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バンド募集

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『その文字や絵の一つ一つがファンダンゴの歴史を物語っている楽屋の落書き。 これはそのごく一部で、隣の洋室や廊下に至るまでぎっしりと埋め尽くされている。 それにしても、改めて写真で見てみると、本当に汚いなあ。でも、思い出が詰まり過ぎて、どうしても消す事が出来ない。』

※ファンダンゴでは、各日のチケットの電話予約・E-mail予約を
受け付けています。お気軽にお問合せ下さい


吠えろ!ファンダンゴ!!
#216 深夜の楽屋で


もう8月30日か。大阪はまだまだ暑いのに、8月が終わると、まるで夏が終わったかのような錯覚に落ち入る。こんな気分になるのは、 確実に僕が学生だった頃の夏休みが8月31日で終わったからであろう。例えば、楽しい事と辛い事があるとしたら、僕みたいな人間は必ず楽な方を優先して、 辛い事は後回しにしてしまう。だから、小学校時代のこの時期は全く手をつけていない夏休みの宿題をどう消化するかを、毎年のように悩んでいたのを今だに思い出す。 あまりにもそれが苦しかったので、人には言えないような悪どい手もたくさん使った。それもまた昔の苦い夏の思い出である。ただ、小学校時代にあまりにも苦しんだせいかどうかは分からないが、 中学校と高校の時に夏休みの宿題があったのか無かったのかを、いくら考えても思い出せない。もしかしたら、中学生にもなると宿題なんか無かったのかもしれないが、 全く思い出せないというのは実に不思議な話である。まだまだ暑いとは言っても、9月になればすぐに岸和田の地車祭りが今年も開催される訳で、僕は岸和田の地車祭りが終わったら夏が終わるという感覚である。 昨年はキャンプ、バーベキュー、ツーリング、海、山、旅と夏の間を本当に遊んだ僕が、今年の夏はまだレジャー的な事をほとんど何もしていないのに今しがた気付いた。 ただ、この夏の外泊という観点からみると、ファンダンゴの楽屋には最低でも週に2日は泊まっている。時には一人寂しくしっぽりと、時には大勢でワイワイガヤガヤと、時には少人数で真面目な話を、 笑いあり、涙あり、喧嘩もあり、出会いもあればもあれば別れもあり、この夏も楽屋では数々の人間ドラマが繰り広げられた。考えようによってそれは、その辺に転がっているレジャーよりも、 中身の濃いものだったのかも知れない。そんなふうにでも考えなければ、今年の僕の夏は無かった事になってしまう。

今でこそ、駐車場が24時間営業になったので、いつ何時でも楽屋に入れるのだが、10年程前までは駐車場が深夜2時までの営業だったので、楽屋に泊まる事が出来なかった。 駐車場の営業が終わってから、駐車場に一歩でも立ち入ると、すぐにセコムが飛んでくるからだ。当時、どうしても家に帰れない時は、ファンダンゴのホールやステージに段ボールを敷いて、 その上に寝袋をセットして寝たものである。今となれば楽しい思い出だが、酒や汗や埃にまみれた終演後のホールなので、全く眠った気がしなかった。冬なんかは底冷えがひどいので、暖房をつけて寝たとしても、 寒さで目を覚ましてしまうぐらいであった。あの頃に比べたら、今は畳の上で眠れるので、天国のようである。ファンダンゴに出演された方はご存知だと思うが、ファンダンゴの楽屋に入ったら、 応接間、和室、洋室の3部屋が並んであり、その奥に、物置、トイレ、流し台、冷蔵庫と続き、その更に奥には今は壊れてしまって使えない簡易浴槽がある。言うなれば、洋風の文化住宅みたいな感じであり、 それもそのはずでファンダンゴが出来る前には住居として使用されていた事もあるらしい。その証拠に、現在は楽屋として使っていない応接間には、昭和40年代のテレビや炊飯器やトロフィーや当時の新聞に 包まれた食器や思い出のアルバム等が今だに生々しく残っている。こんな楽屋を幽霊が出るだとか、不気味だとか、何か怖いだとか言う人もいるが、僕はファンダンゴの楽屋が好きである。昭和レトロな感じが 僕にはとても心地良く、静まり返った深夜の楽屋に一人で居ても全く怖さを感じた事がない。むしろ一人自由な時間を楽しめる唯一の場所であり時間である。まずは、和室の畳の上に寝袋を何枚も重ねて、 贅沢な羽毛布団に包まれた気持ちでゆっくりと横になる。そして、自宅では電気代がもったいないからと制限される空調もここでは使い放題なので、自分の好きな温度に設定する。それから、漫画や雑誌を読んだりして、 眠たくなった時に自分のタイミングで寝る。まさに自由なのである。そんな大らかな気持ちになっていると、いつもは騒々しく聞こえる隣のビルのホストの掛け合いやスナックから漏れているへたくそなカラオケさえも 子守唄のように感じるものである。

