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kato
『今年も色々とお世話になりました。
振り返ってみても、楽しい思い出しか浮かんできません。
2017年は我々ファンダンゴが30歳の年になります。
まだまだ楽しませてもらいますので、
お付き合いの方を引き続きお願い致します。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#207 俺、もうすぐ50歳になるねん。笑うやろ。



俺、もうすぐ50歳になるねん。笑うやろ。 お前を初めて見たんは、小学2年生の時や。四丁目の団地に引っ越して来たんは、 アズコウに聞いて、知ってた。アズコウは俺に「あいつなあ。サカタって言う名前なんや。 だから、アホのサカタって言うて、からかったってんねん。」て、言うたんや。 当時は吉本新喜劇の坂田利夫が「アホの坂田」で売り出しとったからな。 お前は、サカタという名前に生まれただけで、虐められとったなあ。俺もお前が俺の前を歩く度に 「アホ!アホ!アホのサカタ~!」って、大声で言うたもんや。俺だけやなく、 俺の友達皆が言うてたわ。
お前、覚えてるか?学校の帰り、あの山田池から 児童グラウンドに抜ける細い道で、いつものようにお前をからかってたら、 お前は怒り心頭で、ガーガー叫びながら、大きな体を揺すって俺らを追いかけて来たん。 あの時、俺はほんまに怖くて、全速力でマーケットの方に逃げたわ。 ただ、俺らはお前がガーガー叫ぶのがほんまに面白くて、何度も何度もからかったんを覚えてるわ。 「アホー、アホー、アホのサカタ~」そんな事もあって、俺は一方的にお前の事を知っとったけど、 お前は俺の事なんか知らんかったと思うわ。だから、本当の俺とお前の出会いは、 小学6年の時に同じクラスになった時やと思う。偶然、隣の席になったん覚えてるか。 「お前、サカタって言うんやろ。」って、俺が話しかけたら、お前は 「おう、何で知ってんねん。」って言うてるみたいやねんけど、それが上手く聞き取れなくて、 何度も聞き返したな。お前がちゃんと喋られへんのに、気付いたんはその時やった。 その日、家に帰って、おかんに聞いたら、「サカタ君は言語障害や。」って、 言うとった。ただ、喋っていくうちに俺はお前の言うてる事が理解出来てきたし、 お前が面白い人間やという事も知った。 それから俺らはちょこちょこ遊ぶようになった。

中学1年の時に初めてお前の家に遊びに行った時まで、お前が一人で住んでる事知らんかったわ。 まさか、小学5年の時から一人で住んでるとは思わんもんなあ。 その事にもビックリしたけど、もっとビックリしたんは、お前の家にある大量の レコードと雑誌の数々やった。それまで日本の歌謡曲やフォークしか知らんかった俺が、 KISSとかQUEENとかDEEP PURPLEとかの横文字のレコード見たん初めてやったからな。 雑誌も俺は少年漫画しか知らんかったのに、お前の家にはミュージックライフとか 宝島とかあったもんな。それは俺が初めてロックと出会った瞬間やった。 それからというもん、毎日のように遊びに行ったなあ。 レコード聞きながら、ゴロゴロして、しょうもない話で盛り上がって。 親がおらんから注意される事もないし、何か秘密基地みたいな感じやった。 その内、噂を聞きつけた友達が一人増え二人増えして、いつの間にか完全に 溜まり場になってしもたもんなあ。煙草と酒を覚えたんもあの頃や。 ビートルズのジョンレノンが殺されたのもその頃で、俺らは更に音楽に のめり込んでいったなあ。そうや、覚えてるか?あのエロ本事件。 俺らの基地の周辺に3台のエロ本自販機があったやんか。夜中にみんなの小遣い銭を集めて、 3チームに分かれて、各エロ本自販機に各チームが気に入ったエロ本を買いに行ったやんか。 ただ、お前の家に戻って来て、買うて来たエロ本の発表会したら、 3冊が3冊とも一緒のエロ本やって、ビックリしたな。笑うたわ。 いつのまにか、俺らはそんなとこの趣味も一緒になるぐらい過ごしたっていう事なんかなあって、 そんな美談で済ましたけど、やっぱり俺は悔しかったなあ。 あれは中学卒業前の寒い夜やった。

そんな俺らの基地に出入りしてた人間も高校に進学したり就職したりで、 離ればなれになる訳やけど、それでも俺を含めて10人ぐらいは毎日のように遊んでたな。 俺、サカタ、ゲン、フジソン、ミヤモン、イーラン、ツッチャン、キッシン、コウノ、 ミネヒコ、カワサキ、他にもおったけど名前わすれてしもたわ。高校2年になる前に お前は学校辞めてしもて、駅前の果物屋で働きだしたやんか。 それでも、俺らは学校終わってから、勝手にお前の家に忍び込んで遊んどったよなあ。 給料なんぼ貰ってたか知らんけど、お前の給料日にはみんな寄って集って、 スガキヤのラーメンやら奢ってもらったもんや。毎日仕事してるのに、勝手に家に遊びに来られて、 ギャーギャー騒がれて、給料日にはたかられて、今から思ったら、 お前のプライバシーもクソも全くなかったもんな。あの頃はそれに気付く程、俺ら賢くなかったし、 それよりも楽しさの方が勝っとったからしゃあないわ。それよりも、 俺らに文句の一つも言わんと付き合ってくれてたお前は、ほんまに面倒見が良くて、 優しかってんなあ。俺らが高校卒業して、大学行ったり、就職したりでまた環境が 変わる訳やけど、それでも何かしらみんな基地に集まった来たよなあ。 そりゃ、俺らはお前の家で音楽を覚え、友達付き合いを知って、恋愛を経験して、 世間を知った訳やから、離れられへん何かがあったんやろう。 あそこは俺らの青春そのものやもんな。みんなで会社作る計画してたん覚えてるか? あのドラマ「俺たちの旅」での"何でもする会社"みたいなん。 結局は実現せえへんかったけど、俺は本気で考えたりもしてんで。

