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バンド募集

ウルトラ募集

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『ファンダンゴのカウンター奥に飾っている60cm×60cmの巨大ジャケットは、1991年に発表された「遠藤賢司バンド/史上最長寿のロックンローラー」である。

今まで見た事のなかった大きなジャケットの中には、シングルCDが1枚と段ボールに欠かれた歌詞カード、そしてジャケット裏面に描かれている双六に使う駒等が封入されていた。 この作品からも分かるように、遠藤賢司という人間はどの型にもはめる事の出来ない面白い感性を持った人だった。 この名曲が現すように、彼は問答無用の史上最長寿のロックンローラーである。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#218 遠藤賢司という人間


僕の最も尊敬すべき先輩であり、何から何まで教えてくれた兄貴である純音楽家「遠藤賢司」が、10月25日の水曜日の早朝に亡くなったとニュースで見た。 病状の経緯は逐一と聞いてはいたものの、あの不滅の男の事だから、必ず病魔に打ち勝つと思い込んでいた。そんな矢先のニュースであった。僕が、周りの人が、エンケンさん(遠藤賢司)に何を言おうと、 自分の意志を通しはる人なので、僕はエンケンさんが病気と戦っているのを、静かに端から見ていた。あの精神力に病気が勝てる訳がないと思って、見守っていた。しかし、10月の頭にエンケンさんのマネージャーさんから、 10月19日に予定していた梅田クアトロ公演を中止にするという連絡があった。ちょっとやそっとではライブを飛ばす人では決してないので、これはよっぽどなんじゃないかなあとは思ったが、 人間長く生きていれば一度くらいはそんな事もあるわとも思った。ライブ当日に久しぶりに会えるのを非常に楽しみにしていたので、ポッカリ穴の空いたような気持ちになったが、 その決断をしたエンケンさんの悔しい気持ちを考えると、僕の気持ちなんてどうでもよくなった。それに心のどこかでまたすぐにどこかで会えると思い込んでいた。しかし、訃報はいきなり僕の耳に目に飛び込んで来た。 最初は何かの間違いだと思っていたが、色んな媒体がエンケンさんのニュースを取り上げ出して、最後にエンケンさんのHPで発表された時に事実である事を確信した。悲しくはなかった。それよりもビックリした。 エンケンさんは絶対に勝つと思っていたからだ。今まで色んな人の死に直面したが、こんな気持ちになったのは初めてである。

1992年11月13日、僕はようやく見る事の出来る遠藤賢司のステージを楽しみにしていた。彼のレコードこそ「満足できるかな」という2枚目のアルバムを持ってるだけで、 それまでステージは映像でしか見た事がなかった。それまでの僕は昔のフォークの人という認識しかしてなかったが、その日にファンダンゴでのライブが決まってからというもの、 数々の知り合いから遠藤賢司のライブは凄まじいという事を耳にした。だから、初めて見る遠藤賢司のライブが楽しみで仕方なかった。イベントタイトルが「轟音生地獄」というえげつないタイトルで、 エンケンは彼のバンドである遠藤賢司バンドでの出演であった。初めて見たエンケンバンドのステージは、僕にとって衝撃そのものだった。当時の大阪はパンクやハードコアやミクスチャーといったハードな 音楽が流行だったが、そのどれよりも刺激的だった。その衝撃のステージに完全に飲み込まれて、極度の興奮状態になってしまった僕は、ステージ以外は全く見えなくなり、周りに迷惑なぐらいの大声でエンケンに エールを送り続けたのだった。約90分あったはずのステージが僕にとっては一瞬で終わってしまい、もっともっとそのステージを見ていたかった僕は、楽屋まで走って行って、もう1曲だけ演奏して下さいと 土下座して頼み込んだ。何度も何度も頼み込んだ。でも、エンケンさんは決して首を縦には振らなかった。そりゃそうだ。ライブ中に大騒ぎしてたどこの骨かも分からない上半身裸の若造が勝手に神聖な楽屋に上がり込んで来て、 もう1曲やってくれと偉そうに言うのだ。下手したら、とんでもない事になっていたかも知れない。しかし、エンケンさんは笑いながら、もう今日は歌えないと繰り返すだけだった。その後、 僕はファンダンゴのカウンターですっかり脱力してしまっていた。その日の機材が車に詰まれ、ステージがスッカラカンになり、さっきまでの興奮が醒めかけたその瞬間である。突然エンケンがギターケースを持って戻って来て、 ギターケースからギターを取り出した。そして、僕たちスタッフだけの前で、その時はまだ発表されてなかった名曲「夢よ叫べ」を静かに力強く歌ってくれたのだった。気がつけば、涙が流れていた。 歌い終えて、ギターを仕舞ってから、エンケンは僕に「君、ここの店員さんだったのか。名前は?」と聞いてくれた。僕は「はい。加藤といいます。」と答えた。帰り際、機材車の窓を開けて「カトちゃん、またね〜。」 と言いながら、笑顔で手を振ってくれた。ちょうど25年前の話である。

