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バンド募集

ウルトラ募集

tommytown

bycleschool
『見事二人揃って原付免許証を取得した文中の
L先輩ことラリー氏(50)と僕(49)。
この日集まった60名程の原付免許合格者の中で
明らかに年長トップ2だったが、原付免許取得の喜びを
隠す事が出来ず、他の若き原付免許合格者の通行を
妨げてまで写した記念写真である。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#200 原付免許 その4



昨年末、地元の先輩であるLさんと飲んでいた時、何故か原付免許の話で強烈に盛り上がった。 まさか、この歳になって原付免許を取る事になろうとは、夢にも思ってなかった。 49歳の僕と50歳のL先輩はひょんな事から原付免許を取得する事になった。 僕らは試験当日まで猛勉強を重ね、度重なる事件にも打ち勝ち、 何とか筆記試験に合格したのだった。僕らが高校生の頃は筆記試験にさえ 合格すれば免許が貰えたのだが、昨今はそんな簡単にいかないらしく、 僕らはこの後に原付技能講習と取得時講習を控えていたのだった。 (詳細は先月号までを参照)

「は~い、原付合格者は急いでここに並びなさい!ダラダラしてたら免許貰われへんよ。」 筆記試験合格の余韻に浸ってる暇は全くなかった。その上、ダラダラしてたら 免許が貰えないと言っている。僕とL先輩は急いで教官の前に整列した。 ただ、ヤング達は僕らみたいに酸いも甘いも経験してきた中年のように シャキッと出来る訳もなく、ダラダラと行動している。「早く並べ!」ほら、怒られた。 「はい、今からね、実技講習を始めます。その前にね、ヘルメットと膝あてとゼッケンを渡すからな!」 僕らは整列した順番にそれらを受け取った。L先輩のゼッケンが15番で僕が16番だった。 「はい、ゼッケン貰った人から移動や!あの教官に付いて行くんやで!」 僕らが実技講習所に着くと、新たに年配の教官が10数人どこからともなく現れて、バイクを並べ始めた。 「天下りの巣窟やなあ。」L先輩が胸元のゼッケンを輝かせながら、僕にだけ聞こえるように言った。 どんどん並んでいくバイクを見ながら、僕はドキドキしていた。 最後にバイクに乗ったのが、高校生の頃だったから不安で仕方なかったのだ。教官が喋りだした。
「合格おめでとう!でも安心するのはまだ早いで。今から、実技講習を始めます。 要するに、バイクに乗ってもらう訳やけど、もしこの講習中に問題を起こした人には 免許を渡されへんかも知れんからな、しっかり先生の話聞いて、講習受けてや!」 すぐに別の教官が僕らの前に立って、アクセルがどうの、ブレーキがどうの、安全確認がどうのと、 バイクを触りながらの説明を始めた。僕は35年ぶりのバイクだったので、 教官の説明を一言も聞き逃さないように心がけた。
「それでは、今からバイクに乗ってもらいますからね!」エンジンのかけ方から始まって、 アクセルやブレーキの使い方、そして安全確認、直線走行と順を追って教えてもらい、 ようやく慣れた頃にコースを周回する事になった。バイク50台がコースを 同じ方向に走ってる感じは何か妙で、僕は昔に観た暴走族の映画を思い出していた。 僕のすぐ前を走ってるのがL先輩で、僕はL先輩が高校生に紛れながらも、 白いヘルメットを被り、軍手をはめ、15番のゼッケンを背中に背負って、 必死にバイクを操っている姿が面白くて、終始笑いが止まらなかった。 周回の練習が終わって、二段階右折の練習が始まった時、隣で怒鳴り声がした。 「コラッ!ちゃんとせんかい!今すぐ帰ってもええんやぞ!」 その声の方を見ると、教官が茶髪のヤングを怒鳴っていた。 その背筋が凍るような光景を見ている時、別の教官が僕のバイクのハンドルを いきなり握って、喋りだした。 「ダンナさん、バイクに乗って楽しいのは分かりますけど、笑いすぎですよ。 気を引き締めて乗るように心がけて下さいね。」
実技講習のおさらいは全員一列になってコースを何周もするのだが、その時あきらかに 僕の後ろを走っている若造が僕のバイクを煽り続けてるが分かったが、 イキリたった若者を刺激するとエラい目に遭いそうなので、 僕はそれに気付かないふりをして、ラストランまで正確にこなしたのだった。 そして、ようやく実技講習が終わった。

