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『連日、世間を賑わしている春の選抜高校野球大会も明日で終わろうとしている。
明日の決勝戦は履正社と大阪桐蔭による大阪対決になる。
写真は、小学4年生の時に所属していた「太陽子供会ソフトボールチーム」の
校区大会決勝戦での一場面。
最終回、ツーアウト満塁、点差は1点のみ、打席は僕。
ここで僕にヒットが出れば、サヨナラ勝ちで尚かつ校区大会優勝である。
チームメイトの大声援の中、僕は見事に三振してしまった。
今だに僕は高校野球の季節になると、この試合の事を思い出してしまう。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#211 1989春



難波の府立体育館で開催されている大相撲春場所、甲子園での春の選抜高校野球大会、 姫路こども園の問題、そしてファンダンゴのすぐ隣に本部がある森友学園に 関わる数々の問題。連日のニュースではこれら関西の話題で持ち切りである。 何か世間が騒がしいと思っていたら、やっぱり春がそこまで来ていた。 いつも間にか日中は暖かくなり、いつの間にか草木が芽を出し、 いつの間にか花はつぼみを膨らませ、いつの間にか春の匂いがするようになっていた。 十三駅前には、春の訪れを待っていたかのように、隣町にしかなかった ラーメン屋の名店「桐麺」と「いぶきうどん」という美味しそうなうどん屋が、 来週に連続してオープンする事になっている。 卒業、入学、入社、衣替え、出会いと分かれ、 この時期は何かと慌ただしいものである。

年号が昭和から平成に変わった頃のずいぶん古い話だが、あの何かぽっかりと心に 穴の空いたような春の事は今でも鮮明に覚えている。 僕は学校を卒業したというのに、何の職にも就かずにブラブラしていた。 持ち金が底を尽きかけたら、日払いのアルバイトに行くぐらいで、 基本的に何をしている訳でもなかった。しつこく電話で就職の事を聞いてくる母親には、 音楽関係の会社に就職が決まったと、偉そうな嘘をついていた。 卒業出来る事が決まる前に実家を出ていたから、そんなとんでもない嘘を 平気でつけたものの、直接親と顔を会わせていれば、そんな嘘はつけなかっただろう。 だから僕は、実家を出てからというもの、一度も親と会っていなかった。 就職活動、就職活動言うて、同じような地味なスーツを着て、 せかせかと必死に動きまくってる仲間たちを見て、僕は吐き気がしたのだった。 そう言うてみると、カッコいい感じがするが、実際は就職するという事に 何の夢も希望も持てなかっただけである。友達のほとんどが就職が どうのこうのと必死に動いてる時に、僕はそんな皆にあからさまに背を向けて、 麻雀やパチンコといったギャンブルに興じていたのだった。 友達のほとんどが就職を決め、早い者は卒業前から会社勤めを始めていた。 友達の何人かは、僕の事を心配してくれて、色々とアドバイスをくれるのだが、 僕はそんな友達の言葉を一切聞こうとせずに、遊び呆けていた。 その内、人と会うのが億劫になって、僕は無人島に一人だけ取り残されたような 気分で毎日を過ごすようになってしまったのだった。

