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バンド募集

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『16歳の頃に親の猛反対で泣く泣く断念したバイク。
あれから33年経って、遂に僕もライダーの一員になる事が出来た。
ただ、両親にこの事実がバレると怒られそうなので、今だに内緒にしている。
歳こそ山ほど重ねてきたが、精神年齢はやはりあの頃のままである
。 写真は、愛車リトルカブ。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#201 親父の靴



高校生になった頃、仲のいい友達のほとんどが、原付免許を取りに行って、バイクに乗りはじめた。 僕もその友達の影響でバイクに乗りたかったが、どうしても父親は僕がバイクに乗る事を許さなかった。 「お前!単車だけは絶対に許せへんからな!単車乗るぐらいやったら、18歳なってから車に乗れ!」
「なんでえなあ。」
「単車は転けたら死ぬからや!」
今となったら、父親が当時僕に言ったその言葉の意味が分かるのだが、 当時の僕はただ単に父親の嫌がらせとしか思ってなかった。なので僕は、親には内緒で免許を取って、 バイクを友達の住んでる団地の駐輪所に隠しておく作戦を真剣に考えた事があったが、 それがバレた時の恐ろしさを想像するだけで、次の一歩を踏み出せないでいた。 結局、僕は父親が怖くて、バイクを諦めたのだった。 それからというもの僕は、バイクを持ちたいと思った事もなければ、バイクに乗りたいと思った事もなかった。 しかし、人生とは本当に分からないもので、つい最近僕は50歳を目の前にして原付免許を取得し、 バイクを買った。理由はひょんな事で、一つ上の先輩との飲みの席でバイクの話で盛り上がったからである。 ただそれだけの事で、僕と先輩は必死に勉強し、高校生に紛れて原付免許を取得し、バイクを買った。 僕はそうだが、先輩もバイクに対して色々な想いがあったのだろう。 お互いベロベロに酔っぱらって話した事を、僕らは実現させてしまったのだ。 バイクは、酸いも甘いも経験してきた二人の中年男性の心を動かしてしまったのだ。

原付免許を取得してすぐに、僕は友人からHONDAのリトルカブを安くで譲ってもらい、 先輩はHONDAのストリートカブを中古で買った。リトルカブもストリートカブも HONDAスーパーカブの仲間で、僕らは最初からバイクを買うのなら絶対にスーパーカブと心に決めていた。 その理由は、カッコが良い、燃費がいい、頑丈である等と色々あるが、 一番の理由は丁寧に乗れば死ぬまで乗れるからである。50歳前後の僕たちがバイクに乗れるのは、 長く見積もってもこの先20年ちょっとである。
それもあって、僕らの選択肢にはスーパーカブ以外に 無かったのだ。ついにカブを手に入れた僕だったが、いかんせんバイクに乗った事が ほとんど無かったので、最初は全く上手く走れなかった。スムーズにいかないギアチェンジ、 逆に出してしまう方向指示器、2段階右折出来ずに常に左折を繰り返す屈辱、 よく分からないガソリンスタンドのシステム、ヤンキーによる過剰な煽り、 こんな僕がバイクに乗っていて大丈夫なんだろうかと思ったりしたが、 ここ最近ようやく慣れてきた感じがしている。ただ調子に乗ってスピードを出していると、 父親が高校生の僕に口酸っぱく言い続けた「単車は転けたら死ぬからや!」という言葉が 頭をよぎる事がある。そうなのだ、何でも慣れてきた時が一番危ないのだ。

僕はバイクというものがこんなに気持ちいい乗り物だと今の今まで知らなかった。 アクセルを回して、ギアを上げていく、僕のカブはスピードを上げて、 新緑でキラキラしている街の景色を通り抜けて行く。僕は風を感じている。 風を切って走るとはこういう事だったのか。気持ちええやないか。 僕はどんどんスピードを上げる。
高校生の頃ツーリングに参加出来なかった悲しい気持ち、その頃付き合ってた彼女がバイクに跨がりながら 「何でいつまでも自転車なん?」と言った時の悔しい気持ち、あの頃感じた複雑な感情が 全て吹き飛んだような気がした。僕の頭の中では、スティーブマックウィーンの「大脱走」や ザ・フーの「さらば青春の光」やデニスホッパーの「イージーライダー」の映像が蘇っている。 僕の頭の中では、横浜銀蝿の「羯徒毘薫'狼琉(かっとびろっくんろーる)」や 尾崎豊の「15の夜」や岩崎愛の「ドライブ」が鳴り響いている。
僕はまるで映画や歌の主人公になったような気分で自慢のカブを自由自在に操っている。 もう僕は正真正銘のライダーである。あの頃バイクを乗り回していた仲間達の 「徹夜明けの一号線をフルスロットルで走ってみい、最高やで!」とか 「雨の日のマンホールはムッチャ滑るから気をつけや!」とか「夏なったら金剛山走ろうや。最高やで!」という 類いの何気ない会話が、あれから30年経ってようやく理解出来た気がする。
僕は、若い頃に憧れていたライダーにようやく成れたのである。 たとえ誰が何と言おうと、僕はライダーなのである。

