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バンド募集

ウルトラ募集

tommytown






『先日、皆様から預かった熊本地震復興支援募金を持って、現地に行ってきました。
復興まではまだまだかも知れませんが、何よりも町の皆さんが
前を向いて頑張っている姿が印象的でした。
写真は、現地からの帰りしなに天草諸島に立ち寄った時のもので、
どっかのバンドのアー写のようですが、
左から僕、村上、ラリー氏(Harbor Studio/GARLICBOYS)です。
真夏のような写真ですが、実は真冬です。
[撮影/マサキ店長(なかおか珈琲)]』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#209 SURF & SNOW



冬って、こんなに寒かったっけ?ここ数日、寒波が日本列島に留まって、その猛威を振るっている。 日本各地で氷点下を記録し、日本海側では大雪の為に動けなくなった車が至る所で立ち往生してしまい 、各地で大渋滞が巻き起こっている。それでも大阪はまだましな方で、 この寒波でも雪がチラチラと落ちてきたのみで、陽が照ってさえいれば、 寒いは寒いが普通にやり過ごせる程度だ。昨日なんて、最高気温が5℃の予報であったが、 あまりにも天気が良かったので、ちょっと単車で走ろうと思い、いつもより厚着をして単車を走らせた。
走り出した頃は、空気が冷たくて気持ちが良いなんて思っていたが、 5分経ち10分経ちすると、顔が痛くなり、涙や鼻水が止まらなくなり、 体全体が凍ってしまったかのように冷たくなってきた。 赤信号で停まったが最後、あまりの寒さに単車のエンジンの振動よりも 派手に全身が震えだす始末である。
そんな僕の目の前を何台もの単車が平気な顔をして通り過ぎて行く。
その中には、若者に交じって、おじいさんやおばちゃんもいる。あんな年寄りでも、 寒い顔一つせずに平然と走ってるのに、なぜ僕だけがこんなに寒いのだろうか。 体が1.5倍に膨らむ位に厚着してるのに。この寒さの中、平然と走り去って行った爺さんや おばちゃんは何か凄い裏技を使ってるに違いない。そう思いながら、 このままじゃ事故を起こしかねないと判断した僕は、泣く泣く単車を駐輪場に戻したのだった。 念願の原付免許を取得して、念願のスーパーカブを手に入れて、初めての冬を経験した僕が、 また新たにライダーの苦悩を知った瞬間だった。

高校3年の冬、卒業が決まっていた僕は、ひょんな事から友達と二人で長野県の斑尾高原スキー場の すぐ近所のペンションでアルバイトをする事になった。それは、一緒に行く友達が、 友達伝いにスキー場のペンションがアルバイトを募集してる事を聞きつけ、 それなら僕らがという事で決まった話である。話によると、給料は凄く安いけど、 宿付き/飯付き/スキーやり放題という条件だった。
僕らはそんな条件なんてどうでも良くて、 スキー場/ペンションというキーワードだけで、即決定だった。思春期の僕らは スキー場/ペンションと聞いたら、女の子しか連想できなかったのだ。
そんな下心もそうだったが、スキーをした事がなければ、ペンションというオシャレな 響きの宿泊施設がどんなものかも知らなかったので、僕らは出発する前からワクワクしていた。 斑尾高原までは夜行バスを使った。スキー場なんてテレビでしか見た事がなかったので、 どんな所なんだろうかと想像しているうちに眠ってしまって、気がつけば現地に到着していた。
バスを降りると、一面真っ白だった。その見た事のない白さに圧倒されながら、 僕らは土産物屋が並ぶ通りを横切って、アルバイト先のペンションに向かった。
そのペンションの名前は全く覚えていないが、可愛いという言葉が本当に よく似合う小さな洋館だった。
「ごめんください~。大阪から来た加藤と辻です~。」 オシャレなドアを開けて、僕が叫んだ。すると、奥からオーナーらしき人が出てきて 「あ~、早船君の紹介の。よう来てくれたね。」と言いながら、 僕らが寝泊まりするであろう部屋に招いてくれた。