残るは取得時講習のみである。僕とL先輩は最後の講習まで40分あったので、 食堂で休憩する事にした。僕は絶えきれないぐらい腹が減っていたので、 肉うどんを食べる事にしたが、L先輩は最後の講習で眠ってしまう事を恐れて コーヒーを注文した。
「実技講習怖かったですね。」
「ほんまやで。教官ボロクソ言いよんなあ。」
「でも、僕は真面目やったからか、ダンナさんって言われましたよ。」
「鶴ちゃんも言われたんや。俺もダンナさんは昔バイクに乗ってはりましたん?って聞かれたわ。」
「やっぱり、あのヤング集団の中で僕ら2人だけ浮いて見えてたんですかねえ?」
「それしか考えられへんで。」
いよいよ最後の講習が始まる時間になったので、僕らは教室に戻って、一番後ろの席を陣取った。 「これさえ終われば、念願の免許ですね!」
「怒られんようにせなな。」
しばらくして教官が入って来たかと思うと、いきなりジャブを打ってきた。
「こらっ!そこの寝てる奴、帰ってもええねんど!」
これを乗り越えたら、 免許が貰える。その一心だけで、僕は背筋を伸ばして、顎を引いて、教官の話を聞く事にした。
「おいっ!そこの緑ジャンパー、余所見するな!」
教官はちょとの怠慢も見逃さずに、 バシバシ注意をする。僕とL先輩は立派な大人として、教官に注意される訳にはいかないので、 更に気を張って教官の言葉一つ一つを聞いていた。しかし、さっき食べた肉うどんで 不覚にも満腹になってしまった僕は、教官の安全運転が何だのとという長々した話に絶えきれず、 いつの間にかウトウトしてしまっていた。その時「そこのご主人!」と言う 教官の大きな声が教室に響いた。ビクッとして顔を上げると、教官はこっちの方を見ていた。 「そこのご主人!」教官がもう一度言った。まさか僕の事だと思わなかったので、 キョロキョロしていると、隣のL先輩も僕と同様にキョロキョロしている。 そんな僕たちを見た教官は、ゆっくりとL先輩を指差して「そちらのご主人ですよ。」と言った。 「ご主人は以前免許を持ってはりましたか?」「はい。」L先輩は迷いなく答えた。 「その隣の男性の方は以前免許を持ってはりましたか?」「はい。」 僕は以前持っていた免許証失効の事実が人生の汚点だと思っていたので、 嘘をつこうかと一瞬考えたが、もしも嘘がバレたら免許証が 貰えなくなるかもしれないと思って、正直に答えたのだった。 「以前の免許は交通違反で失効されたんですか?」僕は少しうろたえながら答えた。 「はい~。色々ありまして~。」 その答に、これ以上喋られたらヤバいと思ったのか、教官は僕の喋りを遮ぎる感じで話をまとめて、 上手く講習の後半戦に話を流した。その後、教官はさっきのご主人攻撃で、 僕らの優等生ぶりに気付いたのか、事あるごとに僕らに質問を振ってきた。 その都度僕らはトンチンカンな答をするのだが、教官は何故か僕とL先輩には優しかった。 「これで最後にするからね、今から言う事をしっかりメモするようにな!」 教官はそう言って、安全運転の心得を話しだした。 「こらっ、そこ!ちゃんとメモせんかあ!」最後の最後まで教官は手を抜かない。 僕が必死でメモをしていると、教官が僕とL先輩が座っている机まで来て、 僕らにしか聞こえないぐらいの小声で言った。 「ご主人方は別にメモしなくていいですよ。本当に簡単な事ですから。」 それが免許を貰えると確実に実感した瞬間だった。

全ての講習が終わり、いよいよ免許証の配布である。教官からご主人呼ばわれした僕とL先輩は、 誰よりも早く免許配布カウンターまで行き、年長二人横並びで先頭に立った。 ヤング集団はダラダラと僕らの後ろに並んでいる。先頭に立ったからには、 誰よりも早く免許証を貰えるものだと思っていたが、そんなに甘いものじゃなかった。 「今から名前を呼んでいくので、呼ばれた人から前に来て、免許証を受け取ってや。」 次から次へとテンポよく名前を呼んでいるのだが、なかなか僕らの名前が出てこない。 一番前でシャキッと整列している僕ら二人を尻目に、ダラダラと必要以上に 靴音を鳴らしながら、次から次へと態度の悪い若造が僕らを追い抜いて免許証を貰いに行く。 もう残り数人になって、もしかしたら何かの手違いで僕らの名前が 消えてしまってるんじゃないかと不安になった時、ようやくL先輩の名前が呼ばれた。 L先輩は本当は嬉しいはずなのに、年長としての威厳を保つ為にクールな感じで 免許証を受け取った。それを見て羨ましいなあと思っていると、 ついに僕の名前がホール内に鳴り響いた。僕はその時ムチャクチャ嬉しかったが、 L先輩同様に無理矢理クールを装って免許証を受け取ったのだった。
免許証を受け取った僕らは、これまでに経験した事のないような早歩きでその場を去り、 喫煙所までの道のりを急いだ。そして、喫煙所でお互いの免許証を自慢げに見せ合った。
「嬉しいですねぇ!」
「ほんまやなあ!」
「こんなに嬉しいのん、久しぶりですわ。」
「いやいや、喜ぶのはまだ早いかもやで。次はバイク買わなな!」
僕たちは免許証取得計画を立てた時に、もしも原付免許が取れた暁には、 僕たちが憧れていたホンダのスーパーカブを買う事を約束していたのだった。 寒空の下の喫煙所は、若造を含め原付免許取得の戦いに最後まで 勝ち残った人間の吐き出すタバコの煙で充満していた。
「L先輩!俺たちの旅はまだまだ続きそうですね。」
「とりあえず、祝杯あげてから、これからの展開を考えようや。」
その後、俺たちは陽が暮れてから、 そして再び陽が昇るまで祝杯を交わしたのだった。   

(文:加藤鶴一)







*熊本地震復興支援に関して*
現在ファンダンゴ受付に
熊本地震復興支援募金箱を設置しています。
皆様からの募金に関しては、
東北同様に現地で必要とされている物資に代えて、
現地に届けさせて頂きます。
また、その詳細はまめに報告させて頂きますので、
御協力を宜しくお願い致します。



※常設している東日本大震災復興募金箱寄付金に関して※
FANDANGOでは引き続き受付とバーカウンターにて、
東日本大震災復興支援募金箱を設置してますので、
無理の無い範囲でご協力の程、宜しくお願い致します!!




『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』







*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から約2年、2/22(月)から新店舗建設工事がスタートしました。
年内には新しいしょんべん横丁が誕生する予定です。
ファンダンゴでは、引き続き復興支援Tシャツの販売を
しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
引き続き、宜しくお願い致します。
詳細は以下リンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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