先日、両親が暮らしている実家に愛車リトルカブで行ってきた。ただ、両親には僕が原付免許を取った事も、 バイクを買った事も内緒にしてるので、わざわざ実家から離れた所にある スーパーマーケットの駐輪所にバイクを停めて、そこから長い道のりを歩いて行ったのだった。 この日両親に直接会って、今自分がバイクに乗ってる事を打ち明けるつもりだったが、 昔父親にバイクの事で怒られた事がトラウマになっていたせいもあって、 両親の家の前にバイクを停める勇気が出なかったのだった。
「ただいま~」
「あんた、また自転車で来たんか?」
「う、うん。」
「自転車、マンションの下に停めたか?」
「いや、あっこのスーパーに用事あったから、そのままスーパーに停めて来たわ。」
「マンションの下に停めてもええって、こないだ言うたやんか。」
「いやあ、でも邪魔になるやろ。」
「まあ、ええわ。ご飯食べて帰り。」
僕が食卓に座ると、父親が部屋からのそっと出て来て、僕の隣に座った。 数年前から鬱病を患っている父親は、僕の顔を見て「おおっ、来とったんか。」とただ一言呟いただけで、 自分の前にある料理を一目散に食べ始めた。父親は鬱病を患ってからというもの、家から出なくなり、 一日中部屋でテレビを見てるだけで、部屋を出てくるのは一日三度の食事の時ぐらいだった。
母親はそんな父親の世話をするのが大変みたいで、父親が鬱病になってから、 ビックリするぐらいのスピードで老けたのだった。僕がバイクに乗っているという事実を 両親に打ち明けるのは、食卓に全員が座った今がチャンスだったが、 何も喋らずに黙々と下を向いて食事を口に運んでいる父親とすっかり老けてしまった母親を見ていると、 今そんな事をいちいち話しても仕方ないなと思った。食事が終わって、母親と軽く世間話をしてから、 「そろそろ帰るわ。」と母親に告げた。 「また、ご飯食べにおいでや。」と母親は言った。一応、父親にも挨拶をした。 父親はテレビから目を離さずに「自転車やろ。気いつけや。」とだけ言った。 その時「いやあ、実はバイクで来たんや。」と言おうと一瞬思ったが、やっぱり言えなかった。

実家の玄関を出た所で、母親が僕を呼び止めた。 「お父さんな、もう外へ出えへんようになったやろ。そやから、この靴、もう履けへんねんて。 あんた、この靴履けへんか?」僕は母親が手に持っている灰色の地味なウォーキングシューズを見て、 ちょっと躊躇したが、「ちょうど、そんな靴欲しかってん。」と言って、 その地味な靴をそのまま履いて帰る事にした。すっかり暗くなった帰り道。 このカブで初めての夜道だなあと思いながら、貰ったばかりの父親の靴で変速レバーを踏んでは チェンジギアを上げていく。夜景が夜風と共に僕を通り過ぎて行く。
初夏の夜にもなると、こんなにも虫が飛んで来るのかと思いながら走っている時、 今父親に僕がバイクに乗ってる事を勇気を出して告白したら、 もしかしたら父親の病気が治るかもとちょっとだけ思った

(文:加藤鶴一)







*熊本地震復興支援に関して*
ファンダンゴ物資直送チームが
2016.04/28~04/29の2日間の間で
直接熊本へ現地入りし、
募金を必要な物資に替えて届けて来ました。
以下、詳細を報告させて頂きます。

募金をして頂いた皆様や活動に協力してくれた
多数のアーティストの皆様、本当にありがとうございました!
FANDANGOでは引き続き募金箱を設置してますので、
出来る範囲でのご協力の程、宜しくお願い致します!!

A)■募金額合計■
¥ 213,578

B)■物資購入&物資送料合計■
¥ 192,373

■残金■
A) - B)= ¥ 21,198
※残金に関しましては従来通り、
熊本復興支援募金箱と合算して
次回の支援物資購入費用に
責任を持って使わせて頂きます。

□□各地での物資の内訳□□

【熊本市「大同青果センター」】
レトルトカレー×35箱
混合レトルト箱Lサイズ×10箱
菓子パン 420食
トイレットペーパー×6箱
ティッシュペーパー12P×9箱
ブルーシート(3.6m×5.4m)×180枚
毛布42枚
サバ味噌煮缶詰24個入り×74箱
もずくスープ5食入り12ケース×40箱
タマゴ粥32食×2箱
PPロープ(5m×100m)×60本×2箱
ウェットティッシュ36P×4箱

購入費合計 ¥ 35,311

【熊本市火の君文化センター】
いちご×5箱
でこぽん×5箱
ネープル×3箱

購入費合計 ¥ 21,652

【FANDANGO 受け取り分 熊本NBC作戦物資】
120cmサイズ×11箱
140cmサイズ×150箱
(飲料水・レトルト食品・除菌ティッシュ等)

送料合計 ¥ 135,410


※常設している東日本大震災復興募金箱寄付金に関して※
FANDANGOでは引き続き受付とバーカウンターにて、
東日本大震災復興支援募金箱を設置してますので、
無理の無い範囲でご協力の程、宜しくお願い致します!!




『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』







*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から約2年、2/22(月)から新店舗建設工事がスタートしました。
年内には新しいしょんべん横丁が誕生する予定です。
ファンダンゴでは、引き続き復興支援Tシャツの販売を
しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
引き続き、宜しくお願い致します。
詳細は以下リンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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