朝食を頂きながら、僕らはオーナーから仕事内容を教えてもらった。 そのペンションは30歳ぐらいのオーナーとそのお母さんの二人で切り盛りしていて、 繁忙期だけ僕らみたいなアルバイトがやって来る。
仕事は、食事の準備と後片付け、 ベッドメイキング、部屋や館内の掃除、調理の簡単な手伝いぐらいで、 ややこしい仕事はこれといって無かった。食事の調理はお母さんの担当である。
「よしっ、早速仕事してもらうで。」まずは朝食の後片付け、それが終わると 各部屋のシーツを代えと簡単な部屋の掃除、そして館内の掃除。気がつくと、 もう昼前になっていて、昼ご飯を頂く。宿泊客のほとんどは朝食が済めば、 すぐにスキー場に行って、夕方まで帰って来ないので、僕らが昼食を頂いてから 夕食の準備までは仕事がない訳である。だから、その時間を利用して、 僕らは遊ぶ事が出来るのだ。
「二人ともスキーやった事ないんか。 よしっ、俺が全部教えたる!」そう言いながら、オーナーは意気揚々とスキーの準備を始めだした。 少し休みたい気持ちだったが、鼻息の荒いオーナーにそんな事を言い出せる訳がなく。 僕ら二人はサイズが全く合わないスキーウェアとスキー板を渡された。 「二人とも、よう似合っとるわ。よっしゃ、行くで~。」スキー初心者の僕らは オーナーの後を付いて行くしかなかった。僕らの目の前には壮大な雪山がそびえ立っている。 これがスキー場か。僕はその見た事のなかった景色にちょっと感動していた。 リフトに乗る前にオーナーから簡単なコーチを受けただけで、 僕はもう滑れるような気になっていた。
「よしっ、ええ感じ。ええ感じ。そろそろリフト乗ろかあ。」リフトからの景色は最高だった。 誰もがゲレンデを自由自在に滑っている。
「加藤君、気持ちええやろう。」「はい、最高ですね。」リフトが到着したはいいが、 そこはほぼ山の頂上近くで、見た事のないような急斜面が僕の視界に映っていた。
「よしっ、ここからさっきのリフト乗り場まで降りるでえ。しっかり俺に付いて来いよ。」 「僕、こんな急斜面を滑れませんわ。」 「あほっ、お前、スキー上手くなりたいんやろ!上手くなりたいんやったら、俺の言う事を聞いとけ!」 既にオーナーの目つきが変わっていた。スキーが上手くなりたいなんて、 一言も言った覚えはなかったが、こんな山の頂上まで来てしまったのだから、 もう滑ってしまうしかなかった。勇気を振り絞って、急斜面に飛び出したはいいが、 滑れる訳もなく、転がり落ちてる感じだった。何とかリフト乗り場まで辿り着いたはいいが、 もう既に全身がボロボロになっていた。その上、オーナーからは厳しい指導が入る 。「よしっ、もう一回行こ!」僕らは再びリフトに乗せられて、頂上を目指すのだった。 それは正に苦行でしかなかった。

スキー場からようやく帰って来れたかと思うと、すぐに夕食の準備にかかり、 初日から休む暇など全く無かった。次の日も、その次の日も、オーナーのスキー特訓は続い スキーって、女の子といちゃいちゃしながら楽しむスポーツじゃなかったのか。
ペンションって、女の子と出会う為に存在するんじゃないのか。
ずっと、そう思っていたが、あのギラギラとしたオーナーの眼を見ていると、 そんな事は口が裂けても言えなかった。「よしっ、お前らもちょっとは滑れるようになったから、 明日はチャンピオンコースやなくて、クリスタルコースに挑戦しよか!」 こんな調子で、僕らが全く望んでないのにも関わらず、更に険しいコースへと 無理矢理連れて行かれるのだった。「キッツいコースから攻めた方がスキーは上手くなるんや!」 これはオーナーが口癖のように言っていた言葉である。ペンションの仕事とスキーの特訓のみで 過ごした僕らのアルバイトもようやく終わる時がきた。長いようで短かった20日だった。 僕らが斑尾を去る前日の夜、オーナーは簡単なお別れ会を開いてくれた。
「加藤君も辻君も本当に長い間ご苦労さんやったな。」「お世話になりました。」 「スキーは何とか中級ぐらいの腕前になったなあ。出来たら、毎年手伝いに来てな。」 「はいっ!」スキーが上手くなったのは嬉しかったが、女の子との出会いもなければ、 ゆっくりと雪の街を楽しみ事が出来なかった僕らは、この20日間の給料だけが頼りだった。 翌朝8時のバスに乗らなければならなかったので、お別れ会の時に給料が頂けるかと期待していたが、 その夜はそのままお開きとなった。翌朝、僕らはオーナーとお母さんに別れを告げた。
「長い間、ありがとうございました。そろそろバスの時間なんで、僕ら行きますね。」 「本当に気を付けて帰ってな。ありがとう。また来年。」オーナーはそう言ってから、 急いで厨房に戻って行った。僕らはてっきりオーナーが厨房に僕らの給料を取りに 行ってくれてると思い込んでたので、しばらく玄関で待っていたが 、給料を持って来てくれる気配がしない。バスの時間がギリギリだったので、 僕は厨房まで行って、勇気を出して言った。「あのう、給料的なものが頂けると聞いてるんですが、 どうなってますか?」オーナーは朝食の準備の手を止めて、僕に言った。
「あ~、忘れとったわ~。ごめん。これ気持ちだけやけど、持って帰ったって~。」 オーナーから手渡されたものは、野沢菜漬けが二箱だけだった。帰りのバスの中で目を閉じると、 ゲレンデで引っ切りなしに流れていた、ワムの「ラストクリスマス」とユーミンの 「恋人がサンタクロース」が、頭の中で交互に流れ出した。
僕は心の中で「もう2月やのに、クリスマスとかサンタクロースとか季節外れやねん」と思った。 僕はあれ以来スキーには行っていない。

(文:加藤鶴一)







※震災関連の復興支援に関して※
現在、ファンダンゴ受付にて「熊本地震復興支援募金箱」を、
バーカウンターにて「東日本大震災復興支援募金箱」を設置しております。
皆様からの募金に関しては、
現地で必要とされている物資に代えて、
現地に届けさせて頂きます。
また、その詳細はまめに報告させて頂きますので、
御協力を宜しくお願い致します。




『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』







*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から2年7ヶ月、10月1日に「しょんべん横丁」が
復活を果たしました。
これもひとえに、商店街の方々の努力と
ご支援頂いた皆々様の情熱の賜物です。
まだまだオープンしてない店舗もありますが、
この後続々とオープンしていくみたいなので、
是非とも新しく生まれ変わった
「しゃんべん横丁」を覗きに来て下さい。
尚、ファンダンゴには「しょんべん横丁復興支援Tシャツ」が
大量に残ってますので、十三に遊びに来た記念に
買って頂けたら嬉しいです。
詳細は以下のリンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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