俺らの基地から一人去り、二人去りしだしたんは、大学卒業した頃からやったかなあ。 仕事に就いた奴、結婚した奴、東京行った奴、みんな自分の事が忙しなって、 いつの間にかバラバラになってしもた。俺も引越して、ファンダンゴで働き出して、 なかなか遊びに行かれへんようになったもんな。それでもたまに会うたら、 昔話に花咲かせて、ゲラゲラ笑うた。でも、いつ会うても 何かちょっと寂しそうな感じはあったなあ。そう言えば、 お前は俺ら以外にあんまり友達おらんかったもんな。何か後ろめたい気持ちもあったけど、 何をしてやれる事も出来へんで、いつの間にか全く会わんようになった。
それから何年か経って、久しぶりに電話くれたと思たら、金の無心の電話やった。 お前に頼まれたら、断られへんがな。
仕事もしてる言うてたし。それから半年ぐらい経って、また金の無心の電話があった。 よっぽど困ってるんやと思って、これで最後や言うて貸したやん。 それからちょっと経った頃、ツッチャンから電話あって 「お前、サカタに金貸してないか?」って聞いてきた。貸してるって答えたら。
「あいつ、みんなに金借りまっくてるから、気をつけろよ。」って言うてたわ。 お前は性懲りも無く、また電話かけてきたな。俺の家の近所のデニーズで俺らは話した。 お前は、基地にあった大量のレコードもCDも本も何もかも売ってしもて、 あの家も出なアカンって、煙草吸いながら、俺に言うたよな。 俺は何か無性に腹立って、お前は思い出まで売り飛ばしてしもたんか、 煙草買う金と金借りに来る時間あったら、何でも出来るやろが!って、怒鳴ってもうたわ。 それからは誰の前にも現れんようなって、ぷっつり連絡が途絶えたな。 あれは、俺らが38の歳やったわ。俺とイーランとゲンとツッチャンが 何で集まったんか忘れたけど、飯食うてる時に、お前の話題になって、 ツッチャンがお前に電話したんや。電話に出る訳ないとみんな言うてたけど、 お前はすぐに電話に出て、俺らが飯食うてたファミレスに飛んできたよなあ。 覚えてるか?お前は俺らに泣きながら謝って、昼間はスクラップ屋で早朝は 新聞の配送の仕事して頑張ってるから、借金はもうちょっと待ってくれって言うた。 俺らは金の事なんかどうでもよくて、お前が頑張って生きてるのが嬉しかったんや。

ちょうどそれから1ヶ月後やったな、お前が死んだんわ。新聞の配送中に車で単独事故起こしたんやって。 居眠り運転らしい。俺ら、お前の四十九日に、事故現場の近くの料亭でお前のお別れ会したんや。 まさか、あの頃毎日のように遊んでたみんなとの再会が、お前の四十九日になるとは思わんかったわ。 その時、イーランがぽつんと言うた。
「俺が東京で一人暮らししてる時、金を全部盗まれた事があって、その時サカタに電話したら、 すぐに10万円持って東京まで来てくれて、仕事あるから言うて、金だけ俺に渡して、 すぐに大阪帰って行きよってん。」何かそんな話が次々に出てきて、 何とも言えん気持ちになったわ。俺らはもしかしたら、 お前の為にもう少し何かしたらなアカンかったんかもな。 あれから12年経って、俺らみんな50歳や。笑うやろ。

(文:加藤鶴一)







※震災関連の復興支援に関して※
現在、ファンダンゴ受付にて「熊本地震復興支援募金箱」を、
バーカウンターにて「東日本大震災復興支援募金箱」を設置しております。
皆様からの募金に関しては、
現地で必要とされている物資に代えて、
現地に届けさせて頂きます。
また、その詳細はまめに報告させて頂きますので、
御協力を宜しくお願い致します。




『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』







*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から2年7ヶ月、10月1日に「しょんべん横丁」が
復活を果たしました。
これもひとえに、商店街の方々の努力と
ご支援頂いた皆々様の情熱の賜物です。
まだまだオープンしてない店舗もありますが、
この後続々とオープンしていくみたいなので、
是非とも新しく生まれ変わった
「しゃんべん横丁」を覗きに来て下さい。
尚、ファンダンゴには「しょんべん横丁復興支援Tシャツ」が
大量に残ってますので、十三に遊びに来た記念に
買って頂けたら嬉しいです。
詳細は以下のリンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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