9月からファンダンゴは30周年に入る。ファンダンゴが30周年なら、ファンダンゴの楽屋も30周年である。先日、深夜に一人で楽屋に描かれている数々の落書きを一つ一つ見ていたら、 色々な思い出がまるで昨日の事のように蘇ってきた。その時は何も考えずに書きなぐったであろう落書きの一つ一つが、もはや今となってはファンダンゴの歴史を物語っているのだった。 そのほとんどがバンド名だが、他には時事ネタ、友達に宛てた文章、漫画、そしてやっぱりエロ系の下品なやつもある。この30年の間、ファンダンゴと関わりを持ったあんなバンドにこんなバンド。 その中には現役バリバリで活動しているバンドもあれば、もうとっくに無くなってしまったバンドもある。その一つ一つがファンダンゴで生きていた当時の状況を思い出させてくれるのだ。 もはやファンダンゴの楽屋は、単なる楽屋ではなく、僕にとってはファンダンゴの博物館である。博物館とは言え、過去の産物ではなく、未だ現在進行形であり、これから先の歴史も続々と刻んでいく、 本当に貴重な博物館なのである。

その大量な落書きの中に、僕はすっかり忘れてしまっていたのだが、僕にとって本当に大切なものを見つける事が出来た。もう20年も前の事になるだろうか。その当時、暇さえあれば一緒に遊んでいたバンドマンがいた。 僕らは出会ってすぐに意気投合し、ライブハウスとバンドマンという関係を通り越して、公私ともに何でも相談出来る仲だった。ある時、彼から相談を受けた。「俺、バンド辞めようと思ってんねん。」 「何でや。」「将来の事もあるし、色々と悩んでるんや。」「将来って何やねん。しょうもない事言うなや。」「しょうもない事あるかい。俺は真剣に考えとんねん。」「それがしょうもないって言うとんじゃい。」 その次の瞬間、僕らは掴み合いになり、そして殴り合いになった。そして別れ際にこんな会話を交わして別れた。「しょうもない人間は全て辞めてしまえ。ボケ。」「うるさいわい。ライブハウスか何か知らんけど、 お前は一生こんなしょうもないとこでダラダラ生きとけ。」それ以来、彼とは会っていない。風の噂では、東京に行って、チンピラみたいな事をしてると聞いたけど、それもずいぶん前の話で、 今生きてるのかも死んでるかも知らない。ただ僕は今だにライブハウスでダラダラと生きている。僕は、ひっそりと静まり返った深夜の楽屋で、そんな彼がやっていたバンドの名前を見つけたのだった。
(文:加藤鶴一)







※震災関連の復興支援に関して※
現在、ファンダンゴ受付にて
「九州北部豪雨災害・復興支援募金箱」を、
バーカウンターにて
「東日本大震災復興支援募金箱」
を設置しております。

皆様からの募金に関しては、
現地で必要とされている物資に代えて、
直接届けさせて頂きます。
その詳細はまめに報告させて頂きますので、
御協力を宜しくお願い致します。


【ご報告】
ファンダンゴの店頭に設置していた
「九州北部豪雨災害・復興支援募金箱」の合計金額
¥11,000
を、朝倉市に入り復興に尽力している
幡ヶ谷再生大学[復興再生部]
のゆかりさんに現地でお渡しさせて頂きました。
募金して頂いた皆様、アーティストの皆様、
ご協力有難うございました!
2017.8/21 福岡県・朝倉市にて

『NBC作戦本舗』
『南相馬の託児所「KID'S CLUB」』
『ONE WORD FOR ONE WORLD』
『東北ライブハウス大作戦』
『夢ママ(岩手県大船渡長沢仮設代表)』




*十三駅前ションベン横丁復興支援に関して*
大火災から2年7ヶ月、10月1日に「しょんべん横丁」が
復活を果たしました。
これもひとえに、商店街の方々の努力と
ご支援頂いた皆々様の情熱の賜物です。
まだまだオープンしてない店舗もありますが、
この後続々とオープンしていくみたいなので、
是非とも新しく生まれ変わった
「しゃんべん横丁」を覗きに来て下さい。
尚、ファンダンゴには「しょんべん横丁復興支援Tシャツ」が
大量に残ってますので、十三に遊びに来た記念に
買って頂けたら嬉しいです。
詳細は以下のリンクから。

『十三駅前ションベン横丁復興支援Tシャツ販売中!!』
『十三トミータウン(ションベン横丁)復興の進捗状況』

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