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バンド募集

ウルトラ募集







『写真はガーリックボーイズのラリー先輩と僕。ラリーさんも僕も泉北ニュータウン出身で、 3年程前に僕らが育った泉北を一緒に歩いた時のものである。僕らの心の中には、あの賑やかだった 泉北ニュータウンの思い出がいつまでも残っているのだ。その証拠に僕らが泉北の話を始めると話が尽きない。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
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吠えろ!ファンダンゴ!!
#330 泉北ニュータウン


大阪府堺市の南端に泉北ニュータウンと呼ばれる地域がある。僕が小学校入学から20歳まで暮らした町である。この町は元々は陸の孤島と言われたぐらいに交通の便が悪かったのだが、そんな人が住むのも難しかった丘陵地帯に大阪府が山を削って新しい町を作ったのである。僕が生まれた1966年からその開発が始まり、その5年後にようやく電車が通って、そのタイミングで僕の家族は泉北ニュータウンに引越しして来た。僕が小学校入学の年なので、1972年の事である。それまでは南河内の長屋住まいだったので、引越しのトラックに乗って、最初にこの町に着いた時はまるで別世界に来たかのようなその綺麗な町並みにビックリしたのを今でも覚えている。ある区画にはまるでマッチ箱のような綺麗な団地が連なり、別の区画にはちょっっと優雅な一戸建てが立ち並び、市場ではなくマーケットと呼ばれる商店街があり、大きなグラウンドや公園があり、道幅の広い交通道路はもちろんのこと、それとは別に赤道と呼ばれる歩行者専用道路が町中に張り巡らされ、僕は幼心にアメリカの映画に出てくるオモチャみたいな町だなあと思った。正にニュータウンという言葉そのままの新しい町で、僕は多感な青春時代を過ごした。

先日、押し入れを掃除してたら一本のカセットテープが出て来た。そのカセットテープにはバンド名も番組名も何も書かれてなくて、ただ鉛筆で17とだけ書かれていた。17って何やったっけ?必死に過去を振り返ってはみたものの、何のカセットテープかさっぱり思い出せない。そのまま捨ててしまおうかとも思ったが、大切なカセットテープかも知れないので、とりあえずは一度聞いてみる事にした。A面を最後まで巻き戻して、再生ボタンを押してみた。しばらく音が鳴らなかったので、ストップボタンを押そうとした瞬間に、何か話し声のような音が流れ出した。うまく聞き取れないので、ボリュームを上げてみた。何と、そこから流れていたのは、僕を含む友達数人との会話だった。スピーカーから聞こえてくる若かりし頃の会話は、その日に身の回りでで起きた笑い話、バイト先の嫌いな先輩の話、好きな女の子の話とどれも取り留めの無い会話ではあるが、僕はだんだんその会話に引き込まれていくのだった。A面が終わって、B面が始まっても、会話は途切れる事を知らない。僕の頭の中には、あの頃の町の様子や匂いや友達の顔が次々に蘇っていた。その時だった。みんなの笑い声が響く中、急にドアが開く音がした。そしてその次の瞬間に女の子の声が飛び出した。「ごめん、遅くなって。バイクがパンクしたから歩いて来てん。」当時僕が好きだったA子ちゃんの声だった。その声を聞いた瞬間、僕はドキッとした。そこでまた一気にあの頃の思い出が生々しく蘇って来たのだった。本当に可愛い声で喋り続ける彼女に、僕が過剰に相づちを返しているのが、恥ずかしいぐらいにはっきり分かる。それ程に僕は彼女に惚れていたのだった。あれは高校3年の冬になる頃の事であった。僕らの溜まり場であった団地の一室で、いつもの仲間が集まった時に、何気なくラジオカセットの録音ボタンを誰かが押したのであった。そのカセットテープに鉛筆で書かれていた17とは、きっと当時の僕らの年齢なのだと思う。