4月になってすぐに母親から電話がかかってきた。「あんた、もう働きに行ってるんか?」 「うん、行ってるで。」「何ていう名前の会社や?」 「そんなん、オカンに言うても分かれへんがな。小さい会社やけど、ええ会社やから 安心しとったらええがな。」「音楽関係の仕事って、どんな事するんや?」 「やる事がありすぎて、そんなん説明でけへんわ。」「会社はどこにあるんや?」 「梅田や。」「梅田のどこや?」 「オカン、今忙しいから、またこっちから電話するわ。ほんならな。」 電話を切ったその瞬間だけ、親に対する罪悪感と自己嫌悪に押しつぶされそうになるのだが、 そんな感情はすぐにどこかへ行ってしまうのだった。金もなく、職もなく、 夢も希望もなかったが、時間だけはあった。日払いのアルバイトに行く時以外の日は、 ウイスキーのポケット瓶を片手に、一日中自転車でブラブラしたり、 一日中近所の池で釣り糸を垂らしてたり、同じような生活スタイルの友達と 一日中公園で遊んでいたりしていた。そんな一見意味のない無駄なような生活をしていても、 不思議と僕には何の不安もなく、むしろそんな生活が楽しくて仕方なかった。 ただ、親に嘘をついているという後ろめたさが心のどこかに引っかかっているのは 確かだった。恐らく母親は何度も何度も僕に電話をかけてきてたに違いない。 しかし僕は、母親が電話をかけてくるであろう夜の時間帯に鳴る電話のベルは 一切無視していたので、それが母親からのものかどうかは実際分からないが、 勘で何となく分かるのだった。ある日曜日の昼間に電話のベルが鳴った。 僕はてっきり友達からの電話だと思い、受話器を取ると、母親が電話口で喋っていた。 「あんた、今日は日曜日やから、仕事休みやろ。」「あ~、今日は休みやで。」 「今、あんたのアパートの近所まで用事で来てるねん。 せっかくやから昼ご飯でも一緒に食べよや。」僕は一瞬どうしようかと迷ったが、 久しぶりに母親の顔が見たくなって、母親と会う事にした。

僕たちは駅前のうどん屋で待ち合わせた。 「あんた、久しぶりやなあ。元気にしてるか?」「元気やで。」 「仕事は慣れたか?」「まあまあ、慣れた。」 「そうか、それは良かったなあ。あんた、お腹空いてるやろ。お母ちゃんが奢ったるから、 何でも好きなもん頼み。」「カツ丼でええわ。」 「あんた、若いねんからうどんも食べとき。」母親は店員に、僕の為のカツ丼と 鍋焼きうどんを注文して、自分にはザルそばを注文した。食事中、母親は僕の仕事の事を 根掘り葉掘り聞くのだった。僕はしどろもどろになりながらも、嘘をつき通せたつもりだった。 ようやく食事が終わり、別れ際に母親は2枚の1000円札を僕の手に無理矢理握らせながら言った。 「まあ、どんな仕事でも、あんたが頑張ってたらええねんや。これで美味しくて栄養のあるもん食べ。 ほな、またな。」母親はそれだけ言い残して、地下鉄へと続く階段をゆっくり降りて行った。 僕はそのだんだんと小さくなっていく母親の背中を見送りながら、心の中で必死に謝った。 その帰り道にポケットから2枚の1000円札を取り出して、それを両手で広げて見ながら、 嘘が完全にバレたのだと思った。それからというもの、母親は滅多に電話をかけてこなくなった。 それから半年位は相も変わらず何をする訳でもなくフラフラとしてたように思うが、 ちょうどそんな生活に飽きてきた頃に、僕はファンダンゴというライブハウスに拾ってもらったのだった。 年号が昭和から平成に変わって初めて訪れた春の一コマである。 つい先日、実家に帰ると母親はファンダンゴのTシャツを着て、洗濯物を干していた。 そんなファンダンゴは今年の秋に30周年を迎えます。

(文:加藤鶴一)







※震災関連の復興支援に関して※
現在、ファンダンゴ受付にて「熊本地震復興支援募金箱」を、
バーカウンターにて「東日本大震災復興支援募金箱」を設置しております。
皆様からの募金に関しては、
現地で必要とされている物資に代えて、
現地に届けさせて頂きます。
また、その詳細はまめに報告させて頂きますので、
御協力を宜しくお願い致します。




『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』







*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から2年7ヶ月、10月1日に「しょんべん横丁」が
復活を果たしました。
これもひとえに、商店街の方々の努力と
ご支援頂いた皆々様の情熱の賜物です。
まだまだオープンしてない店舗もありますが、
この後続々とオープンしていくみたいなので、
是非とも新しく生まれ変わった
「しゃんべん横丁」を覗きに来て下さい。
尚、ファンダンゴには「しょんべん横丁復興支援Tシャツ」が
大量に残ってますので、十三に遊びに来た記念に
買って頂けたら嬉しいです。
詳細は以下のリンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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