大阪のライブバー ファンダンゴ 音楽 ロック ギターのロゴ fandango pick-up live link english language link
cap gif. file link to Fandango schedule page cap gif. file link to Fandango information page cap gif. file link to Fandango links page link to fandnago GOODS page cap gif. file
cap gif. file link to Fandango pcik-up live page cap gif. file link to Fandango index page cap gif. file link to Fandango live report archives cap gif. file

バンド募集

ウルトラ募集

tommytown





29th anni
『ファンダンゴは10月20日で29歳になります。
それを記念して毎年恒例の無料ライブを
10月16日(日)に開催させて頂きます。
豪華アーティストがノーギャラでお祝いに駆けつけてくれて、
尚かつ演奏も披露してくれます。
財布に入りきらないぐらいのドリンク代を持って、
遊びに来て頂けたら嬉しいです。詳しくはフライヤーにて。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#205 29歳



この10月20日でファンダンゴは29歳になる。世間的に29歳と言えば、会社勤めにもすっかり慣れた頃で、 仕事の出来る人間はそこそこの役職に就き、そこそこの給料を貰って、早い者になれば結婚して、 家を買って、子供が居て、ついでに犬や猫まで世話しているのではなかろうか。 実際僕には会社勤めの経験が無いので、これはあくまで僕の予想であり、僕が29歳だった20年前に 会社勤めしていた友人達がそんな感じだったのでそう思ってるだけである。でも、僕の職業柄だと思うが、 僕の周りにはあんまりそんな人は見かけない。自称ミュージシャンは、バイトをしたり、彼女に食べさせて もらったりしながら、自分達にとって最高だと思える音楽を作る事に精を出し、ステージに立っては葛藤し、 酒を喰らい、そんな繰り返しで闇雲に20代を突っ走り、気がつくとすぐそこに30歳が迫っている事に気付くのだ。
29歳、人生の一つの節目である。それが大きいのか小さいのか分からないが、この節目で綺麗さっぱり割り切って、 音楽漬けの生活から足を洗う者は多い。本人からすれば非常に大きな決断かも知れないが、 結局は今までやってきた事が中途半端だったという事の証明にもなりかねない。 ただ、そこまで打ち込んできた音楽が中途半端だっただけであって、その者の人生という大きな視点からみると、 その決断は見事である。ダラダラと日々を過ごしている人間には、そんな決断が出来るはずもない。

1996年、29歳の僕は30歳を目の前にしているものの、何の決意も決断も目標もなく、 まるで家の前のドブ川の水面を、浮かんだり沈んだりを繰り返しながらゆっくりと下流に流されていく枯葉のような 、そんなギリギリの日々を送っていたような記憶しかない。こんな低収入で素行の良くない僕に 嫁いでくれるという女性が現れたので、何とか力を振り絞って結婚したのが前年の事。
結婚が決まったまでは良かったが、その直後にあの阪神大震災、そしてオウム真理教による地下鉄サリン事件、 そんなこんなで世間は明るいはずはなく、暗くてどんよりとしていた。そんな暗い影を引きずったまま年が 明けて1996年になった。結婚1年目と言えば、世間で言うところの新婚ホヤホヤであり、 どこか幸せそうな暖かい響きがするその言葉を実感出来たのは、ほんの最初の数ヶ月だけであって 、あっと気付いた時には喧嘩が絶えなくなっていた。それは結婚を同棲の延長としか考える事が出来ず、 自分勝手気ままに日々を送りたいだけの僕と、結婚にある程度の夢を抱いていた彼女の、完全な理想と現実のギャップ。
29歳、まだまだ遊び盛りである。こちらはライブハウス稼業、遊ぶのが仕事、飲むのが仕事と開き直り、 好き勝手していたので、そうなるのも今から考えれば当然の事である。家に帰れば帰ったで、 小言を言われ、それを上の空で聞いてるうちに喧嘩になり、嫌になって夜の街へ飛び出してしまう。 そんな事を繰り返してるうちに、酒の量が増え、家を空ける事が多くなり、 離婚という言葉さえ飛び交うようになった。