あれから35年が経った今になって、こんな実況録音テープを再び僕が聞く事になるとは夢にも思わなかった。当時の僕らは高校3年生であり、人生の一つの転機を迎えていた。何気ないその会話からも、将来に対しての不安が読み取れる。あれからも学校を卒業するまで頻繁に遊んでいたが、卒業と同時に僕らの溜まり場からは一人減り二人減りして、そのうち誰もいなくなった。僕もその例外ではなく、徐々にニュータウン以外の友達と遊ぶようになり、A子ちゃんともいつの間にか会わなくなってしまった。それでも、ずっと彼女の事が気になっていた。だが、どうしても僕は彼女に連絡を出来なかった。それは当時の僕にそんな勇気がなかっただけであり、それは今だに後悔している。だからと言えばなんだが、今現在の僕の心の中でも、あの17歳の彼女の姿や声がそのままの形で心に残っているのである。僕はそのカセットテープでうっかり彼女の声を聞いてしまって、急に故郷である泉北ニュータウンが懐かしくなり、先日バイクに乗って泉北ニュータウンに向かったのだった。A子ちゃんと初めてデートした公園、僕らの溜まり場だった団地、通っていた中学校、マーケット、駅前広場。あの頃の思い出が徐々に蘇ってきて、最後には胸がはち切れそうなぐらいに心臓がドキドキしていた。A子ちゃんは今どこで何をしてるのだろうか?

その時に見た僕の故郷は、賑やかだったあの頃の面影はすっかり消え失せて、町全体が静まり返っていた。あれえだけ輝いて見えた団地群はまるで廃墟のように見え、一戸建ての住宅街は空き家が目立ち、子供達でひしめきあっていた公園には人っ子一人おらず、マーケットはいつの間にかシャッター街になっていた。あの頃の活気はどこへ行ってしまったのだろうか。それは、かつて僕らが毎日のように集まっていたあの団地の溜まり場から一人減り二人減りして、最後には誰も居なくなったのと同じじゃないかと思った。静まり返った僕の故郷には、ただ金木犀の香りが漂っているだけだった。

実はあれから一度だけA子ちゃんに会った事がある。25歳ぐらいの時だった。ミナミを一人で歩いていると向かいからあのA子ちゃんが歩いて来たのである。あの頃の思いを引きずっていた僕は、勇気を振り絞って声をかけたのだった。僕らは喫茶店で昔話に花を咲かせて、また会う約束をした。喫茶店を出て、一緒に駅まで向かうその道中で、僕は調子に乗ってタバコを吸って歩いていた。そして、更に調子に乗って、そのタバコをポイ捨てした。それを見たA子ちゃんがいきなり僕に注意した。「カッコ悪い事せんときいや。誰が掃除するんよ。早よ、拾い!」僕はその言葉にビックリして、謝りながら急いでタバコの吸い殻を拾った。そんな僕を見て、A子ちゃんはクスクスと笑っていた。あのカセットテープから聞こえてきたA子ちゃんの笑い声を聞いた時に、その事を思い出したのだった。お互い色々あって、それからA子ちゃんと会う事はなかったが、僕はあれから一度もタバコのポイ捨てをしていない。
(文:加藤鶴一)









『10/1(月)から発売の「ファンダンゴ31周年記念グッズ」。 今年はTシャツ、トレーナー、ステッカーと、シンプルな品揃えになっております。 色んな意味を込めて、今回のデザイナーには、毎月のマンスリースケジュールの表紙を描いてくれているタクノユウ画伯、 毎回破天荒なステージで僕らを驚愕させるクリトリック・リス画伯、いつも何かと僕らをサポートしてくれている酒匂なおこ画伯という3人の奇才を迎えました。 どの商品も最高の出来になってますので、自分のご褒美、ご家族へのお土産、結婚式の引き出物等にご利用頂けたら嬉しいです。 尚、売り切れ御免ですので、早めのご購入をお勧めします。』





ファンダンゴでは引き続き西日本豪雨災害への復興募金箱の設置をさせて頂いております!





お預かりした募金は被災した宇和島の吉田中学校、及び土砂災害で被害を受けたみかん農家に復興支援として届けてきます。 まだまだ現地での活動・支援を続けて行きますので、出来る範囲でご協力の程、宜しくお願い致します。


『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』




*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から2年7ヶ月、10月1日に「しょんべん横丁」が
復活を果たしました。
これもひとえに、商店街の方々の努力と
ご支援頂いた皆々様の情熱の賜物です。
まだまだオープンしてない店舗もありますが、
この後続々とオープンしていくみたいなので、
是非とも新しく生まれ変わった
「しゃんべん横丁」を覗きに来て下さい。
尚、ファンダンゴには「しょんべん横丁復興支援Tシャツ」が
大量に残ってますので、十三に遊びに来た記念に
買って頂けたら嬉しいです。
詳細は以下のリンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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