それからというもの、事あるごとにファンダンゴに来てもらった。毎回毎回、リハーサル開始から本番終了までは、空気が張り詰めていた。それもそのはず、一切妥協なしのステージである。 エンケン曰く「いつも一生懸命」なのである。それが僕の心を、人の心を打つのである。だから、自分のライブの邪魔をする者には、いつも牙を剥いて襲いかかっていた。ただ、その一生懸命なステージが終わると、 打って変わって楽しい人だった。ライブ終演後には、よっぽどの事がない限り、打ち上げに連れて行ってもらった。よく呑み、よく食べ、よく喋る人だった。音楽の話、映画の話、本の話、女の子の話、歴史の話、 どんな分野の引き出しも多い人なので、色んな事を教えてもらった。僕が「来月東京に行くんですよ。」と言うと、わざわざエンケンさんの説明付きの東京のガイドブックを送って来てくれたり。「再来月でファンダンゴが 何周年になるんですよ。」と言うと、わざわざ祝福の手紙を送って来てくれたり。相談事も真剣に聞いてくれ、本気で答えてくれるし、僕が弱気になっていると力づけてくれ、天狗になっていると喝を入れてくれる。 本当に優しくて、心遣いがきめ細やかな人だった。それは、日々を自分に厳しく一生懸命に生きているからこそ、他人の気持ちが分かるのだろうと勝手に思っていた。

最後にエンケンさんと会ったのは、昨年の2月21日だった。それは、遠藤賢司と遠藤ミチロウとのカップリングツアーのファンダンゴ公演だった。当日は二人の名演も然る事ながら、たくさんのお客さんに来て頂き、 僕自身もしっかり仕事が出来たと思える、完璧なイベントになった。その日の打ち上げで、エンケンさんが僕に「カトちゃんはいくつになったの?」と聞いた。僕は「今年50歳になります。もう出会ってから25年ですよ。」 と答えた。エンケンさんは「あの上半身裸の若造が、いつの間にか50歳か。ここまでよく頑張ったね。これからも頼むよ。」と言ってくれた。その後、エンケンさんはお腹が空いたと言って、 大盛り焼き飯を本当に美味しそうにペロリと平らげた。別れ際、エンケンさんは車の窓から手を振りながら「カトちゃん!また頼むよ〜。」と大声で叫んでくれた。病気になったと風の噂で聞いたのは、 それから間もなくの事だった。その時、僕はエンケンさんが病気みたいなものに負ける訳がないと思った。そう今でも思っている。

誰かの為に音楽を作ったり演奏したりするのではなく、自分の為に音楽を作り演奏する人。 それが言音一致の純音楽家「遠藤賢司」という人間である。
(文:加藤鶴一)







※震災関連の復興支援に関して※
現在、ファンダンゴ受付にて
「九州北部豪雨災害・復興支援募金箱」を、
バーカウンターにて
「東日本大震災復興支援募金箱」
を設置しております。

11/13(月)&11/14(火)の二日間、東北沿岸部をまわり、保育園や支援施設に募金を必要なものに替えて直接届けてきます。 出来る範囲で構いませんので、ご協力の程、宜しくお願い致します。

『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』




*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から2年7ヶ月、10月1日に「しょんべん横丁」が
復活を果たしました。
これもひとえに、商店街の方々の努力と
ご支援頂いた皆々様の情熱の賜物です。
まだまだオープンしてない店舗もありますが、
この後続々とオープンしていくみたいなので、
是非とも新しく生まれ変わった
「しゃんべん横丁」を覗きに来て下さい。
尚、ファンダンゴには「しょんべん横丁復興支援Tシャツ」が
大量に残ってますので、十三に遊びに来た記念に
買って頂けたら嬉しいです。
詳細は以下のリンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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