僕ら夫婦の共通の友人のアキが癌で亡くなったのがちょうどこの頃だった。アキとはよく遊んだ。 特に何をするでもなく、酒を飲んでは無駄話、歳が近いし家も近い。長いこと会ってなくても、 まるで昨日会ったかのように、時間の壁を越えて付き合える友人。入院したとは風の噂で聞いてはいたものの、 大した事だとは微塵も思った事がなかった。訃報を聞いたその2日前に職場に電話をくれたが、 出かけていて電話口に出れず、折り返そうかとも思ったが、携帯のない時代、病院に電話をかけるのも億劫で、 そのままアキは旅立ってしまった。アキは僕に何を伝えたかっんやろうか、最期に話せなかった後悔だけが、 今だに荷物になっている。葬儀には夫婦で参列した。今にも雨が降りそうな曇天だった。
アキには結婚を約束した女性がいて、そんな二人の悲惨な結末を思うと、何か考えさせられるものあってか、 ちょっとはましな生活をと思った。それから数ヶ月後、次はオッスが急死した。僕の地元堺で猛威を 振るっていたO-157という伝染病があって、それまでに聞いた事も無かったその病気に次々と人が倒れていた頃だ。 オッスと最後に別れたのは大阪駅で、二人酒を飲んでの帰り際「O-157なんかで死なんといてくれや!」と オッスは言い、僕は「アホか!そんなんで死ぬかいや!」とだけ返した、それが最後の会話。
オッスは大雨の中、ビニール傘を振り回しながら、人ごみの中に消えて行った。 それから一週間も経たないうちの、突然の訃報だった。オッスは誰にも看取られることなく、 あの狭いアパートで一人寂しく死んでいたという。葬儀は既に近親者だけで済ましたと聞いた。 予想もしなかったダブルパンチにいつまでも落ち込んでいる訳にはいかず、 悲しみがようやく通り越して、もうこれ以上はこんな事ないやろうと、気持ちが吹っ切れた頃、 次は僕ら夫婦がようやく授かった新しい命が流れた。その時僕は、この世の光を知る事もなく 消えてしまった儚い命に対して、悲しいのか、腹立たしいのか、悔しいのか、虚しいのか、何だか分からないまま、 10分で帰れるはずの産婦人科からの帰り道を、わざわざ遠回りして一時間も二時間もかけて、家まで帰った。 あの年は僕にとって失うものが多すぎたのだ。
1996年、今振り返ってみても、良い思い出なんてものは、 何も出てこず、どこまでも続く曇天の空、雨降りの雑踏、月も星もない暗い夜道、僕の29歳はそんなイメージでしかない。 僕の大好きだった横山やすしと渥美清が亡くなったのもこの年である。

あれから20年が経って、僕は今年末に50歳になる。夫婦生活はというと、 いつ崩れてもおかしくない積木のようであり、いつ転げ落ちてもおかしくないヤジロベエのような、 そんな夫婦生活だったが、何とか今だに続いている。その間に、離婚届には3回サインさせられた。
だが、今はあの暗黒時代の100倍円満である。雨振って地固まるとは、良く出来たことわざで、 そういう事かもしれない。家に帰らなかっただけで、まるで取調室での拷問のごとく、なじられ責められたのは、今は昔 。今となれば、ちゃんと仕事をして来いと言わんばかりに、今日は打ち上げがあって帰れないと言えば、 万歳三唱である。住めば都とも、良く出来たことわざで、今は何があっても家に帰りたくて仕方がない。
家でご飯を食べたいし、家で眠りたい。バンドもやり続ければやり続ける程に面白くなるもので、 夫婦もそれに同じで、ライブハウスもそれに同じ。十三駅前の薄暗い居酒屋で、 オッスが僕に言った言葉があった。「お前は何も考えへんで動くとこがオモロいんやさかい。 そのままでええんやないか。」オッスやアキが居なくなってから、もう20年も経つのか。 あの頃、もう明日には潰れると言われていたファンダンゴが、もうすぐ29歳になります。

(文:加藤鶴一)







*熊本地震復興支援に関して*
ファンダンゴ物資直送チームが
2016.04/28~04/29の2日間の間で
直接熊本へ現地入りし、
募金を必要な物資に替えて届けて来ました。
以下、詳細を報告させて頂きます。

募金をして頂いた皆様や活動に協力してくれた
多数のアーティストの皆様、本当にありがとうございました!
FANDANGOでは引き続き募金箱を設置してますので、
出来る範囲でのご協力の程、宜しくお願い致します!!

A)■募金額合計■
¥ 213,578

B)■物資購入&物資送料合計■
¥ 192,373

■残金■
A) - B)= ¥ 21,198
※残金に関しましては従来通り、
熊本復興支援募金箱と合算して
次回の支援物資購入費用に
責任を持って使わせて頂きます。

□□各地での物資の内訳□□

【熊本市「大同青果センター」】
レトルトカレー×35箱
混合レトルト箱Lサイズ×10箱
菓子パン 420食
トイレットペーパー×6箱
ティッシュペーパー12P×9箱
ブルーシート(3.6m×5.4m)×180枚
毛布42枚
サバ味噌煮缶詰24個入り×74箱
もずくスープ5食入り12ケース×40箱
タマゴ粥32食×2箱
PPロープ(5m×100m)×60本×2箱
ウェットティッシュ36P×4箱

購入費合計 ¥ 35,311

【熊本市火の君文化センター】
いちご×5箱
でこぽん×5箱
ネープル×3箱

購入費合計 ¥ 21,652

【FANDANGO 受け取り分 熊本NBC作戦物資】
120cmサイズ×11箱
140cmサイズ×150箱
(飲料水・レトルト食品・除菌ティッシュ等)

送料合計 ¥ 135,410


※常設している東日本大震災復興募金箱寄付金に関して※
FANDANGOでは引き続き受付とバーカウンターにて、
東日本大震災復興支援募金箱を設置してますので、
無理の無い範囲でご協力の程、宜しくお願い致します!!




『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』







*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から約2年、2/22(月)から新店舗建設工事がスタートしました。
年内には新しいしょんべん横丁が誕生する予定です。
ファンダンゴでは、引き続き復興支援Tシャツの販売を
しておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
引き続き、宜しくお願い致します。
詳細は以下リンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

9/7 live report 9/16 live report 9/22 live report 9/24 live report

スケジュール インフォ pick-up リンクス E-mail

Return to Top of page↑

Copyright(C) 1999-2050 Live-Bar Fandango. All rights reserved.
1-17-27 Juso-Honmachi
Yodogawa-ku
Osaka, Japan
call: 06-6308-1621
fax: 06-6301-2511
email: fandango@fandango-go.com