかけて、次の問題を解くという 困難な作業をせざるを得なかった。そんな僕が20問目を解く前に、 一人の若者が答案用紙を教官に渡して、教室を出て行った。試験が終了した者から 教室を出れるシステムだったので、その若者は既に50問解いて、 見直しまでして、教室を後にした事になる。時計を見るとまだ試験開始から10分しか経ってない。 まだ半分も問題を解けていない僕は急に焦りだした。 それから急ピッチで問題を解いていくのだが、老眼の壁がどうしても僕の ペースを乱すのだった。ようやく40問解いて、あと10問になった頃に、 ポツポツと受験生が教室を出て行きだした。僕の真ん前で試験を受けている L先輩も既に全問解いて、見直しを始めている様子である。更に焦った僕は、 もう眼鏡を外してマークシートを塗りつぶしている時間はないと判断して、 残りの10問はボンヤリとしか見えていないマークシートを無理矢理塗りつぶした。
「残り時間5分!」と教官が大声を張り上げたところで、ようやく全問解く事が出来た。 残り時間で見直しをしようかと思ったが、L先輩が答案用紙を持って立ち上がったのを見て、 僕も立ち上がって教室を出た。原付試験を終えた僕は、 戦士が戦場を去る時の気分になって、ひっそりとした廊下を歩いたのだった。

合格発表まで30分しかないので、僕らは屋外にある喫煙所でタバコを吸って時間をつぶす事にした。
「L先輩、今日の試験は絶対合格ですよね。」
問題を解くのに時間はかかったものの、 予想を遥かに上回るほど問題が簡単だったので、僕は自信満々で言った。
「以外と簡単やったなあ。でも、油断したらアカンでえ。何が起こるか分からへんしなあ。」
L先輩が笑いながら言った。
「いやいや、完全に合格ですよ。サクセスにも行っといて良かったですね。」
更に僕がちょっと大きめの声で言うと、「鶴ちゃん、ここでサクセスの事には触れんとや。」
L先輩は僕に小声で耳打ちした。そのL先輩の様子で危険信号を察知した僕が辺りを見回してみると、 喫煙所に集っているたくさんの人たちが僕らの会話に注目してる感じがした。 そうか、ここでサクセスの話をするのは良くない。
高校生ならまだしも、僕ら中年がサクセスに頼って、原付免許を取りに来てるとは思われたくない。 実際、この試験に辿り着くまでというもの、時間を惜しんで必死に勉強してきたじゃないか。 サクセスへは、その評判の悪さを検証する為に、ネタ作りの一つとして行ったまでである。 「そろそろ教室に戻りましょか。」教室に戻ると、すぐに合格発表になった。 完全に合格する自信はあったものの、合格発表と言うものは幾つになっても緊張するもので、 僕は自分が不自然なぐらいにドキドキしているのが分かった。
「今から、合格発表を始めます!この黒板の上にある電光掲示板のね、番号が光るからね、 自分の受験番号が光ってたら合格、光ってなかったら不合格ね。 ほんで、合格の人は教室に残ってや。不合格の人は退室な。分かったな!」
教官がそれを言い終わった瞬間、すぐに電光掲示板が光った。 合格発表というぐらいだから、もっと重々しい感じだと思っていたが、 ビックリするぐらいに簡素な感じだったので、一瞬呆気にとられたが、 僕もL先輩も見事に合格していた。本当はムチャクチャ嬉しかったのだが、 僕は一応クールに装っていた。恐らくL先輩もそうだったに違いない。

合格の感動に浸ってる暇もなく、強面教官がキツい口調で指示をする。 「はい、はい、不合格者はすぐに退室!急いでや!」すると、電光掲示板に番号が無かった人たちが 次から次へと教室から出て行った。不合格者は全部で10名程だったが、その中には僕らと 唯一の同年代と思われる、僕らが「叔父さん」とあだ名をつけてライバル視していた男性も 混じっていた。他の若者がダラダラと歩きながら教室を出て行くのと違って、 叔父さんは原付試験に落ちるのに慣れているのか、落ちるのが当たり前という顔をして、 自信満々に去って行った。不合格者が全員退室したのを確認してから、教官が再び喋りだした。
「合格おめでとう!これで免許貰えると思ったら、大間違いやで! 今からね、実技講習を受けてもらうからね。講習代を用意して、10番窓口まで行って下さい! こらっ、そこの茶髪!マジメに話を聞け!聞けへんのやったら、帰ってもらうで!」
試験には合格したものの、まだまだ何かが起こりそうな予感を引きづりながら、 僕とL先輩は急いで10番窓口に向かったのだった。
(来月号に続く)   

(文:加藤鶴一)







※常設している東日本大震災復興募金箱寄付金に関して※
FANDANGOでは引き続き受付とバーカウンターにて、 東日本大震災復興支援募金箱を設置してますので、 無理の無い範囲でご協力の程、宜しくお願い致します!!



『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
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*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から約2年、2/22(月)から新店舗建設工事がスタートしました。
年内には新しいしょんべん横丁が誕生する予定です。
ファンダンゴでは、引き続き復興支援Tシャツの販売を
しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
引き続き、宜しくお願い致します。
詳細は以下リンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売 中!!』
『十三トミータ ウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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